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米株の大幅下落
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52841215.html
2016年09月10日 在野のアナリスト
最近、驚くような話がいくつも政府から語られます。扶養控除の廃止もそうですが、東電の福島原発の廃炉費用に関して、新電力会社にも負担させ、国民に電力料金として転嫁しよう、というのです。当初の廃炉計画、廃炉費用の見積もりが甘かった、ということと同時に、凍土壁など上手くいきそうもない事業にばんばん予算をつぎこんでいる。廃炉にむけた新しい機器の開発なども、上手くいっているのか、いないのか。そんな情報すら開示されていないのに、国民にむけて金だけだせ、という。しかも、原発がイヤで新電力会社に移ったのに、原発の費用負担をしろ、と迫られては、国民は原発から逃げようがありません。この問題が深刻なのは、そのうち使用済み燃料の保管費用がかかるから…、ガラス固化体にした高レベル廃棄物を地層処分するのにお金が足りないから…、などと言って、電気料金に上乗せされるかもしれません。結局、経産省が無能で、無計画で、無駄なことをする分を国民が負担させられている、という構図が永遠につづくのかもしれません。
昨晩、米国株が大幅下落しました。ハト派とみられていたローゼングレン・ボストン連銀総裁のタカ派発言もあり、利上げを意識した、ともされますが、FEDWatchもFF金利先物も9月利上げ確率は高まっていない。株式市場と国債市場が、まったく異なる反応を示したことは、8月の雇用統計後にも株式市場と為替市場でもおきましたが、最近は市場ごとに異なる立場をとるケースが目立ちます。そうなると、必ずどこかの市場が『間違えている』ことにもなる。それが修正される段階において、不測の事態がおこることも予想できます。
しかしECB理事会で、ECBは期限をくぎって緩和策を打っているため、その先延ばしするのでは? とみられていましたが現状維持だった。代わって今行っている政策について検証する、という。日銀も総括的検証をする、というように、ここに来て異例で異常な金融政策をつづけることに対して、懐疑的な見方が広がってきた。つまりもう市場が期待するような、資金流入の拡大は期待できないのでは? という連想につながり、株式市場は弱含んでいます。しかし実需の取引も多い為替、また金融機関の需要がある国債、においては資金流入が細る、といっても影響が軽微ですむ。利上げという実際の金利差の問題と、それによって市場への資金流入が細る問題と、別けて考えなければいけないようです。
問題は日銀です。榊原経団連会長までもが「マイナス金利は効果がでていない」と言い出す始末。日銀委員がマイナス金利には副作用がある、と認める発言をするのも、布石を打っているようにしか見えません。イールドカーブのフラット化を解消する方向で動くのでは? との観測記事も流れましたが、どちらも金利上昇局面入りを示唆し、市場には警戒感が広がった。しかし日本の場合、円安に動いているように別の形の緩和を期待する、といった思惑があります。ただ金利を上昇させた上で、別の形で資金を市場へ流すことをすれば、不測の事態を生じるかもしれない。日銀の思惑通りの動きを市場がしなかったときは、より深刻な事態を招きかねないのでしょう。そのとき、株式と国債は日銀が買い支える、為替市場は財務省にお願いする、それが昼の安倍、黒田会談とみるとすっきりするのかもしれません。
最近、安倍ノミクス、黒田バズーカを横書きし、縦に並べて書いてあるのをみて気づいたことがあります。一文字ずつたて読みするとアク、ベロ、ノダ、ミバ、クズー、スカ。何とも悪い言葉が多いのです。後ろから二文字目を抜くと、それぞれ安倍ノミス、黒田バカになることは知られていますし、安倍ノミクスを逆から読むと『竦みのベア』、弱気相場を示すともされています。しかしこのたて読みの真ん中の四文字、ノダ、ミバはそれほど悪い言葉ともいえないでしょう。ただ、これをアナグラムにするとバダノミ、場頼みとなる。安倍政権も黒田日銀も、今や市場に神頼みするレベルで、上手く言って欲しいと考えているのでしょう。そんな無能、無計画で、無駄なことをする分を国民が負担させられるのだとしたら、国民もいい加減、こうした手法の愚かさに気づくべきなのでしょうね。
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