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ちらつく「ドン」の影 後任社長人事に透ける東芝の“病巣”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180199
2016年4月26日 日刊ゲンダイ
“忠臣”(西室前日本郵政社長=左と東芝・室町社長)/(C)日刊ゲンダイ
「リストラされた社員が浮かばれない」なんて陰口も飛び交っている。
不正会計問題でガッタガタになった東芝は、室町正志社長(66)が6月下旬に退任し、後任に綱川智副社長(60)を昇格させる方針を固めた。が、疑問は残る。長らく「東芝のドン」として君臨していた西室泰三・前日本郵政社長(80)の“影”もちらついている。
綱川氏は79年に入社以来、医療機器事業の企画や営業を担当。キヤノンに6655億円で売却した医療機器子会社の社長も務めていた。
「白物家電事業を中国に売却した東芝の経営再建は、半導体、原子力、エレベーターなど社会インフラの3本が軸になる。医療機器出身の綱川さんはまるで“畑違い”というわけで、社内には不安視する向きもあります」(東芝関係者)
そもそも後任社長には綱川氏のほかに、志賀重範氏(62)と成毛康雄氏(61)の2人の副社長の名前も挙がっていた。主力の半導体を担当する成毛氏が「有力」と報じたメディアもあったのに、なぜ? だ。
■「タナボタ人事」の声も
「志賀さんは原子力事業子会社の米ウェスチングハウスの元社長でもある“原子力のキーマン”ですが、もともと不正会計問題の根っこには、『半導体』の西田厚聡元相談役と、『原子力』の佐々木則夫元副会長の対立がある。半導体の成毛さん、原子力の志賀さんのいずれを選んでも内外に禍根を残す。“タナボタ”で綱川さんが選ばれたともっぱらです」(前出の東芝関係者)
もう50年前になるが、同じように新旧社長の確執があり、経営難に陥っていた東芝は、石川島播磨重工(現IHI)会長だった土光敏夫氏を社長に招聘した。それこそ「社外から招くという選択肢もあったはず」(経済ジャーナリストの松崎隆司氏)だ。
「室町社長は社内で『西室さんの言うことをよく聞く人』とからかわれるほどの“忠臣”です。後任の綱川副社長も昨年末、西室さんに伴われ、大手家電量販店を“おわび行脚”している。過去の“西室町体制”を引きずる社長人事とささやかれています」(経産省番記者)
不正会計問題を受けてリストラされた1万4000人強の従業員も、これじゃあ確かに浮かばれない。
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