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金銭トラブルが相次いでいます(※イメージ)
金銭トラブル相次ぐ「ママ起業連合会」 あの有名生保職員が関与 〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160428-00000207-sasahi-soci
週刊朝日 2016年5月6−13日号より抜粋
ホームページには女性たちの明るい笑顔が並ぶ。「全日本ママ起業連合会」(東京都北区)、通称ママレン。顧問は「女性が輝く社会」に賛同する参院議員だ。しかし、その団体の実態を知ると、輝きは一気に陰りを見せる。働く女性たちの陰に隠れ、怪しげなX氏(47)が暗躍し、金銭トラブルが続発していた。
X氏とは一体どんな人物なのか。関係者への取材で共通するのは、「企業経営者に近づき、巧みな話術で儲け話を持ち掛けて大金を引き出す才能に長(た)けている」という人物像だ。
大阪府出身。パンや菓子の原材料を製造する父親の会社の代表取締役を務めていたことがある。この時の経験で、食品アレルギーやアトピーについて知識を得たとされる。現在、アトピーケアを事業の柱とする合同会社「アトピック」の代表社員が、確認できる正式な肩書だ。
X氏はママレン設立以前から、数々の金銭トラブルを起こしている。
13年末にX氏は、アトピー性皮膚炎などに悩む人のための料理教室「アトピックケアサロン」を経営していた甲斐輝美さんに接近、料理教室の動画配信などで多忙をきわめていた甲斐さんから、サロンの業務委託を受けることに成功。この時、X氏は「アトピック」を設立した。当時、サロンの受講生だった北海道在住のCさん(40代)は、ここでトラブルに巻き込まれた。
Cさんは、初級コースは甲斐さんのサロンで受講したが、中級コースからX氏が教える講座に変わった。スキンケアのためのビューティーコースも加わり、Cさんは両方で約70万円をX氏に支払った。講座で使う化粧水や乳液は、アトピックで“製造”。原材料をネットショッピングで取り寄せ、調合していたのが、現ママレン専務理事の女性、О氏だったという。
化粧水は3200円、乳液2700円。100円ショップの小さなポリ容器に詰めて、アトピー性皮膚炎患者にもアトピックが販売した。容量が少なくくり返し購入するので、顧客1人当たりの費用はすぐ数万円になる。X氏は「すごい売り上げなんだよねー」と上機嫌だったという。Cさんが「薬事法は大丈夫ですか?」と質(ただ)すと、
「そう、大事なことだよね。申請すれば、すぐに許可が下りるから大丈夫だよ」
神妙な顔でX氏は答えたという。
「でも、自宅に届いた商品が、化学反応を起こして分離していたことがありました。私はアトピックに化粧品の製造番号を問い合わせたところ、信じられない回答が返ってきました。『化粧品ではなく雑貨扱い』だと。そんなことは初めて聞きました。また、X氏が講座で使ったテキストは、Oさんが図書館で600冊の専門書を読破して書き上げたことになっていた。ところがネットで調べてみると、ほとんどコピペであることが判明したのです」
X氏の自宅アパートは東京都中野区の閑静な住宅街にある。自宅から出てきて、白いベンツのドアに手を掛けたところを直撃した。
X氏は被害者の話を全面的に否定した。だが、長時間話をするうちに、しだいに辻褄が合わなくなった。
――書面で契約書を交わさないのはまちがっている。
「そうですね。不徳の致すところです」
ソニー生命保険と約定を交わしたことの真偽について質すと、「協業申請をした」と言い換えた。ソニー生命保険本社との間で契約したのではなく、「ソニー生命のYさんとした」と主張を変えた。
――参加者を信用させるため、約定を交わしたと言ったのはウソですね。
「言葉の不徳の致すところです」
最後は、疲労した表情を浮かべ「オーバートークでした」と言って、自宅へ戻っていった。
X氏に直撃した翌日、元アトピックケアサロンの甲斐さんがX氏を相手取って起こした1600万円の損害賠償請求訴訟の第1回口頭弁論があった。X氏は代理人も立てず、欠席。即日結審し、事実上、甲斐さんの勝訴が決まった。甲斐さんは話す。
「X氏と知り合った翌日から、毎日何度も電話してきて儲け話を聞かされた。協力するよ、助けるよって。経営者は孤独ですから、洗脳状態になって架空ビジネスに次々と現金700万円も投資してしまった。裁判で勝っても結局は取り戻せないでしょうね」
本誌はソニー生命保険に確認したが、協業の事実はなかった。ソニー生命保険支社営業所のY副部長はX氏との協力関係を否定していたが、最終的に認めたという。
「いろんな人脈を紹介してくれるX氏にYは心酔してしまったようです。そのため過度な発言をし、X氏の代弁者のようになり、女性たちにお金の支払いを勧めてしまったと認めている。申し訳なかったと深く反省しています」(広報課)
他にも、ママレンのホームページに、「協業」などの名目で多くの企業のロゴが掲載されていたが、各社に確認取材を開始したその日のうちに消された。
ホームページに顧問として、あいさつ文とともに会員らと撮影した写真や応援メッセージの動画を載せていた、自民党の松村祥史参院議員=熊本選挙区=の秘書は、取材にこう回答した。
「ママレンを応援していましたが、Xさんを支援するつもりはありません。状況を見守りながら顧問を一度引きたいと伝えました」
4月23日現在、ママレンのホームページは「メンテナンス中」となり、閲覧できなくなった。
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