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建設中の豊洲新市場(手前)。その背後にセレブな高級タワーマンションがそびえる=東京都江東区
豊洲マンション“暴落危機” 風評被害が直撃 資産価値3割減とも…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160917/dms1609171530006-n1.htm
2016.09.17 夕刊フジ
土壌汚染に欠陥建築、空洞にたまった謎の水−。東京・築地(中央区)から移転が予定されていた豊洲新市場(江東区)の疑惑は底なしの様相だ。計画した都と関係者の責任はどの程度で済むのか、想像するだけで寒気がしてくるが、問題は新市場に限らない。豊洲と言えば、超高級タワーマンション(タワマン)が立ち並ぶセレブな湾岸エリアとして知られる。その高級物件が、風評被害で暴落危機に直面しているのだ。
「オリンピックが来て、豊洲の市場ができて人であふれる。イメージのよさと資産価値を考えて30年のローンを組んだのに、いまの話題と言えば市場の土壌汚染と空洞の水。こんな問題が起きるとは思ってもみなかった」
こう話すのは、都内の会計事務所に勤務する40代の男性コンサルタントだ。4年前、豊洲にある三十数階建てタワマンの中層階(3LDK、約80平方メートル)を約7000万円で購入、妻と娘の家族3人で暮らしている。
「この問題が起きてから、うちのマンションの資産価値が落ちやしないか、気が気でないですね」と不安を隠さない。
都の小池百合子知事(64)が、「安全性の懸念」「不透明な費用の増加」「情報公開不足」を問題視し、11月7日の移転を延期したのが8月末。以後、使い勝手の悪さに「盛り土」問題、地下空間の謎の水たまりなど不可解な事実が次々と発覚。どこまで疑惑が広がっていくのか、先が見えない状況が続いている。
資産価値が下がるのでは…。先の男性の不安ももっともなことだが、夕刊フジで「マンション業界の秘密」を連載する住宅ジャーナリストの榊淳司氏は「残念ながら、その可能性は十分あるでしょうね」と指摘。豊洲エリアのマンションは暴落しかねないと予測する。
「豊洲のなかでも地下鉄豊洲駅から歩いて比較的遠いエリアは大きな影響を受けそうです。マンション名は伏せますが、すでに竣工した、あるデベロッパーの大規模タワマンは、『オリンピックが来る』『豊洲市場がオープンする』をうたい文句に人気を集め、1坪260万円から270万円、なかには坪300万円で売られた部屋もあったほどです」
上層階はもちろん、セレブ御用達の億ションだ。
「私としては、その2つの好材料を除くと、最寄り駅から近いとは言えないので、坪150万円程度かな、と。過大評価されているとみてました」(榊氏)
分譲価格を押し上げた要因の1つ、その豊洲新市場にゴタゴタが続いている。
「かなりのマイナス要因ですね。白紙にならなくても土壌汚染問題に注目が集まってしまったことで、これから(豊洲エリアの物件に)風評被害が出てくるでしょう。実は、豊洲のタワマンでは、中国人の利益確定売りの動きが起きています。先の大規模タワマンでも、中国人の富裕層が円安のときに“爆買い”で購入しているため、円高のいまのうちに売り払っておこうという現象が目立っている。風評被害と利益確定売りで、あの大規模タワマンは早晩、坪200万円程度まで下がるとみています」(同)
坪単価が300万円から200万円に下がった場合、資産価値は約3割の目減り。7000万円の物件なら約5000万円に急落することになる。
都内の仲介不動業者の見立ても厳しい。
「豊洲は湾岸エリアの好立地としてブランド化しましたが、短期間でできあがったブランドは風評に弱い。買う側としても、湾岸がいいなら、隣接する晴海(中央区)や勝どき(同)などほかで探せばいいわけです。新築、中古とも価格の下落は避けられないでしょう」
ずさん過ぎる計画で、周辺マンションの資産価値まで下げそうな豊洲新市場。問題多き施設の移転を推進してきた都の“罪”は大きい。
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