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日本経済の成長エンジン"失速" 元安と関税厳格化「爆買い」縮小
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/cat228/2016/09/04/post-1070.html
サンデー毎日 2016年9月 4日号
昨年、流行語大賞を取るまでに定着した「爆買い」ブームが急速にしぼんでいる。
爆買いとは、主に中国人観光客が日本で多額の買い物をすることを指すが、春先にブレーキがかかり、戻る気配がない。百貨店の免税品売り上げは減る一方だ。今年4月に前年同期比マイナス9%の約180億円に落ち込むと、5月は同16%、6月、7月も同20%と減少幅がどんどん拡大している。訪日中国人1人当たりの買い物額も、ピークをつけた昨年の18万円台から、今年は15万円台にまで下落している(観光庁調べ)。
爆買いが変調をきたしたのは、中国政府が昨年8月に輸出を刺激するために行った人民元の切り下げだ。以降、1元=20円から1元=15円前後まで「元安・円高」が進んだ。さらにダメ押しとなったのは、中国政府が4月に行った関税検査の厳格化と増税だ。
中国社会に詳しいチャイナウオッチャーの北村豊氏はこう解説する。
「爆買いには『代理購入』という転売目的の人もかなりいた。ところが、関税審査を厳しくしたことや化粧品や腕時計などの高級品が10%増税されたことがインターネットや口コミですぐに広がり、ブームを一気に冷え込ませた」
インターネットには、「帰国した空港で12時間も税関に拘束された」「きちんと申告しないと『密輸になる』と脅された」「携帯電話のメッセージまでチェックされた」などの書き込みもあったという。
日本を訪れる外国人観光客は昨年が1974万人。今年は2000万人を超える見込みだ。市場規模は年間4兆円に迫り、今や「日本経済の成長エンジン」(米系大手証券)と化している。訪日中国人が約500万人に達し、13億人という中国の大きさからすると、まだ増える余地はある。
ただし、爆買い縮小の背景に中国政府が一枚かんでいるとなると話は別。「政冷経熱」の言葉はあるものの、爆買い復活には日中友好が絶対条件だが......。
(谷口健)
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