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お金が貯まらない原因は…(※イメージ)
お金が貯まらないのは「財布バラバラ型」 夫婦共働きの家計事情〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160531-00000034-sasahi-life
AERA 2016年5月30日号より抜粋
夫も妻も独身時代の金銭感覚から抜け出せず、意外と貯蓄が少ないといわれる共働き夫婦。散財しやすい家計管理のケースとは。
住んでいるマンションから一番近いスーパーは、品ぞろえこそ豊富だが、値段は高い。
「そんな高いアイスクリームを何個も買ったの?」
東京都内の大手シンクタンクに勤務する男性Aさん(37)は、口から出かかったそんな言葉をしばしばのみ込む。自身が買い物をするときは、高価な果物などは我慢し、じっと値札を見比べてから安いほうを選ぶ。なのに営業職の妻(41)は、300円近くする「ハーゲンダッツ」を3個も4個も買ってくる。
二人は昨年、結婚したばかり。どちらも仕事が忙しく、そろって夕食のテーブルを囲めるのは月の半分程度だ。濃厚なアイスを頬張る妻に、Aさんはついムッとしてしまう。
Aさん夫妻は、特に話し合ったわけではないが、家計の支出はお互いの収入に応じて負担する形をとっている。負担の仕方は至ってシンプルだ。月の初めに、ベージュ色の長財布に、Aさんが3万円、妻が2万円を入れておく。さらに、飼っている犬の食費として、2千円ずつを足す。合わせて5万4千円が、毎月、夫婦の共通財布で使えるお金だ。これを食料品や洗剤など日用品の購入費用にあてる。月末にお金が余っていたら、「ご褒美」として二人で外食に行く。
旅行費用も案分する。3月、夫婦でタイに旅行したときは、ホテル代、航空券代、現地レストランでの食事代はいったんAさんが支払ったが、帰国後に精算した。夫婦の年収の水準に合わせて、合計金額をざっくりと夫9対妻5に分けたという。
「お互いが仕事をしていて独立している。ビジネスライクかもしれないが、お金のことで不満をためこむより、これが一番居心地がいい」(Aさん)
もともと、あまり無駄遣いをしないAさんが、結婚前からコツコツためた貯蓄は1千万円以上。ただ、妻の貯蓄はよくわからないと言う。
「妻は、独身時代に買った(投資用)不動産でも稼いでいるようだし、それなりにためていると思うのですが、貯金がいくらあるのかはよくわかりません」
自動家計簿アプリを運営するマネーフォワードの調査によると、共働き夫婦の場合、お互いに別々の口座で家計を管理するケースが全体の約5割を占め、最も多かった。『共働き夫婦のマネー術』(日本経済新聞出版社)の著者で、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは、共働き世帯の家計の特徴を、「収入源が二つになることで、お金の流れが複雑で、見えにくくなりがちです」と指摘する。
花輪さんによると、子どもがいない共働き夫婦の家計は、このような「財布バラバラ型」が多く、浪費しがちだという。この夫婦のようにしっかり貯蓄もしているのは、レアケースのようだ。
「夫婦に共通する費目が少ないので、独身時代と変わらないお金の使い方になってしまう。子どものいる夫婦より余裕があるはずなのに、貯蓄できていない場合が多く見受けられます」(花輪さん)
(アエラ編集部)
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