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ソロス氏は予言している(C)AP
中国経済 崩壊へのカウントダウン <第2回>著名投資家ジョージ・ソロス氏が警告した金融危機
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180376
2016年4月27日 日刊ゲンダイ 文字お越し
著名投資家のジョージ・ソロス氏が今年初め、「中国発の世界金融危機に注意した方がいい」と警告を発した。
「中国は経済危機と呼んでいい状況に直面している」とも指摘している。
昨年6月に起きた上海株の暴落以降、中国経済の崩壊を予言するエコノミストが増加したが、世界の3大投資家のひとりといわれるソロス氏が警戒しているとなれば、世界金融マーケットは緊張する。ちなみに、3大投資家の残る2人はウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏だ。
今月15日、中国国家統計局は2016年1〜3月期(第1四半期)のGDP成長率を発表した。前年同期比で6.7%増となり、市場予測を上回る数字だった。
「とはいえ、昨年10〜12月の6.8%を下回り、リーマン・ショックの影響が色濃かった09年1〜3月の6.2%増以来となる7年ぶりの低水準でした。今年3月の全人代で中国政府は16年目標を6.5〜6.7%と設定しています。その数値に見合った結果に持ってきたのでしょう」(民間エコノミスト)
■非金融企業の債務残高は世界ワースト
GDP成長率だけを見ると、習政権の経済政策は予定通り進行しているように映る。だが、その裏では、中国経済を崩壊させかねない事態が静かに進んでいた。
16年1〜3月期に社会融資総量(非金融企業や個人への融資)が拡大し、3月は2兆3400億元(約39兆7800億円)に達した。
中国の過剰債務に対する懸念は日を追うごとに強まっている。ニッセイ基礎研究所の三尾幸吉郎上席研究員は「図表でみる中国経済(過剰債務編)」で、次のように指摘した。
「中国の過剰債務がいずれ世界経済を揺るがすのではとの不安が高まっている。債務の膨張による繁栄が限界に達し、株式市場などを崩壊させる“ミンスキー・モーメント(瞬間)”が到来したとの見方である。過剰債務が圧縮される過程では投資が減って景気が悪くなる。景気が悪化すれば輸入も減って、中国向け輸出に依存していた国々の経済にも波及する。また、債務が返済できない企業が増えて金融不安に陥る恐れもある」
中国の債務残高の現状は世界経済の時限爆弾だ。国際決済銀行(BIS)の統計によると、中国の非金融セクター(一般政府、家計、非金融企業)の債務残高は15年9月末時点で165・7兆元(約2816兆円)。非金融企業に絞ると、対GDP比で150%超と世界ワーストだ(日本は100%超)。
中国経済の減速で、企業業績は悪化し、債務返済は滞る。債務残高問題が火を噴く日は近い。
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