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大ヒットした「金の〜」シリーズ(撮影/大野洋介)
鈴木会長引退後、セブン、コンビニ勢力図はどうなる?〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160413-00000001-sasahi-bus_all
週刊朝日 2016年4月22日号より抜粋
セブン‐イレブンをゼロから起こし、日本最大の流通企業に育て上げた「ミスターコンビニ」が一線を退くことになった。
セブン&アイ・ホールディングス(以下7&i)の鈴木敏文会長兼CEOが周囲の反発に晒されながらも、数々の事業を成功に導いてきたのはあまりにも有名だ。
「宅配事業のセブンミールをスタートさせたのは、少子高齢化が深刻化する以前の00年。セブン銀行の前身・アイワイバンク銀行を設立してコンビニにATMを設置し始めたのが01年。鈴木会長の『ATMが店内にあると便利だよね』という一言がきっかけでした。この宅配事業とセブン銀行はともに、社内では『収益が見込めない』と猛反発の声が上がった。それを鈴木会長が強硬に推し進めた結果、今は重要な収益事業に成長。社内では会長を『預言者』と呼ぶ人もいる」(内部関係者)
伝説として語り継がれているのは、99年の「冷やし中華事件」だという。初夏の書き入れ時に向けようやく商品化にこぎつけた冷やし中華を試食した鈴木会長は「おいしくない」と一蹴。その後、商品開発担当者は11回も作り直し、ようやく会長のお墨付きを得たという。それが今や夏の看板商品に。そんな“鈴木イズム”を熱心に信奉するFCオーナーも少なくない。
「社内では多くの社員が辞任の撤回を求めていますが、それ以上に多いのがFCオーナーからの問い合わせ。古くからのオーナーは鈴木会長にほれ込んで加盟した人も多いだけに、『会長が辞めるなら、自分もFCを辞める』と言い出す人も出かねない」(同)
カリスマが去った後も7&iは好調を維持できるのか? 流通業界に精通するプリモリサーチジャパンの鈴木孝之代表は「大黒柱のコンビニ事業でローソン、ファミリーマートの猛追を受けることになりかねない」と指摘する。
「調剤薬局やドラッグストアとの共同出店など、他のコンビニチェーンが手を替え品を替えて利用者のすそ野を拡大しているのに対して、セブン‐イレブンは圧倒的な商品開発力で利用者を引き付けてきた。『金の食パン』などが典型です。その商品開発力を支えてきたのは、完璧主義者の鈴木会長でした。常々言われてきたように、7&iには後継者が育っていない。その点は、事業部の子会社化を進めて経営幹部の育成環境を整えてきたイオングループに大きく後れをとっている。それだけに、中長期的には成長失速が予想されます」
禍根を残す引退劇となったことは間違いない。
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