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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
いまや11万人 “専業主夫”に向く男性「5つの共通点」とは
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/181495
2016年5月18日 日刊ゲンダイ
サラリーマン人生にうんざりしていたら、「専業主夫」という道もある。いまや主夫は11万人。「『専業主夫』になりたい男たち」の著者、白河桃子氏に聞いた。
「あるイベントで『責任を持って家事や育児をやっている』と胸を張る主夫に出会ったのです」
それが「女性管理職を3割に増やすなら、主夫も3割」という目的を掲げる「秘密結社 主夫の友」CEO堀込泰三さん(30代)だった。イベントには2人の男の子を連れてきており、彼らの伸び伸びした姿に「いいなぁ」と思ったという。
これまで白河さんが出会った“逆転夫婦”の多くは、彼ら自身が「不本意な選択をしている」と後ろめたい様子。「主体的に選んだ」と話す堀込さんの姿は印象的だった。
白河さんは、「主夫の友」を通し、何人もの専業主夫に話を聞いた。
その一人、佐久間修一さん(40代)が20年近く前に専業主夫になったのは、難病で働けなくなったことだった。妻に別れを切り出したが一蹴され、妻が働き、佐久間さんが家事を担当する生活が始まった。
■ネクタイ締め炊事や掃除
「当初は妻に養ってもらうことを受け入れがたく、朝起きるとスーツに着替え、ネクタイを締め、炊事や掃除をしていたそうです」
しかし、一家の大黒柱として必死ながらも、楽しくて仕方ない様子で働く妻を見ているうち、「才能がある彼女をバックアップするのと、自分が働くのとどちらがいいか」と考えるように。専業主夫になる決意の表れとして金髪に染め、スーツと決別したという。
CEO堀込さんの場合、育児休暇の経験が“主夫道”につながった。
東大卒業後、昔から好きだった自動車エンジンの開発に従事した。研究職の妻が妊娠。契約の関係で妻は育児休暇を取りづらい。堀込さんが自分の上司を説得し、育児休暇を取得した。2年後職場復帰するも、当時、妻は海外赴任だったため、子どもたちと離れての生活になった。それが想像以上につらく、妻と話し合いの末、堀込さんが退職して主夫になった。
「主夫になった理由は、健康上の問題、圧倒的な収入差、親の介護、妻の転勤などさまざまでしたが、みなさん『まさか主夫になるとは思っていなかった』。世間との軋轢を感じることもしばしば。でも、総じてあっけらかんとした明るさとユルさがありました」
主夫が口をそろえて言うのは「男の沽券を100%吹っ切ると楽になる」。主夫でない男性から「どうしたらそんなに楽しそうになれるのか?」と質問されると、「こっち側に座れば楽になりますよ」。
白河さんは、「主夫が絶対お勧め!」と言っているわけではない。何らかの理由で働けなくなることはだれにだって起こり得る。近い将来でいえば、夫の定年退職後、妻の収入が主になれば、それが主夫へのきっかけになるかもしれない。
「『男は仕事、女は家事』といった男女役割分担の壁を壊し、多様性を認める。男女ともに意識の変換を図るのです」
ただし、主夫とヒモを混同することなかれ。ヒモは、女のパンツ一枚洗わない男。主夫は、堀込さんの言葉から「家事や育児を“主”体的に担う“夫”」。
主夫に向いている男性は、@無駄なプライドを捨てるのが上手A家にいるのが好きB会社での競争より子育てにやりがいを感じるC女性でもすごい人は素直に尊敬できるD節約に喜びを感じる――。偏見に凝り固まった男性には「主夫は無理でしょう」とのことだ。
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