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ファーウェイのリチャード・ユウCEO(Photo by Anthony Harvey/Getty Images for Huawei)
アップルに徹底抗戦のファーウェイ 「インド進出で世界2位を目指す」宣言
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160618-00012531-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 6月18日(土)10時0分配信
アップルが13年ぶりの減収を発表した1か月後、ティム・クックはCEOとして初めてインドを訪問した。アップルは同社の世界第2の市場である中国でファーウェイ(華為)に敗れ、新たな成長市場であるインドで巻き返しを図ろうとしている。
対するファーウェイも、徹底抗戦の構えだ。同社のリチャード・ユウCEOは「今後3年以内にグローバルでアップルを追い抜き、世界第2位のスマホメーカーになる」と2月に述べた。調査会社Canalysのアナリスト、ウィルマー・アンは、中国以外での高成長は難しいと指摘する。「アップルを抜くためには年率30%以上の成長が必要だが、スマホの販売台数は世界的に鈍化しており実現は難しい」とアンは話す。
インドは来年、世界2位のスマホ市場に
しかし、ファーウェイが隣国インドで成功を収めることができれば目標の達成は現実味を帯びてくる。ガートナーは「インドは成長ポテンシャルが最も大きい市場だ」と先日発表し、モルガン・スタンレーも「インドが来年中にスマホ販売台数でアメリカを抜き、世界2位のスマホ大国になる」と4月に予測している。
ファーウェイ、アップルともにインドにおけるプレゼンスはまだ無いに等しいが、同国が今後の主戦場になることは間違いない。ファーウェイのコンシューマービジネス・グループのコリン・ガイルスは「中国で得た成功ノウハウをそのままインドに適用できる」と自信をのぞかせる。
ガイルスは、「世界中でインドほど中国と特性が似た市場はない」と述べ、両国ともに国土が広く、市場は多様に細分化され、地域区分の数も似ているなどの共通点を挙げる。また、ガイルスによるとインドは中国と同じくeコマースの市場規模が大きいため、中国で成功した「デュアル・ブランド戦略」が適用できるという。
ファーウェイのデュアル・ブランド戦略とは、4月にリリースした「P9」のような高品質・高価格帯のブランドを主にオフラインで販売し、価格に敏感なユーザー層向けの「Honor」をネット通販で販売するというものだ。この戦略をリードした一人であるガイルスは、以前レノボのモバイル事業でグローバルセールスの責任者を務めた経歴を持つ。
■目指すはサムスンを抜いて世界シェアトップ
中国でアップルは4位に転落
ファーウェイは、「勝利のレシピ」とも言えるデュアル・ブランド戦略を、インドをはじめとする海外市場も展開する予定だ。「ファーウェイにとって、母国での成功こそが海外で成功する上での出発点だ」とガイルスは話す。その言葉通り、この1年で同社は中国で大きな躍進を遂げた。
市場調査会社IDCによると、今年第1四半期の中国におけるメーカー別シェアは、ファーウェイが前年同期比50%増の16.2%を獲得し首位となった。一方、前年首位のアップルは前年同期比約20%減の12.8%で4位に転落した。
IDCのアナリスト、シャオハン・テイは「ユーザーが価格に敏感なインドでは低価格帯の製品が市場を独占し、ハイエンドなアップル製品はシェアが低い」と話す。このため、テイはファーウェイの「Honor」はインドで成功する可能性が高いが、「P9」は苦戦すると予測する。
インド消費者は価格に敏感
しかし、ファーウェイがインドでアップルに勝つとしても、トップシェアを獲得するのは容易ではない。IDCのデータによると、今年第1四半期のインドにおけるメーカー別シェアで首位はサムスンの25%となっている。ファーウェイは、そのサムソンを5年後に追い抜いて世界最大のスマホ企業になることを目指している。
「歴史的にサムソンはインドで強く、強固な流通チャンネルを築いている。ファーウェイが同じような流通網を構築するには時間が掛かる。ファーウェイはインドでシャオミ(小米)を追い抜けるかもしれないが、サムスンを超えるのは難しいだろう」とテイは分析する。
John Kang
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