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豊洲新市場は11月7日開場(C)日刊ゲンダイ
脆弱すぎるアクセス…豊洲市場は雪が降ったら辿りつけず
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186801
2016年7月31日 日刊ゲンダイ
総事業費5800億円もの血税がムダになりかねない「築地市場移転」問題。移転先の豊洲新市場では「床が抜ける」「マグロを切るスペースがない」と問題が続出しているが、さらに根本的な欠陥がある。交通アクセスが極めて貧弱で、雪が降ったり、台風が通過すれば都民の台所を預かる流通網が寸断してしまうのだ。
築地市場へのアクセス手段は豊富だ。最寄りの都営大江戸線・築地市場駅に加え、東京メトロ日比谷線・築地駅からは徒歩5、6分。JR新橋駅からは徒歩15分だし、都営バスに乗れば6分で到着する。買い出しは楽チンだ。
晴海通りと新大橋通りの交差点に位置し、幹線道路につながる道が網の目状に張り巡らされている。都心のあらゆる繁華街に車で配送するのにも便利だ。
ところが、豊洲付近には、ゆりかもめの市場前駅があるだけ。災害に弱いゆりかもめが止まれば、電車で訪れるのは不可能になる。都心から車で訪れるには、晴海通り一本に頼るしかない。雪が降れば、築地を通り過ぎてから凍結しやすい「橋梁」を3本通らなければ豊洲に着かない。ちょっとした台風が来ても、豊洲にたどり着くのは困難だろう。
■晴海通りが渋滞したら…
さらに、渋滞が起きやすい環境でもある。豊洲に車で向かうと、市場の北側に位置する「水産仲卸売場棟」(仲卸棟)と南側に立つ「水産卸売場棟」(卸売棟)の間を走る315号を必ず通る。晴海通りから市場に向かう車と首都高豊洲出口から市場に向かう車とが、315号とで合流して、大渋滞を起こす恐れがある。常に物流ストップと隣り合わせの交通環境なのだ。
築地の仲卸で働く中澤誠氏(東京中央市場労組執行委員長)は言う。
「都心に向かう晴海通りが渋滞すると、急な配送に対応できなくなってしまいます。特に東京の西側に位置する三鷹や練馬などに品物が届くのは、午後になってしまうでしょう。飲食店を営むお客さんは、ランチに間に合わない。電車でのアクセスにも問題がある。JRに比べると、ゆりかもめは始発時間が1時間ほど遅いのです。仕込みすら間に合わずランチをあきらめるかもしれない」
築地―豊洲間をつなぐ環状2号は年末、暫定的に開通予定で、築地市場を更地にする必要もない。新知事は少なくとも、11月7日の開場を延期し開通を待つべきだ。
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