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Business | 2016年 06月 4日 07:54 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス
米国株は反落、雇用悪化で金融株に売り
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は反落した。米雇用統計の内容が驚くほど悪く、米経済の先行きに懸念が強まり、早期利上げ観測が後退した。利上げに伴う利ざや改善が期待されていた金融株が大きく売られて相場を押し下げた。株価は午後に入って下げ幅を縮小した。
5月の雇用統計は、非農業部門の就業者数の伸びが3万8000人と5年8カ月ぶりの低い水準となり、市場予想の16万4000人を大きく下回った。製造業や建設業の不振が響いた。
市場では、連邦準備理事会(FRB)が6月か7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切るとの見方が大きく後退。利上げが追い風になるはずだった金融部門.SPSYは1.38%下落し、約2カ月ぶりの大きな下げとなった。個別銘柄では銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(BAC.N)やシティグループ(C.N)などが値下がりした。
一方、高配当だが金利が上がるとその魅力が薄れる公益事業部門.SPLRCUは1.66%上昇した。
3日はS&P500種の主要10部門のうち6部門が下落。ナスダック総合指数は8営業日ぶりに値下がりした。
トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約70億株で、過去20営業日平均の約69億株をやや上回った。 騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ1644で下げ1376(比率は1.19対1)、ナスダックは上げ1077、下げ1743(1.62対1)だった。
http://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKCN0YP2MZ
米国株(3日):S&P500種は下げ渋る、銀行・保険株に売り集中
Oliver Renick、Anna-Louise Jackson
2016年6月4日 05:39 JST 更新日時 2016年6月4日 06:41 JST
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低金利長期化の観測、金融機関の利益見通し後退
ドル下落を背景に、素材や生活必需品株は上昇
3日の米国株式相場は下げをほぼ埋めた。一方、雇用の伸び減速で、金融当局は政策金利の据え置きを強いられるとの観測が広がり、金融株が2年に及ぶ低迷から抜け出せるとの期待に水を差した。
S&P500種株価指数の金融株指数は1.4%下落。早ければ今夏の金融政策引き締めで銀行や保険会社の業績見通しが強まると、投資家らは期待していた。
低金利長期化の見通しで米国債利回りは低下し、ドルも下落した。ドル安は商品や素材関連株の支えになったほか、海外利益の押し上げにつながるとの見方から多国籍の生活必需品株を後押しした。
公益株指数は2カ月ぶりの高値。一時は日中取引ベースで最高値をつけた。通信サービス株も値上がり。配当利回りの高い銘柄が見直された。
ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「表面上は非常に期待外れな雇用統計だが、良い点もないわけではない」と指摘。「ドルの大幅下落がプラスに作用する銘柄はそこそこ順調な相場展開となった。これが市場全体の悪化を和らげなければ、もっとひどい状況になっていただろう」と述べた。
S&P500種株価指数は前日比0.3%安の2099.13で終了。一時は1%下げる場面もあった。前日は終値ベースで7カ月ぶりの高値をつけていた。ダウ工業株30種平均は前日比31.50ドル(0.2%)下落の17807.06ドル。一時は149ドル下げたが、キャタピラーが1.9%上昇し、指数の持ち直しをけん引した。ナスダック総合指数は0.6%値下がり。前日までは過去15カ月で最長の7日続伸となっていた。
レイモンド・ジェームズ&アソシエーツの金融株トレーダー、ジェシー・ルバースキー氏は「2016年に2回以上の利上げがあるとの見方が強かったが、朝方こうした期待はくじかれた」と指摘。「銀行が必要な融資の伸びを達成するためには経済の改善が必要で、これは万事順調ではないことを示唆している可能性がある。こうした銘柄は米金融当局をめぐる不透明感が強まることを嫌う。それが今起こっていることだ」と述べた。
銀行と保険銘柄の下げが最もきつく、ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースが下落。Eトレード・ファイナンシャルやチャールズ・シュワブも大きく売り込まれた。金融株のうち、不動産銘柄は唯一上昇した。
メットライフとプルデンシャル・ファイナンシャルも値下がり。
5月の米雇用者数はほぼ6ぶりの低い伸びにとどまった。これを受けて、今夏の利上げ期待は後退。フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む7月までの利上げ確率は約28%と、朝方の55%から低下。6月利上げの確率は2%と、20%から落ち込んだ。
原題:Banks Bear Brunt of Stock Retreat as S&P 500 Pares Most of Loss (抜粋)
http://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-03/O87PKS6JTSEU01
NY外為(3日):ドル反発局面は終了、雇用減速で利上げ遠のく
Lananh Nguyen、Andrea Wong
2016年6月3日 21:42 JST 更新日時 2016年6月4日 07:06 JST
ドルの反発局面は終わったと、為替ストラテジストらはみている。
3日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落し、ユーロに対しては半年で最大の下げとなった。5月の米雇用統計で雇用者の伸びが低調だったことから、早ければ6月にも政策金利が引き上げられるとの期待が打ち砕かれた。ブルームバーグのデータによれば、ドルの下げは雇用統計を受けたものとしては少なくともここ1年で最大。
INGバンクの為替ストラテジスト、ペテル・カルパタ氏(ロンドン在勤)は「非農業部門雇用者数の伸びが弱かったことで、この3週間でのドル上昇分が宙に消えた」と指摘。ドル「全面安の展開」で、反発の材料はあまり多くないと続けた。
