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黒田・日銀に反旗 三菱UFJFG平野社長に「よく言った」の声
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/180061/1
2016年4月22日 プロが見る 経済ニュースの核心 小林佳樹 金融ジャーナリスト。 日刊ゲンダイ 文字お越し
危機感あらわ(写真=平野社長)(C)日刊ゲンダイ
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の平野信行社長は4月14日、都内で開かれたデリバティブ取引に関する講演の中で、日銀が2月から導入したマイナス金利政策について、「(家計や企業の)懸念を増大させているリスクに戸惑っている。(銀行は)マイナス金利を個人や法人の顧客に転嫁しにくい。体力勝負の厳しい持久戦が長期化する」と懸念を示した。
金融機関のトップが公の場で、正面切って日銀のマイナス金利政策を厳しく批判したのは初めて。「よくぞ平野氏は言ってくれた」(地銀幹部)と快哉の声が上がっている。
金融機関の首脳は、表向きはマイナス金利について「短期的にはネガティブだが、長期的には日本経済に好影響を与え、プラスに働く。効果を見守りたい」というのが決まり文句となっている。
しかし、記者とのオフレコ懇親会などでは「黒田東彦総裁は何を考えているんだ。マイナス金利は金融機関を窮乏させる最悪の施策だ」と本音を吐露していた。腹の中は怒りで煮えたぎっている。それもそのはず、マイナス金利の本質は「過去最高益を更新するなど儲けすぎている金融機関の利益を吐き出させ、それを企業や個人に転嫁することで、景気を浮揚させようとする利益の移転を意図するもの」(メガバンク幹部)だからだ。
市場はよく見ている。マイナス金利が決定されて以降、メガバンクの株価は年初から3〜4割も下落している。
三菱UFJFGの平野氏があえて黒田・日銀に反旗を翻したのは、4月1日付で兼務していた銀行(三菱東京UFJ銀行)頭取を外れ、発言しやすい立場に立ったこともあろうが、同時に日本のトップバンクグループとしての自負があってのことだろう。いま、黒田総裁の暴走を食い止めなければ大変なことになりかねないとの危機感があることは確かだ。
なぜなら、黒田総裁はことあるごとに「必要なら、量・質・金利の3次元でさらなる金融緩和をためらわない」と繰り返しているからだ。4月27、28日には日銀の政策決定会合が開かれる。平野氏の苦言は審議委員に届くか。
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