http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/846.html
Tweet |
「週刊朝日」の誌面から(C)日刊ゲンダイ
大学は狭き門に 農業を学ぶ女子「ノケジョ」はなぜ増えた
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/181890
2016年5月22日 日刊ゲンダイ
理系女子をリケジョと言うが、今度は「ノケジョ」――農系女子が注目されているのだそうな。いろんなメディアがこの現象を取り上げている。
たとえば週刊朝日(2016年3月18日号)によると、東京農大の昨年度の合格者数に占める女子の割合は47.6%で、07年度より4ポイント以上増。生物、食品、バイオ関連学科の伸び率が高いという。
また、日経新聞(15年10月12日電子版)によれば、帯広畜産大の入学者に占める女子の割合は11年度から男子を上回り、15年度は新入生の56%に達した。
北海道大でも農学部は狭き門で、総合入試で入学した学生が2年生になる時、「オール優でも入れないことがある」(同大農学部長のコメント)という。
女子も「以前はクラスに数人しかいなかったが、現在は3分の1ほどを占める」そう。その理由として「食品の安全性や環境問題など女子生徒に身近で見えやすい課題が多いから」という大手予備校講師のコメントを紹介している。
農業高校も女子に人気だ。
朝日新聞は16年1月28日電子版で、東京都立園芸高校(世田谷区)の現状を紹介。園芸・食品・動物の3学科があり、全校生徒143人のうち女子は95人で約7割。1989年度に初めて男子を逆転し、06年度には3学科全てで女子が男子を上回った。
また、文科省の調査として、15年度の農業高校の女子の割合が48.8%で過去最高になったと報じている。89年に学習指導要領が変わり、料理や花の装飾、小動物の育て方などを学ぶ授業が増えたのが理由だ。
さらに同記事では、ノケジョを農業の現場に呼び込みたい農水省の活動も紹介。13年に立ち上げた「農業女子プロジェクト」がそれで、おしゃれな農作業着やピンク色の軽トラを開発したりしているが、現実は厳しく、14年に新たに就農した女性の割合は26%。ここ数年横ばいで、“女性は男性に比べ農業を仕事にすることへの抵抗感が強い”からと伝えている。
新聞や週刊誌がこぞって注目する「ノケジョ」。親世代として気になるのは、進路としてどうなのかということだが――。
「農系は有望。農業はこれからまだまだイノベーションを起こせる分野ですし、グローバルなビジネスチャンスもたくさんあるはず。食糧問題という人類的な問題があるわけですから」(教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏)
娘が“ノケジョになりたい”と言ったら、素直に応援していいようだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民108掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。