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「後悔先に立たず」とはよく言ったもので・・・。(写真はイメージ)
あなたが死ぬときに分かる「人生最大のリスク」とは 保険会社が語らないリスクを教えます
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46982
2016.6.6 安田 修 JBpress
よく保険会社の人が、「人生の◯大リスク」なんていうのを作っています。しかし、あれは保険を売るために作られたものですから、当然ながら保険でカバーできないリスクについては触れられていません。
本当は、サラリーマンの人生には、それとは少し違う5つの大きな経済的リスクがあり、そして普段は全く触れられないもう1つの「最大のリスク」があります。
■リスク1:死亡する
これには全く異論がありませんね。強いて言えば、「お金はあの世まで持っていけない」ので、本人にとっては、死亡は経済的なリスクではないとは言えます。本当に天涯孤独の身なのであれば、死亡することはもしかしたらリスクではないのかもしれませんね。
ただ、残される家族がいる場合には、あなたが死亡することはやはり大きなリスクです。残された家族の生活をどうカバーするか。生命保険が役に立つ最大のケースと言えるでしょう。お金さえ残せばよいというものではありませんが、最悪の事態があった場合に、せめてお金だけでも残したいと思うのは、人として誠実な態度だと思います。
早めにお断りしておきますが、私は保険会社に在籍しているときも保険を販売する仕事はしていませんでしたし、今でも保険は一切取り扱っておらず、決して何かを売りたくてこの記事を書いているわけではありません。ここで申し上げているのはあくまで客観的に見て、保険が役に立つ場面があることは認めましょう、というお話です。
■リスク2:病気やケガで働けなくなる
経済的には、死よりもこちらの方が怖いと私は感じます。医療保険や収入保障型の保険、健康保険の高額医療費払い戻しなどの仕組みはありますが、働けなくなると収入がなくなりますし、いつまでその状態が続くかも分かりませんからね。家族にかかる負担も、大きくなります。
ここを保険でカバーしようとするとちょっと大変です。誤解を恐れずに言えば、保険というのは「フェアなギャンブル」ですから、発生する可能性の高いことに備えようと思えば保険料は高くなります。逆に、保険料が安いということは、保険金が支払われる確率が低い内容なのだ、と考えたらよいでしょう。
従って、通院や短期間の入院など「起こりそうなこと」には貯金で備えるべきであり、死亡に近いくらいめったに発生しない不運な事態にのみ保険を使う、という考え方になります。さらに言えば、そもそも病気になりにくいように食べ物に気を配ったり、ジムに通うといったところにお金を使ったりした方がよいのかもしれません。
■リスク3:長生きしてしまう
長生きすることは、人生にとっては喜ばしいことなのですが、経済的には大きなリスクです。年金額は限られているので、基本的には長く生きれば生きるほど、お金は減っていきます。若い人の中には、年金に頼って老後を生き抜くことは難しい、と考えている人も増えてきているのではないでしょうか。
年金保険というのもありますし、不動産投資などで「自分年金」を作って備えることも可能ですが、そもそも現役時代に金銭的な余裕がないと自分年金は作れません。普通のサラリーマンにとっては、保険でフルカバーすることは難しい領域になってきます。
とはいえ、一応ここまでは保険でカバーできるリスクであり、保険会社もリスクとして語ります。
あとは、◯大リスクには「火災のリスク」「地震のリスク」などが挙げられることが多いのですが、冒頭に述べた通り、これは保険会社の都合でまとめられたものであり、リスクを感じる人は保険でカバーすればよいでしょう。私は、サラリーマンの人生における本当のリスクは他にあると思います。
■リスク4:会社が倒産する、解雇される
ここから先が、保険会社が語らない部分です。あなたのお勤めの会社が倒産したり、業績がさえなくなって早期退職を迫られたりすると、収入はなくなってしまいます。大企業だから大丈夫と思われるかもしれませんが、かつては絶対安泰と言われた大会社が、破綻もしくはリストラを断行していますよね。
そこまで至らなくても、性格的に問題のある人が上司になったり、不本意な仕事に配属されたりするだけで、仕事を続けることができなくなる可能性は常にあります。今の会社を離れて生きていくというシナリオを持っていない人は、意識していないリスクを抱えていることになるのではないでしょうか。
■リスク5:国家財政が破綻する
既に国家の負債は1000兆円を越えており、消費税の増税うんぬんというレベルではなく、もうとっくに返済ができないレベルになっています。どこかで国家財政が破綻するというのはもはやトンデモ理論でも何でもなく、とても自然な考え方です。普通に考えたら、いつか国家財政は破綻します。
もちろん、私は、日本で実際に国債が償還されないという「デフォルト」が起こるとまでは思っていません。普通に返していくこともデフォルトさせることもないとしたら、残る選択肢は2つ。大増税かインフレしかありません。
ハイパーインフレとまではいかなくても、かなりのスピードでインフレする時代がやってくるという可能性が、一番高いのではないかなと私は考えています。その場合、預金の価値は大幅に減りますので、年金生活者はもちろん、資産の大部分を預金にしている「堅実な」人たちの生活が脅かされることになります。
このように、会社の倒産や国家の破綻といったことまで考えると、「真面目にこつこつ」という考え方が安全、とは必ずしも言い切れなくなってくるのです。副業や起業、株式・不動産投資や国際分散投資といった「リスクを取っている」と見える行為が、実は安全だったりするのかもしれません。
■そして、人生最大のリスクとは
以上がサラリーマンの人生における経済的な5大リスクだと私は考えているのですが、最後にそれを離れた、最大のリスクがもう1つあると思います。
それは「やりたいことがやれないリスク」です。
人はその人生を終えるとき、挑戦して失敗したことよりも「やらなかったこと」を後悔すると言われています。もっと家族と時間を過ごせばよかった、もっと不真面目に遊んでおけばよかった、自分の可能性を試しておけばよかった、もっと・・・もっと・・・。
そんな様々な人生計画のリスクをトータルで考えたとき、私は起業という選択肢を選んだというわけです。あなたの場合は、どうでしょうか。
それでは、また。人生計画で夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修でした。
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