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三菱自にお墨付き 天下り“ザル検査”法人の税金ムダ遣い
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180423
2016年4月29日 日刊ゲンダイ
車の燃費試験を独占してきた(交通安全環境研究所ウェブページ)
四半世紀もダマす方も悪党だが、ダマされる方も相当にマヌケだ。三菱自動車が長年ゴマカしてきたのは、燃費の計算に使う「走行抵抗」というデータである。
「あらゆる新車は発売前に、国交省の外郭団体による燃費性能の試験を受けます。試験は回転するローラー台の上で車を走らせますが、実際の路上では空気の抵抗やタイヤと路面の摩擦による『走行抵抗』がかかる。そこでローラーにその分の抵抗を加えて燃費を算出。その数字がカタログなどに記載されます」(自動車メーカー関係者)
マトモなメーカーなら走行試験を繰り返し、走行抵抗の値を何度も測定。その中央値を外郭団体に申告するが、三菱自は車を走らせもせずに机上でデータを算出するケースもあったという。
こんなインチキデータを真に受け、「低燃費」のお墨付きを与えていた外郭団体も罪深い。この国で車の燃費試験を独占してきたのは「交通安全環境研究所」なる独立行政法人だ。やはり官僚の天下り先で、14年度には国交省OBが理事職に収まり、年間約1500万円の報酬を得ていた。
30.8億円に上る年度予算のうち9割以上を国の交付金や補助金、要するに国民の税金に頼っているが、試験に必要なデータの測定はメーカーに丸投げ。任せっきりの態度が「どうせアイツらには見抜けっこない」とメーカー側にも見くびられて、不正の温床となって
いったのだろう。
■「完全に性善説に立っていた」
「ご指摘の通りです」と殊勝に答えるのは、交通安全環境研究所の広報担当だ。こう続けた。
「燃費性能試験の当日は必ずメーカーの担当者が立ち会いますが、『走行抵抗』の値は、事前の申請書類の様式のひとつとして、記入してもらうだけ。試験といっても合否を問うわけではなく、申告したデータをもとに燃費を算出するのが我々の役目です。チェック体制の不備というより、三菱自の不正発覚までチェックするという意識すらありませんでした。完全にメーカーを信頼し、『性善説』に立っていました」
こんなマヌケな天下り法人が、いわゆる車検を扱ってきた「自動車検査独立行政法人」と合併、今年4月から「自動車技術総合機構」なる巨大組織に生まれ変わった。理事・監事に収まる国交省OBも5人に増えた。
被害者ヅラは許されないし、三菱自と一緒にユーザーへの補償を負担しても罰は当たるまい。
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