5月にドルが上昇したのは年初から続く弱気トレンドが一時的に途切れただけであることを、今回のドル下落は示唆している。ユーロと円の上昇継続は、欧州中央銀行(ECB)と日本銀行にとっては望ましくない状況だ。
カルパタ氏は「ユーロと円は非常に似通った要素を共有している」とし、「日欧とも中銀は通貨を押し下げるツールをおおむね使い果たしてしまっている」と続けた。
ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対ユーロで前日比1.9%安の1ユーロ=1.1367ドル。下落率は昨年12月3日以来最大となる。対円では2.2%下げて1ドル=106円53銭。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は1.5%下げた。
ステート・ストリート・グローバル・マーケッツの北米マクロ戦略責任者、リー・フェリッジ氏はユーロと円に対して「ドルは売りだ」と話す。「雇用者数の伸びはひどい内容だった。明るい兆しは見えない。あまりにも弱い数字なので、米国の成長に不安を抱かざるを得ない」と続けた。
米労働省が3日発表した雇用統計によると、5月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比3万8000人増加した。増加幅は2010年9月以来で最少となり、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の下限を下回った。前月は12万3000人増と、速報値の16万人増から下方修正された。
米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、雇用統計は「厳しい内容」だとし、利上げを急ぎ過ぎることに対して引き続き警鐘を鳴らした。先物市場で織り込まれる6月の利上げ確率は4%と、2日時点での22%から低下。7月の確率も55%から27%に下げた。
フィエラ・キャピタルのジョナサン・ルイス米部門最高投資責任者(CIO)は、「利上げ先送りでドルは支えを失った」と指摘。軟調な雇用統計は「金融当局が6月に政策を引き締める根拠が急激に弱まった」ことを意味すると述べた。
原題:Dollar Rebound in Tatters as Jobs Slowdown Swamps Fed Rate Plans(抜粋)
http://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-03/O874G7SYF01T01
米国債(3日):急伸、昨年9月以来の大幅な上げ−雇用失速で
Susanne Walker Barton、Eliza Ronalds-Hannon
2016年6月4日 05:41 JST 更新日時 2016年6月4日 07:06 JST
3日の米国債は急伸。朝方発表された5月の米雇用統計で雇用の失速が示され、早ければ今月中と予想されていた米利上げ見通しが弱まった。
2年債利回りは昨年9月以来の大幅な低下。5月の雇用者数は3万8000人増と、ほぼ6年ぶりの低水準となった。5月の増加幅はブルームバーグがまとめたエコノミスト予想レンジの下限をも下回った。5年債と30年債の利回り差は3月以来の最大となった。
ユナイテッド・ネーションズ・フェデラル・クレジット・ユニオン(ニューヨーク)の最高投資責任者(CIO)、クリストファー・サリバン氏は「かなり衝撃的な内容だ」と述べ、米金融当局は「近く見込んでいた利上げを確実に見送るだろう。恐らく夏以降の利上げを考えざるを得ないだろう」と続けた。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週時点で、米経済の改善が続いており「今後数カ月のうちに」追加利上げが正当化されるとの認識を示していた。FRBのブレイナード理事は3日、「追加のデータを待つことが有益になる」と発言した。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、ニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは前日比12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.77%。一時は0.76%まで低下した。同年債価格(表面利率0.875%、償還期限2018年5月)は7/32上げて100 6/32。週間ベースでの利回りは14bp低下と、4月1日終了週以来で最も下げた。
10年債利回りは10bp下げて1.70%。週間ベースでは15bp低下し、1月8日終了週以来で最大の下げとなった。
金利先物データによると、6月利上げの確率はわずか4%。雇用統計発表前は22%だった。7月利上げの確率は27%、年末までが57%となっている。
ビル・グロース氏は雇用統計発表後のブルームバーグとのインタビューで「利上げ見通しを6月から7月へと確実に遅らせるには十分な衝撃だ」と述べた。
この日の5年債と30年債の利回り差は128bpだった。
原題:Treasuries Surge by Most Since March as U.S. Jobs Growth Stalls(抜粋)
http://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-03/O87PSBSYF01Y01
PIMCOのマザー氏:市場は弱い雇用統計に過剰反応している
Vincent Bielski
2016年6月4日 02:15 JST
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5月の雇用統計は「正常な雇用の数字に戻った」
完全雇用が近づくのに伴い、雇用の伸びが減速するのは標準的
米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で「PIMCOトータル・リターン・ファンド」(運用資産860億ドル=約9兆2000億円)の共同運用者を務めるスコット・マザー氏は、5月の弱い雇用統計に市場は過剰反応していると指摘した。
マザー氏は3日、ブルームバーグラジオとのインタビューで「やや過剰反応のようだ」と発言。「これはわれわれが1つの数字を基盤に毎月注視するもので、変動しやすいことは知られている。きょうについては、ようやく正常な雇用の数字に戻ったと考えるべきだ」と話した。
経済が完全雇用に戻るのに伴い、雇用の伸びが減速し賃金が上昇するのは正常なことだと、マザー氏は述べた。
原題:Pimco’s Mather Says Markets Overreacting to Weak Jobs Report(抜粋)
http://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-03/O87EY16JTSEL01
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