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サイト「アマゾン」より
アマゾン、人間のあらゆる「用事」を音声指示のみで解決
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15550.html
2016.06.20 文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員 Business Journal
米アマゾンのエコー(Echo)がアプリケーションのエコシステムを構築しつつある――。
エコーに搭載するアプリケーションは、パーソナルアシスタントであるアレクサ(Alexa)に教える新しいワザという意味から、「スキル(skill)」と呼ばれている。今年1月に130強であったスキルは、半年足らずで1,000を突破しており、アマゾンはその手ごたえを強調するが、スマートフォン(スマホ)のエコシステムに比べるとまだまだ成長の余地はある。
現在エコーに搭載されているスキルは、ピザのDomino’s、航空券/ホテル予約のKAYAK、タクシー配車サービスのUber、金融サービスのCapital One、フィットネスのFibit、スマートホームのSmartThingsなどであるが、これらはいずれも品物・サービスの注文や家の機能操作といった特定の用途に限られている。
なぜなら、現在のエコーではスマホのアプリのようにディスプレイが利用できないからだ。こうした観点から、スマホのアプリに比べスマートホームアシスタントでのアプリ開発には、大きな制約がデベロッパー(開発者)に課されることになる。
従来スマホのアプリは、ゲームやSNSを中心にすそ野を広げてきた。アップストアにしてもグーグルプレイにしても、今やアプリの開発数は150万を超えている。こうした規模にスマホのアプリ数を伸ばすことができたのは、ほかでもないディスプレイを備えたモバイルの機動性にデベロッパーがスマホの将来性を感じ取ったからだ。
エコーはすべての問いを音声で指示することから、スキルの開発において必然的にデベロッパーに大きな負担が課されることになる。こうした負担を軽減するために、アマゾンはこれまでにAlexa Voice Servicesを改良し、デベロッパーがアレクサの音声コントロールを自分のディバイスに実装できるようにした。
■AIがすべて解決してくれる日
現在アマゾンのエコーを嚆矢にして、競合企業がスマートホームアシスタントの開発を進めつつある。なかでもグーグルはグーグルホームの名称でプロトタイプのデザインをすでに公開しているが、残念ながら、その仕様はエコーと同じくディスプレイが装備されていない。
だが、アプリ開発などから今後のホームアシスタントの方向性を考えると、スマートホームアシスタントにはディスプレイの標準装備が基本となろう。究極的には現在のテレビにパーソナルアシスタント機能を備えた端末を開発することが理想となる。
そうなれば、スマホの仕様をほぼ備えることになるため、アプリ開発に加え周辺機器の開発による付加価値機能を追加することも可能となろう。
リモコンを必要とせず、すべての指示は音声で認識され、外部の用事に加え家の中の疑問や娯楽にもこの1台のスマートホームアシスタントがあれば、AI(人工知能)がすべて解決してくれる日が訪れるのはそう遠くないであろう。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)
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