http://www.asyura2.com/16/hasan108/msg/810.html
Tweet |
女性ナースたちのキャリア設計は看護職全体の課題(※イメージ写真)
現役看護師648人に聞いた! ナースのお給料実態調査〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160506-00000033-sasahi-life
dot. 5月10日(火)7時0分配信
看護師たちはどのように働き、何にやりがいを感じ、どんな時に転職を考えているのでしょうか。週刊朝日ムック『看護師になる2016』が実施したアンケートに回答してくれたのは、237人のママさんナースを含む女性605人、男性43人、合計648人の現役看護師たち。仕事のホンネに迫ります!
* * *
国税庁の調査によると、2014年の民間の平均年収は約415万円。対して、看護師の平均は473万円と、民間平均年収を大きく上回る。
今回のアンケート調査では、年収300万円以上が全体の64%。400万円以上は全体の31%にとどまったものの、全国の女性の平均年収は約272万円。回答者の9割が女性を占めるなかでのこの結果、他の職種に比べ「稼げる」職業といえる。
ただし、勤務先により収入には大きな開きがある。大学病院や専門病院では年収400万円以上が50%を超え、600万円以上の高所得者層も集中している。一方、保育所などでは300万円未満が半数を占める。
地域格差も大きく、大都市に高所得者が集中した。
働き方による収入差もある。子どもを持つ看護師からは、「夜勤に入らなくなり、給与が下がった」という声が多く寄せられた。
児玉准教授も、結婚や出産により、看護師の収入はどうしても下がる傾向にあると指摘する。
「子どもが幼いうちは、身体的な負担も大きい夜勤を避け、日勤専従やパートを選択する人が多いのが現状です」
結婚・出産の適齢期とされる20代後半から30代にかけては、看護師としてのキャリアの開花が期待される時期でもある。
キャリアを積み、収入があがる人がいる一方で、離職者や時短勤務者が増え、収入差は広がる。看護師の労働力は「M字カーブ」を描く。
「産休・育休後の復帰プログラムも整備されつつありますが、看護師の日ごろの業務には、妊婦にとっては負担の大きい内容の仕事もあります。生涯にわたるキャリアパスの設計は、看護職全体の課題です」(児玉准教授)
出産後、復帰しても育児があるため、以前と同様の勤務をこなすことは難しく、多くの女性看護師が家庭との両立に苦心しているようだ。
とはいえ、看護師不足が続く現状では、子育てが一段落して働こうとした際も、雇用に困ることはまずない。パートでもある程度の収入を得られるというメリットもある。看護師は、貴重な職業といえるだろう。
実際の産休・育休や転職事情についてはどうなのだろうか?
看護師にとって、転職は珍しくない。入職後5〜7年目に、キャリアを考え、転職する人が多いようだ。30代の8割は転職経験者で、2回以上の転職経験者も半数にのぼる。
結婚や出産などのライフイベントも、転職のきっかけになる。現場の看護師たちの8割が育休や産休を取らず、退職している。
「産休や育休で欠員が出ても補充がない。残りの人が仕事を負担するので、希望を出しづらい」(40歳・既婚)と、現場の声は切実だ。一方、「看護師ならどこでもやっていける」(33歳・女性)との声もあるように、再就職先には困らないという実状もある。
育休や復職を応援する職場は、もちろん増えてはいる。
「産休や育休の取得の奨励はもちろん、専門看護師・認定看護師といったキャリア構築へのサポートなど、看護師が生涯を通じて安定して働ける環境づくりは、これからの大きな課題です」(児玉准教授)
(文/仁井田航、調査/看護師転職サイト「看護のお仕事」)
※週刊朝日ムック『看護師になる2016』より
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民108掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。