http://www.asyura2.com/16/hasan107/msg/165.html
Tweet |
2011年の「75円」に逆戻り?(C)日刊ゲンダイ
9月1ドル87円の衝撃リポート “円高倒産”再び続出の現実味
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/178552
2016年4月1日 日刊ゲンダイ
金融市場で円高基調の勢いが増している。日銀が今年1月にマイナス金利導入を決定して以降も、円高進行は止まらず。昨年末は1ドル=120円台だったが、今年2月中旬には1ドル=115円台を割り込み、現在は112円台まできた。米国の4月利上げの“見送り”で、さらに円高圧力が高まっている。
一体どこまで円高が進むのか。昨年12月の日銀短観によると、大企業・製造業の想定為替レートは1091社平均で119円40銭。すでに想定以上の円高になっている。輸出に頼る企業は戦々恐々だろう。
そんな中、「今年9月には“1ドル=87円”」というリポートが、関係者に衝撃を与えている。エモリキャピタルマネジメント代表の江守哲氏が東洋経済オンラインに寄稿したもので、「ここまでの急激な円高が進むのか」というわけだ。改めて、江守氏に聞いてみた。
「過去の為替相場の急落局面を調べていくと、いったん円高トレンドに向かうと、87、85、83円まで突っ込むのが平均的な動きです。今後、円高基調は少なくとも今年9月までは続くと考えられる。その際は1ドル=87円まで進むと思います。(3年前に)アベノミクス相場が始まった時も1ドル=75円で、1ドル=125円まで50円も円安になっている。今度は逆に50円の円高になってもおかしくない。為替と日経平均株価の関係を見ると、1ドル=87円では、株価水準は1万1000円前後。もう一段下がり、1ドル=83円になれば、1万円割れもあるでしょう」
企業も今後の円高進行を折り込み始めた。トヨタ自動車では、豊田章男社長が「経営環境の潮目が変わった」と発言。春闘で3000円のベア要求に対し、1500円と渋った。トヨタ自動車の想定為替レートは1ドル=115円(16年3月期)。1円の円高で400億円の利益が吹き飛ぶが、仮に1ドル=90円となれば、単純計算で1兆円もの損失が出る。1ドル=80円台になると考えるだけでも恐ろしい。
「円高が大企業を直撃すれば、取引先の中小企業にも波及的に影響が出てくる。4、5年前に円高に突入した際も、中小企業で“円高倒産”が続出しました。今後、再び円高に転じれば、円高→円安→円高となり、振れ幅が大きい。中小企業はその局面、局面でコスト削減などの対応に追われ、もう体力が残っていない。再びバタバタと“円高倒産”が続出するでしょう」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)
アベノミクスは企業をただ振り回しているだけなのだ。
関連記事
9月までは円高が続き「1ドル87円」が焦点に 2018年半ばまで続くなら日経平均1万円を試す(東洋経済)
http://www.asyura2.com/16/hasan107/msg/130.html
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民107掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。