http://www.asyura2.com/16/hasan109/msg/447.html
Tweet |
年内に100カ国参加 中国「AIIB」はなぜ急拡大したのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182771
2016年6月4日 日刊ゲンダイ
失敗を糧にする習近平国家主席(C)AP
中国が昨年末、新興国への投資を目的に発足させた「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」。参加国が、当初の57カ国から年内をメドに100カ国近くまで増える見通しというから驚きだ。
新たな参加国は、インフラ需要が旺盛な中東やアフリカ周辺に位置する新興国が中心とみられる。日米が主導し、現在67カ国が加盟する「アジア開発銀行(ADB)」の参加国数を、たった1年で一気に抜き去るワケだ。急拡大の要因は、中国サイドによる“ワイロ”が大きく影響しているようだ。
「中国企業の間では、取引相手を巧妙にワイロ漬けにし、ビジネスを有利に進める“文化”がある。中国以外の新興国内の商取引でも、ワイロが飛び交うのが当たり前。“文化”は新興国同士の取引においても同様とみられます。一方、先進国の間では、正常な取引を阻害する不正な贈収賄を排除するのが常識です。新興国の上層部は、『収賄の恩恵に浴したい』という下心を抱き“文化”に理解のある中国が相手だからこそ、AIIBの参加に手を挙げたのでしょう」(在中ジャーナリスト)
実際に、バングラデシュが2014年にAIIBの参加を決めてから、同国の高級官僚がワイロを懐に入れ、資産を急激に増やしたとの観測も流れている。
■“商売敵”からノウハウ盗むしたたかさ
さらに、中国英字紙「チャイナ・デーリー」によると、AIIBの金立群総裁は、「近く日本人をAIIBの幹部に任命する予定」と話したという。既に米国人を事務局幹部に採用済みだ。AIIBは昨年末の発足当時、ライバル関係にあるADBを主導する日米に、参加をかたくなに固辞されていた。なぜ“商売敵”を内部に招き入るのか。
「AIIB発足以前の04年、中国政府はフィリピンでの鉄道敷設を請け負いましたが、手続きのズサンさが響き頓挫。結局、日本が手掛けることになりました。他にも、頓挫した事業は多々あります。中国政府はそんな失敗の経験を糧に、あえて『商売敵』を招き入れることで、融和を図ると同時に、日米からノウハウまで盗もうと考えているのでしょう」(中国情勢に詳しいジャーナリストの姫田小夏氏)
チャイナ・ショックもなんのその。中国政府はかくもしたたかに動いている。先進国は、うかうかしてると“果実”を根こそぎ持っていかれる。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民109掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。