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水面下で何が…(伊藤名誉会長=左と鈴木会長の退任会見)/(C)日刊ゲンダイ
井阪社長承認で現実味 セブン&アイ創業家への“大政奉還”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179548
2016年4月16日 日刊ゲンダイ
迷走していたセブン&アイHDの役員人事がようやく固まった。
15日の指名・報酬委員会で、引退する鈴木敏文会長兼CEO(83)の後釜となるHD社長に、セブン−イレブンの井阪隆一社長(58)が昇格する人事案が承認された。大方の予想通りである。
「これで今後、経営の主導権を握るのは井阪社長と創業家でしょう。井阪社長は、鈴木会長から辞めろと言われても踏ん張った。これまで鈴木会長に逆らった人物はいなかっただけに、相当な覚悟です。ただ創業家という後ろ盾がなかったら、辞任に追い込まれた可能性は高い」(流通ジャーナリスト)
創業者の伊藤雅俊名誉会長(91)は、井阪社長の退任に反対した。セブン&アイの村田紀敏社長(72)は、「こうしたこと(人事に反対)は初めてで驚いた」と話している。
「井阪社長は今回の人事に関して、創業家と話をしたと聞いています。それが伊藤名誉会長の判断に影響したかどうかは不明ですが、井阪社長は伊藤家の次男・順朗氏(57=セブン&アイ取締役)と年齢も近く、以前から親しい間柄です」(流通関係者)
■セブン井阪社長と創業家の関係
順朗氏は1982年に学習院大学経済学部を卒業し、銀行勤務などを経て、90年にセブン−イレブンに入社した。2002年、順朗氏と井阪氏は同時にセブン−イレブンの取締役に就任。09年にはそろってセブン&アイHDの取締役へと“格上げ”されている。2人の結びつきは強そうだが、それだけに株式市場では妙な臆測も流れる。
「創業家への大政奉還は近いというのです。先読みが好きな市場ならではの見方ですが、当面は井阪社長がセブン&アイを引っ張るとしても、その後は大政奉還を決断する。そのための布石が着々と打たれている気がします」(株式評論家の倉多慎之助氏)
伊藤名誉会長の長男(62)は、東急グループ総帥で日本商工会議所会頭を務めた五島昇氏の秘書として帝王学を学び、その後、イトーヨーカ堂に入社した。専務まで務め、将来のトップ候補だったが、02年、49歳のときに「新しいことを勉強したい」と突然、退任。後継者に去られた伊藤名誉会長は無念だったに違いない。
セブン&アイの新体制は来週19日の取締役会で決まる。
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