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サイト「アマゾン」より
アマゾンの失敗、スマホの「次」創出…グーグル、人の行動を予測して次の行動指示を実現
http://biz-journal.jp/2016/06/post_15372.html
2016.06.06 文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員 Business Journal
スマートホーム・アシスタントという新たな市場に光が差し始めている――。
昨年までポスト・スマートフォン(スマホ)はスマートグラスやスマートウォッチだと騒がれてきたが、ここにきて新たなテクノロジー開発の方向性が鮮明になってきた。その新機軸こそが、スマートホーム・アシスタントだ。
スマートホーム・アシスタントといえば、米アマゾン・ドットコムのアマゾン・エコーが先駆け製品としてすでに米国で認知されつつあるが、最近では、グーグルやアップルが製品化を進めている。アマゾン・エコーはアレクサの愛称で機能する音声アシスタント端末で、2014年に発表後すでに全米でのセールスが300万台を超えるヒット商品となっている。
アマゾン・エコーのような商品がなぜ、アップルやグーグルからではなくアマゾンから生まれたのであろうか。それは、アマゾンがファイアフォンに失敗したからである。仮にファイアフォンのセールスが伸びて普及していたら、アマゾンは必然的にスマホという文脈(コンテクスト)に縛られ、アップルやグーグルと同様に、ファイアフォンに音声アシスタント機能であるアレクサを搭載していたに違いない。
つまり、アマゾンはファイアフォンという足枷がなくなったことで、アレクサを搭載する端末をゼロから開発する機会を得たわけである。一方でスマホの文脈に縛られてきたグーグルやアップルはようやくそれに気づいたようである。グーグルは現在「ホーム」の名称で開発を進め、製品化の目途を年内に定めている。
■人の行動を先回り
先に開催された「グーグルI/O」では、グーグルは新製品やサービスの発表が相次いだが、その軸足がAI(人工知能)にシフトしているのは明らかである。ホームでは、アマゾン・エコーと同様に、スピーカーとして音楽を聴いたり、ショッピングリストの作成や目覚ましのセットなど日常のタスクをコントロールしたりするといった機能を使えるようするほか、グーグルの強みである検索技術を十分に生かす仕様となっている。
グーグルは複雑な検索内容を可能とすることで、アマゾン・エコーとの差別化が図られている点を強調しているが、最終的なゴールは学習機能を応用することであろう。それは、人が端末に問いかけてから答えを出すのではなく、先回りして自発的にアイディアを示すスマートさである。あらかじめ家族のスケジュールや日常の行動パターンをAIに学習させておくことにより、人が質問する前に次の行動を示してくれるというアプローチである。
AIが学習することで人の日常生活の文脈が把握できるようになれば、有能なアシスタントとしてこうした能動的なアクションを起こすことも可能となろう。果たしてグーグルはこのレベルでホームをつくりあげることができるか、実際の展開が興味深いところである。
(文=雨宮寛二/世界平和研究所主任研究員)
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