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「LINE HP」より
月1万円のスマホ料金が7割減に!不安も多い格安スマホ、オススメはこれだ!
http://biz-journal.jp/2016/04/post_14654.html
2016.04.12 加藤純平/ライター Business Journal
「大手携帯電話会社(キャリア)の脅威になる」「業界の価格競争が進む」などと注目を集めていた格安SIM。格安SIMとは、日本通信やビッグローブなどの企業が、NTTドコモやKDDI(au)の回線を借りて格安でインターネット通信や音声通話を提供するサービスのこと。大手キャリアの料金に比べると7割以上安いこともあり、格安SIMは普及するとの報道も多く見られた。
ところが、蓋を開けてみると普及はあまり進んでいない。MMD研究所が発表した「2016年3月格安SIMサービスの利用動向調査」によると、格安SIMサービスの利用率は11.5%。3大キャリアにとって大きな脅威になっておらず、価格破壊を起こすほどの影響力を持っていないのが現状だ。
毎月7000〜1万円はかかる携帯電話料金を3分の1に減らすことができるにもかかわらず、多くの人が利用しないのはなぜか。その理由として2つの要因が考えられる。
■なぜ格安SIMは流行っていないのか?
まずは、通信速度や通話品質への不安が挙げられる。「安かろう悪かろう」という言葉があるように、「格安SIMの質は本当に大丈夫なのか」と不安を持ち、踏みとどまってしまう。最近になって格安SIMの通信速度は改善されてきているものの、やはり大手キャリアに比べるとどうしても劣ってしまう。かつ、平日12〜13時の間はアクセスが集中し、回線速度が大幅に落ちてしまう。これはほぼすべての格安SIMに当てはまる。
2つめは、現在支払い続けている携帯料金にあまり不満を感じない人が多いこと。自分の料金をきちんと把握している人は意外と少ないのではないだろうか。携帯料金の仕組みは複雑だ。家族割や各キャンペーンなどによってさまざまな割引サービスが存在している上に、保証パックや動画サービスなど課金サービスも多い。加えて、アプリ課金や携帯料金支払いなどが加われば、さらに把握しづらくなる。
もちろん明細書を見れば一目瞭然なわけだが、紙の請求書を利用するにはどのキャリアも約200円かかってしまう。それゆえ今では紙の明細書ではなく、ウェブ明細の普及が進んでいる。公共料金の領収書のようにプッシュ通知で知らせてくれないため、携帯料金を知るには能動的にならざるを得ない。結果的に料金をチェックすることが減り、携帯料金に対する意識は低くなっている。
以上のような理由から、多くの人が格安SIMを選ばないのではないかと予想される。そして、大手キャリアはTポイントやdポイントといったポイントプログラムのみならず、クレジットカードや電気事業、保険や動画など幅広くサービスを展開することで、ユーザーの囲い込みを行っている。これでは、いくら「安くなる」と宣伝されても、乗り換えるモチベーションは高くなりづらい。
このように、はやりづらい状況にある格安SIMだが、大手キャリアに比べて約3分の1の価格でスマホが使えるようになるのは事実。月に5000円安くできたとすると1年で6万円、5年で30万円の差になる。格安SIMをうまく使って賢いスマホライフを送りたいものだが、多くの企業が参入し有象無象の状態。一体、どのような目線で優良サービスを選べば良いのか。
■格安SIM選びの極意は「音声通話の充実」と「サポート体制」
これまでの格安SIMといえば、データ通信がメイン。音声通話はサブ的な存在で、格安SIMで音声通話をよく利用すると大手キャリアよりも割高になることも多かった。
このような「データ通信=メイン、音声通話=サブ」という状況に風穴を開けたのが、楽天モバイルだ。今年1月28日から「5分かけ放題オプション」を開始し、大手キャリアと遜色ないクオリティの音声通話を提供。このプランによって格安SIM業界のなかでは頭ひとつ抜けた存在であり、音声通話もたくさん利用したいという人には良い知らせになっている。
また、格安SIMを選ぶときに注意しないといけないのが、サポート体制の充実度だ。多くの駅前に店舗を構えている大手キャリアと違い、格安SIMは店舗を用意していないサービスが多い。つまり、何かしらのアクシデントが発生したときには、ある程度自分自身で問題を解決する必要がある。もしも連絡手段が格安SIMを挿したスマホしかなかった場合、その問題解決すらできない可能性もある。
やはり、万が一のアクシデントに備えて、サポート体制が充実したサービスを選択したほうが賢明だろう。
格安SIMのなかでサポート体制が優れているのは「IIJmio」である。 Twitter上でユーザーからの質問に答えるなど、かゆいところに手が届くサポート体制を敷いている。また、IIJmioとビックカメラが提携した「BIC SIM」なら、ビックカメラに窓口が設けられているので、困ったことがあれば駆け込めばいい。
現在の格安SIMの市場規模に対して、参入している企業が多すぎるといえる。つまり、今後統廃合を含めたサービス同士の淘汰が進む可能性が高い。自分が使っていたサービスが終了するとなると、手続きする必要が出てくる。そういった意味でも、小規模のサービスは避け、大きな規模のサービスを選ぶほうが得策だ。
■LINEモバイルの衝撃
そんななか、3月末に発表された「LINEモバイル」に熱視線が集まっている。プランによって1カ月間で使用できるデータ容量が決まっているが、LINEモバイルはLINEやFacebook、Twitterなどの主要な機能にはデータ通信量をカウントしない。LINE上での電話も含めて使い放題になる。費用は、月額500円から利用できる予定。LINEモバイルがスタートすれば、格安SIM業界の形勢は激変する可能性が非常に高いだろう。
しかし、サービス開始は今夏を予定と時間があり、まだ明らかになっていない情報も多い。充実した格安SIMライフを送りたい人は、今は楽天モバイルやIIJmioを活用し、情報や使用感が出たあとでLINEモバイルに移行するかどうか選んだほうが良さそうだ。
(加藤純平/ライター)
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