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お金とダイエットのおいしい関係
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2016/8/19 NIKKEI STYLE
初めまして。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。私は独身時代にマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始めました。IT(情報技術)企業、不動産会社を経て、現在はお金の情報をお伝えする仕事をしていますが、実は大学時代は食品栄養学科で学んでいました。一応、管理栄養士の資格も持っています。
管理栄養士の資格を取得するための大学で4年間かけて学んだポイントの一つは「これさえ食べていれば大丈夫、という食事はない」ということでした。食生活を改善するために欠かせないこの考え方は、今の仕事をしながら振り返ると、家計を良くするための話とかなり共通するところがあると感じています。
お金の話となると難しそう、めんどくさそうと感じがちですが、食事の話に例えると、うんと親しみやすくなるのではないかというのが本連載の狙いです。少しでもお金の話を身近に感じていただける情報をお伝えできるようがんばります。
■節約と減量は似ている
現代人の悩みで多いのは「食べられなくて悩む」というより、「減量したいのに食べてしまう」というものです。体重を減らしたいと願っていても、ついつい食べ過ぎてしまったと反省する人は多いのではないでしょうか。接待やイベントなど、お付き合いの関係で食べなければならないこともあります。
こんな時、翌日以降に摂取カロリーを抑えて調整することを心掛けているという人がいます。実際、この方法である程度持ち直すことができるのです。お金についても同じ。仮に一時的に使いすぎてしまったとしても、そこからリカバーすることができます。
食事と同様、お金についてもやむを得ずたくさん使わなければならない季節や時期があります。総務省の「家計調査」の消費支出を月別に見てください(グラフ)。お金がかかる月とあまりかからない月があることがわかりますよね。
例えば、年越しの準備をする12月や新生活の準備をする3月は消費支出が多く、2月、6月、9月などは比較的消費が少なくなっています。
家計をしっかりと引き締めてやりくりしようと考えると、月々の収支に気持ちがとらわれがちになります。黒字が多く出た月は安心できますが、黒字が少なかったり赤字になったりする月があると落ち込んでしまうこともあるでしょう。
■長期的な視点で家計をチェック
でも、収支を月々だけで見るのではなく、数カ月単位、年単位で考えて問題がないかどうかチェックする視点を持つと、家計や貯蓄計画に向き合うことが息苦しくなくなります。
この考え方は月々や年間の家計だけでなく、人生の貯蓄タイミングを計る上でも活用できます。例えば独身時代や夫婦のみの時期、子どもに教育費がかからなくなってから定年退職までの時期は、人生における「ため時」といわれています。
逆に子どもが誕生したばかりのころや子どもが大学に通う時期などは、育児や教育にかかるお金の負担が大きくなり、所得が高い家庭であっても貯蓄が難しくなりがちです。
貯蓄上手だった家庭ほど、教育費がかさみ貯蓄ができなくなった時にプレッシャーを感じる傾向にあります。でも、「人生にはため時とためるのが難しい時がある」ということがわかっていれば、難しい時期に心配しすぎることなく、ためやすい時期にリカバーするという長期戦略を立てることが可能になります。
貯蓄をがんばる時期、寛容にとらえてもいい時期のメリハリをつけて取り組むと精神的な負担も軽減するでしょう。
いつでもお金の使い方の「最適解」を目指すのではなく、自分を甘やかせてもいい時期と引き締めなければいけない時期を区別することで、長く心地よいお金との付き合い方を目指していきたいですね。
風呂内 亜矢(ふろうち・あや) 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。著書に『その節約はキケンです―お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか―(祥伝社)』『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版、9月刊行予定)』などがある。管理栄養士の資格も持つ。公式サイトhttp://www.furouchi.com/
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