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(回答先: 英のEU離脱で最悪の痛みはこれから、米クレジット市場は備え必要 ロンドン不動産冷込む 米リセッション確率50%に上昇 投稿者 軽毛 日時 2016 年 6 月 28 日 16:22:04)
EU離脱派が約束の「ボーナス」ふいに−銀行株急落で英政府財政直撃
Richard Partington
2016年6月28日 15:47 JST
英政府が保有するRBS株とロイズ株の評価は約1兆円減少
• RBSとロイズの株価は2営業日で29%以上下落
英国の欧州連合(EU)離脱派の主な約束の1つは国内政策への予算配分拡大だった。しかし、国民投票で離脱が決まると、英政府が保有する銀行株の評価が大幅に減少し、英財政に直接の打撃を与えている。
ブルームバーグの集計データによれば、英政府が保有するロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)とロイズ・バンキング・グループの株式の評価は離脱決定以来これまでに約78億ポンド(約1兆600億円)減少した。
離脱推進派はEU分担金の支払いがなくなるため、国民健康保険制度(NHS)などの国内施策により多くの資金を振り向けられると主張していた。しかし過去2営業日にRBS株は30%、ロイズ株も29%それぞれ値下がりして政府持ち分の評価も損なわれた。S&Pグローバル・レーティングは27日、英国の格付けを2段階引き下げ、「外部の資金調達環境が著しく悪化するリスク」に言及した。
2010年以降、英政府は過去に救済した銀行の保有株の売却や破綻した金融機関の貸出債権の処分を通じて約750億ポンドを回収した。現在73%保有するRBSの株式は20年3月までに売却して約250億ポンドを調達する計画で、現在9.2%保有するロイズについては、来年3月までの完全な再民営化を図る。
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iTrFo_EN3j9E/v2/-1x-1.png
アナリストらは27日に一斉に英銀の投資判断と利益見通しを下方修正した。英銀はEU離脱決定前でさえ、収益性拡大に苦戦を強いられていたが、リセッション(景気後退)や英利下げの観測浮上でその課題はさらに困難になりそうだ。
RBS株は27日に173.4ペンスで終了。ロイズ株は51.15ペンスだった。インベステックのアナリスト、イアン・ゴードン氏によると、株価が英政府保有株の損益分岐点(RBS株は407ペンス、ロイズ株は73.6ペンス)を相当下回る水準にあるため、早期売却の可能性は極めて低いという。
原題:Britain’s Promised Brexit Bonus Goes Flat on Bank Stake Collapse(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-28/O9GVQ26K50XS01
さよならロンドン、こんにちは東京−不動産ファンドが逃避先模索へ
Pooja Thakur
2016年6月28日 15:21 JST
ロンドンは英国民が欧州連合(EU)離脱を選んだことで、不動産市場の安全な逃避先という地位を失ったかもしれない。安定を提供できるアジアの不動産市場にとっては朗報だ。
供給過剰と高価格という逆風に見舞われるシンガポールや香港、オーストラリアの不動産に、安全な資産を求める資金が流入する可能性があると、商業用不動産サービスを手掛けるCBREグループが指摘した。
CBREのアジア太平洋調査責任者、ヘンリー・チン氏はインタビューで、「資金は安全な場所、安定を提供できる国を探し求めるだろう。成熟した先進市場が再び魅力的にみえるだろう」と話した。
日本も恩恵を受けるかもしれない。世界は日本を安全な逃避先と認識していると、米総合不動産JLLの日本法人の赤城威志リサーチ事業部長は指摘。このため、欧州への投資を考えていたアジアの資金は日本に向かうだろうと述べた。不透明感が欧州で展開し世界の市場に広がる中で、日本は相対的に重要な市場と見なされるだろうと説明した。
供給過剰のロンドン中心部が下げを主導し、世界の商業用不動産価格は向こう1年で10%下がる可能性があると、ブラックロックはリポートで見積もっている。
原題:London’s Loss Is Asia’s Gain as Property Funds Seek Safe Havens(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-28/O9GWIS6KLVRK01
中国、人民元政策転換も−英EU離脱ショックで圧迫強まれば
Bloomberg News
2016年6月28日 15:06 JST
ドル高は資本流出リスクを高める
28日の人民元は対ドルで上昇
英国の欧州連合(EU)離脱が中国の人民元政策をひっくり返しつつある。
英国民の選択に伴う衝撃が続く中で、中国はユーロ安と欧州経済をめぐる不確実性拡大に対応。ドル高は資本流出リスクを高めており、今年の大半で中国が講じてきた戦略から距離を置くことを強いられている。中国人民銀行(中央銀行)はこれまで対ドルでの元高を限定する一方、輸出支援を狙い主要取引相手国・地域の通貨に対する元安を誘導してきた。
三菱東京UFJ銀行(中国)の李劉陽マーケットアナリスト(上海在勤)は、「人民元のファンダメンタルズは下落を示唆しているが、英EU離脱に伴う圧迫がさらに強まれば、政策の方向に関して人民銀に課題を突き付ける公算が大きい。市場需給に役割を委ね、元安を加速させるか、相場安定を優先させるか、どちらにするかということだ」と述べた。
人民元は上海時間28日午前11時4分(日本時間午後0時4分)現在、0.2%高の1ドル=6.6485元。
原題:Yuan Pressures Intensify as Brexit Deals Blow to PBOC Policy (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-28/O9GVI16K50XZ01
