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団塊世代の親が郊外に建てたお墓が、子どもの負担になるケースも
「墓じまい」から「仏壇じまい」まで! 知っておきたいプロセスと費用〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00000082-sasahi-life
dot. 8月13日(土)7時0分配信
最近よく耳にする「墓じまい」や「改葬」という言葉。実際にやってみようとなると、苦労が多いようです。週刊朝日ムック『はじめての遺言・葬式・お墓』(朝日新聞出版)で紹介した、改葬の手順と費用を特別に公開します。監修は葬祭カウンセラーの二村祐輔さんです。
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故郷に先祖代々のお墓があるものの、遠くてお墓参りがなかなかできないという人は多いでしょう。お墓を継承する人が今後いなくなるという理由から、そのお墓をなくしたい、移転したいと考える人もいると思います。
そんなときにはいわゆる「墓じまい」や「改葬」という方法があります。これには、さまざまな手続きが必要になります。用意しなければならない書類も多いので、余裕をもって計画を立てましょう。
お墓を移す改装のプロセスは下記の通りです。改葬するには公的な許可が必要で、現在の墓地の管理者から「埋葬証明書」を発行してもらう必要があります。
寺院墓地の場合、お寺の住職に依頼することになりますが、その際、檀家を離れる費用として「離檀料」を請求される場合があります。
金額は寺院によって異なりますが、なかには過去300年間、その家の仏事の面倒を見てきた費用として300万円を請求されたケースもあるようです。
檀家の支えで成り立っているお寺にとって、檀家を失うことは大きな痛手になります。基本的に改葬は自由に行えるもので、拒否される理由はありませんが、すんなり了承してハンコを押してくれるケースばかりとは限りません。
話をスムーズに進めるためには、これまで管理や供養を続けてもらったことへの感謝の気持ちを、さまざまな形で伝えることが大切です。あらかじめできる範囲のお礼を渡すといった心づかいも大事でしょう。
それでも難航が予想される場合は、行政書士や司法書士などの有資格者に間に入ってもらい、第三者の立場で交渉してもらうとスムーズに進む可能性があります。
墓じまいや改葬をする場合、これまでのお墓を整理して管理者に返すための費用が必要です。
たとえば、墓地から遺骨を取り出すための石材店などへの支払い、墓地を更地に戻す費用(1平方メートルにつき10万〜12万円)、閉眼法要のお布施(3万〜5万円)など。これらの金額は墓地の形態やお墓の規模、埋葬方法などによって変わります。
このほか、事務手続きの費用や供物、仏具などの準備費、交通費などの経費もかかります。後から慌てないですむよう、確かめておきましょう。(取材・文/塩田真美)
■知っておきたい「仏壇じまい」の方法
お墓とともに扱いに困るのが実家の仏檀。これまで祭祀されたものだけに粗大ごみにするわけにもいきません。中に複数の位牌などがあれば、先祖一同として一つの位牌にまとめて勧請(移し替え)することも可能です。仏壇の本体そのものは「お焚き上げ」などでお寺が処分してくれるのであれば委託します(お布施は必要)。最近では引き取った後に供養して処分する整理業者もあります。
【改葬のプロセス】
※『親の葬儀と手続き・相続・法要のすべてがわかる本』(二村祐輔・中村麻美著/ナツメ社)をもとに作成
(1)新しいお墓を用意し、「受け入れ証明」を取得する
(2)現在のお墓がある自治体の役所から「改葬許可申請書」を取り寄せる
(3)現在のお墓の管理者から、「埋葬証明書」を発行してもらう
(4)(3)の証明を付けた「改葬許可申請書」を現在お墓のある役所に「受け入れ証明」とともに提出。「改葬許可証」を発行してもらう
(5)現在のお墓から遺骨を取り出す
(6)墓石を撤去(移送)し、墓地は原状回復して管理者に返却する
(7)新しいお墓の管理者に「改葬許可証」を提出し、納骨する
※週刊朝日ムック『はじめての遺言・葬式・お墓』より
日本葬祭アカデミー教務研究室代表・葬祭カウンセラー 二村祐輔さん
ふたむら・ゆうすけ/葬儀コンサルティング、講演活動などを展開。テレビでも活躍。葬儀社に約18年間勤務し、2000件以上の葬儀にかかわる。『60歳からのエンディングノート入門 わたしの葬儀・法要・相続』(東京堂出版)など著書多数
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