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日銀への不信感噴出 市場との対話に疑問…緩和見送りで円急騰
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160501-00000046-san-bus_all
産経新聞 5月1日(日)7時55分配信
円相場が急騰している。日銀の追加金融緩和見送りに市場が失望し、円を買い戻す動きが一気に広がったためで、4月29日の米ニューヨーク市場では1ドル=106円台前半まで円高が進んだ。市場の緩和期待が過剰気味だったとはいえ、金融政策を先読みさせず、投資家を驚かせる緩和を続けてきたことが今回は裏目になった形だ。日銀は「市場との対話」という難問を改めて突きつけられている。(藤原章裕)
「問題があるとは思わない」。日銀が金融政策を据え置き、円高が進んだ28日。記者会見で市場との対話を疑問視された黒田東彦(はるひこ)総裁は、こう反論した。
しかし、黒田総裁は「2%の物価目標達成に必要な場合、躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和する」と唱え続けてきた。それだけに、SMBC日興証券の牧野潤一氏は「デフレ圧力の高まりを放置したのは矛盾だ」と批判した。
3月の消費者物価指数は前年同月比で5カ月ぶりに下落。日銀も企業や家計の物価観の低迷を認識し、2%の物価目標達成を「平成29年度中」に先送りしたにもかかわらず、市場はまさかの追加緩和見送りに失望した。
2日間で円相場が5円も急騰したのは、これまでの日銀への不信感が一気に噴き出した面もある。
日銀は26年10月に国債の購入量を年50兆円から80兆円に増やす追加緩和に踏み切り、今年1月には「マイナス金利政策」の導入を決めた。黒田氏はどちらについても、直前まで否定的な見解を繰り返していた。
一方で、今回の会合前の国会答弁では「今の時点で追加緩和があるともないとも言えない」と語り、市場の期待をあおっていた。
こうした手法に対し、ある証券系エコノミストは「黒田総裁の発言を聞いても金融政策の方向性は全く分からない」とこぼした。
会合後の円高について、日銀幹部は「追加緩和をやっていれば円安が進んだ。金融緩和の効果が改めて認識された」と喜んだが、これほど急ピッチの円高は想定外とみられ、「デフレ再燃」が現実味を帯びる。
黒田総裁は今後、円高を牽制(けんせい)する「口先介入」を繰り広げるとみられるが、いくら追加緩和を示唆しても市場から信じてもらえない恐れも出てきた。
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