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6月15日、米ワシントンで記者会見する連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長=ロイター
米、追加利上げ見送り 「年内2回」のペースは維持
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN15H2K_V10C16A6000000/
2016/6/16 3:08 日経新聞
【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送った。声明文には「経済活動は上向いたが、雇用改善は減速した」と盛り込み、景気や市場動向を注視する考えを強調した。焦点の利上げペースは「年内2回」を維持したものの、年内1回と予測するメンバーが増えていることもわかった。
FRBは昨年12月のFOMCで9年半ぶりの利上げを決めた。ただ、その後は世界同時株安や米雇用の急減速によって、半年にわたって追加利上げを見送っている。短期金利の指標であるフェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標は、全会一致で年0.25〜0.50%で据え置いた。
市場は今後の追加利上げの時期に注目するが、FRBは声明文で具体的に言及するのを避けた。追加利上げは「雇用や物価、金融市場や国際情勢など幅広いデータに基づいて判断する」と指摘し、前回4月のFOMC後に公表した声明文の表現を踏襲した。
同時に公表した政策金利見通しでは、メンバー17人のうち9人が「年内2回」と見込み、中央値となった。FRBは3月時点でも年内2回の利上げを想定しており、中央値は従来路線を維持している。ただ、17人中6人は年内1回と見込んでおり、利上げペースを巡る意見は集約できていない。17年の見通しは中央値が「3回の利上げ」にとどまり、3月時点の4回から下方修正した。
米景気については「経済活動は上向いたようだが、雇用改善のペースは減速した」と指摘した。FRBは政策判断で雇用情勢を重視しているが、5月の雇用統計が5年8カ月ぶりの低水準にとどまるなど、急ブレーキがかかった。イエレン議長は5月下旬の講演で「数カ月内の利上げが適切だ」と早期引き締めに意欲をみせたが、雇用減速によって足踏みを余儀なくされた。
国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費は「成長が強まった」と自信をのぞかせた。物価上昇率は「引き続き目標とする2%を下回ったままだ」とし、従来の表現を変更しなかった。金融市場が注視する英国の欧州連合(EU)離脱問題についても声明文では言及しなかった。
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