中国中銀:人民元は通貨バスケットに対し引き続き安定−英離脱選択後
Bloomberg News
2016年6月28日 16:00 JST
中国人民銀行(中央銀行)は28日、人民元の通貨バスケットに対する相場は引き続き安定しており、中国当局は現行の元相場形成メカニズムを堅持していくと表明した。
人民銀はソーシャルメディアに掲載した声明で、英国民が欧州連合(EU)離脱を選択した後、人民元はドルに対し弱含んでいるが、人民元に対する市場の期待は依然として安定していると指摘した。
中国の李克強首相は同日、英国民投票を受け世界市場が動揺した後も国内金融・資本市場の安定性を確保するため取り組むと表明。李首相は世界経済フォーラム(WEF)が天津で開いている夏季ダボス会議で、資本市場における劇的な変動を中国当局が容認することもないとも語った。
原題:PBOC Says Yuan Stable Against Currency Basket After Brexit (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-28/O9GXPY6JIJUQ01
ポンド、離脱選択後で初の上昇−質への逃避一服
Narayanan Somasundaram、Chikako Mogi
2016年6月28日 15:52 JST
円相場は、市場を注視するとの日本の当局者の発言で下落
高利回り資産への投資意欲回復が外為市場にも広がる
28日の外国為替市場で、ポンドは英国の欧州連合(EU)離脱選択後で初の上昇。高利回り資産への投資意欲回復が外為市場にも広がり、安全資産のドルや円に対する需要が後退した。
ポンドはG10通貨の半数に対して上昇。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は離脱選択後で初めて低下。円相場は、市場を注視するとの日本の当局者発言が相次いだことでG10通貨の大半に対して下落している。
ロンドン時間午前7時4分(日本時間午後3時4分)現在、ポンドは0.5%高の1ポンド=1.3288ドル。27日は約30年ぶり安値の1.3121ドルを付けていた。ドル指数は0.4%低下。円はドルに対してほぼ変わらずの1ドル=101円98銭。
安倍晋三首相は日本時間28日午前、官邸で開いた経済財政諮問会議で、英国のEU離脱派が勝利した国民投票結果を受けて市場には不透明感やリスク懸念が残っていると指摘し、市場の安定に全力を尽くす意思を主要7カ国(G7)で市場に発信し続けると表明した。
原題:Pound Heads for First Post-Brexit Gain as Dollar Demand Weakens(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-28/O9GY0J6KLVR701
ポスト離脱ショックの投資戦略、荒波乗り切るための資産クラス別戦術
Phil Kuntz
2016年6月28日 06:48 JST
英国の欧州連合(EU)離脱が決定した衝撃の24日から週末をはさみ、投資家は今後の戦略を練り始めた。
ミシュラー・フィナンシャル・グループのマネジングディレクター、グレン・カペロ氏はリポートで、「これから何が起きるのか、手がかりとなる前例はどこにもない」と指摘した。
国民投票の結果は投資家の意表を突いたが、その後の殺気立った取引と山のような調査リポートから幾つかのテーマが見えてきた。
英国の将来は?
英国の将来は? Photographer: Jason Alden/Bloomberg
株式
欧州株が最も大きく下落するだろう。クレディ・スイス・グループは年末の英国株、欧州株、米国株の株価指数の目標をそれぞれ6.5%と14%、7.5%引き下げた。モルガン・スタンレーは英国株のFTSE100指数が最大19%、ユーロ・ストックス50種が14%下落すると予想した。
外為
外為市場では資源国と英国への依存が大きい国の通貨が特に下落リスクが高い。上昇が見込まれるのは伝統的な逃避先とされるドルと円だ。ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの北米マクロ戦略責任者、リー・フェリッジ氏は円が年末までに1ドル=95円に達すると予想。ポンドは幾分戻して1ポンド=1.40ドル前後になるとの見通しを示した。
ドイツ銀はユーロが年末に1ユーロ=1.05ドルまで下落するとの予想を維持。ウニクレディトは投票前に、新興市場通貨では南アフリカ・ランドが最も脆弱(ぜいじゃく)だとの見方を示し、英国とのつながりの深さを指摘した。
国債
クレディ・スイスは10年物米国債利回りが「過去最低の更新に迫り、ドイツと日本国債利回りはマイナス幅を拡大する」と予想。また、FTNファイナンシャルの金利ストラテジー責任者、ジム・ボーゲル氏は「今月は債券ポートフォリオでの利益確定の売りは抑えるべきだ」とし、向こう数週間に取引相手方が買いの必要に迫られ高値を支払う可能性が高いと解説した。
社債
クレディ・スイスは社債について、「信用市場で予想されていたパニックは1、2日しか続かず、よい水準で買える機会が生じると考えている」と分析。モルガン・スタンレーはリポートで、欧州中央銀行(ECB)からの支援やそれが拡大される可能性を理由に、「勇気を出して」欧州社債を買うことを推奨。「ECBからの力強い対応を予想している」と説明した。
原題:Investors Map Post-Brexit Strategies Amid Global Market Upheaval(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-27/O9FIRZ6S972801
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