http://www.asyura2.com/16/hasan109/msg/151.html
Tweet |
中陽次店長の鼻息は荒いが…(C)日刊ゲンダイ
ネコ人気にまで便乗…三越本店“200億円”全面改装の不安
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182091
2016年5月26日 日刊ゲンダイ
「それで大丈夫か」という業界の声もある。三越伊勢丹ホールディングスが23日、主力の三越日本橋本店で大規模改装を行うと発表した。日本文化の発信拠点としてファッションだけではない百貨店づくりを目指す、なんて意気込んでいる。
とりあえず120億円を投資し、2018年春に第1期のグランドオープンを予定。改装は東京五輪が開催される20年まで続け、投資額は総額で200億円前後になるという。
三越日本橋本店は一昨年3月、「カルチャーリゾート百貨店」を旗印とし、文化に浸って楽しめる百貨店をつくっていくと宣言。大規模改装はこの理念を実現していくためのものらしい。
■“他力本願”で大丈夫なのか
「対象の顧客層をこれまでの50〜70代から40代に引き下げる“若返り”を狙い、新しい売り場は日本文化やアート、それにブームの“ネコ”といった趣味を中心に品ぞろえするようです。じっくり座って接客したり、商品を実際に試してもらうそうですが、それが果たして若い世代にウケるのかどうか、大いに疑問は残ります」(三越伊勢丹HD関係者)
店内のデザインは、新国立競技場を設計した隈研吾氏に依頼するなど気合は十分で、会見した三越日本橋本店の中陽次店長は「(日本では)衣料に頼った百貨店がほとんど」などと述べた。衣料品は圧縮し、明確な特徴のある店にしたいと意欲を語っているものの、こんな指摘もある。
「そもそも、日本文化やアート、そのうえネコもすでにブームになっているものです。ネコは飼育数が犬を逆転なんて話題になりましたが、なぜネコがブームになったかといえば、不況だから。犬ほど手間もカネもかからないから人気になったわけで、人気自体は、リーマン・ショックの08年以降から始まっている。ブームは7年周期といわれるので、ネコ人気も終わるかもしれない。それにカネがないネコ好きは、百貨店の顧客とはそぐわない側面もあります」(流通業界関係者)
自らブームを仕掛けるでもなく“他力本願”な姿勢で、本当に改革ができるのか。「大丈夫か」と心配する気持ちも分からないでもない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民109掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。