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その転職活動では失敗する!人材会社頼みはNG、こんな地道な努力が転職を大きく左右
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14291.html
2016.03.18 文=中沢光昭/経営コンサルタント Business Journal
社内を見渡したときに自分が希望する仕事があった場合には、社内でポジションを上げたり仕事の幅を広げたりして、どうやってそこにたどり着くのか、具体的に何をすべきなのかを考えなければなりません。実はこの行為は、転職に向けた努力と同じなのです。
自己啓発本に書かれている内容を地道に毎日やってスキルを身につけていったり、コミュニケーションスキルを高めて人間関係を広げて情報収集したり、資格を取ったり英語力を高めたりするのと同時に、それらを機会があれば仕事の関係者に「私はこんなこともできます」とアピールするなどの取り組みです。自分なりに業務に関することや教養を勉強する、わからないことは素直に人に聞く、わかりやすく文章を書く、自分に責任がある事態が起こったときにはすぐに謝る、感謝すべきときにはその意を示す――といった基本的な人間力を意識することが重要です。
ここで注意したいのは、新しく仕事の幅を広げようとした場合には、当面見返りを求めないで希望と類似する仕事を手伝ったり、「うるさい」「わかっていない」などと叱責されたり、的外れなことを言ってしまい恥をかいたりすることを恐れずに、現在の上司や担当したい仕事を管轄している上長などに「その仕事についてどう思っているか」「自分ならどういったことができるか」ということを機会があるたびに話すことが大切であることです。
たとえば、派遣社員や業務委託の方でも、同じ職場の正社員とよく会話する人もいれば、ほとんど会話しない人もいます。それがなかなか難しい空気であったとしても、会話を通じてお互いに人となりを知ることが、仕事の幅を広げる機会になったりします。「ルール上はNGかもしれませんが、言われれば違う仕事でもなんでもやりますよ」と公言していたことが、数年後にその人の人生を大きく変えたりもします。雇用形態の変更をお願いするよりも、変更せざるを得ないと判断されるように先に仕事をしてしまう方が早かったりもします。
目先の実りが見えない取り組みかもしれませんが、一通り社内でできることをやっておいたほうが、最終的に転職活動をすることに決めた場合においても話すネタは広がりますし、長い目で見たら無駄になりませんし役立ちます。
仕事の幅を広げたり深めたりするために資格を取ろうとしたり、周囲の人とこまめに円滑にコミュニケーションを取るということは、やっておくに越したことはないということは認識しつつも、大多数の人はやり続けられません。即効性がないからです。そうした努力をすること自体、「どこかで見てくれる人がいる」と思い続けることが重要です。それが資格となって形に残ったり、何かエピソードができたりすることは、社内で新たな仕事を得ようとする際に人事担当者とのネタになりますし、転職活動においても同様です。
そんなに興味を持っていない事柄について、自分の人生をより豊かにしたいという思いできちんと行動に移せる人は、勤勉なので何をやっても大丈夫だと思います。
■外への扉を開く
社内で一通り取り組んだ上で、「やっぱり外に機会を求めるしかない」と判断したときには、まずは会社に在籍しながらの転職活動に踏み出しましょう。
オーソドックスなのは、職務経歴書を書いて、人材エージェント会社に登録して、そこのデータベースに掲載されている求人情報を探して積極的にエントリーしたり、あるいは転職エージェントやキャリアコンサルタントと相談して、求人情報を紹介してもらったりすることです。
大方のキャリアコンサルタントは非常に忙しく、そして実に「正直に」対応してくれます。そのため、面談をして「何か相性にフィットした求人が出ましたら情報送りますね」という結びで終わった場合は、そのコンサルタントはあなたに手間をかけている時間がないので、あなたのために時間を割けないというサインであり、希望するような求人情報が後日送られてくることはないと思っていいでしょう。キャリアコンサルタントは高いノルマ(採用成立時に企業側から払われる成功報酬)を課せられている以上、成功率が低いと判断した人に対してあまり時間を割きたくないというのは当然でしょう。
また、最近は「こういった職歴・キャリアの人はこうしたところに転職した」というデータが蓄積されているため、システムによる自動処理も進んでいるようです。よって、職務経歴書を一生懸命書いて登録しても、システムによって「この人は、だいたいこんなもの」と判断され、なかなかキャリアコンサルタントとじっくり相談できないケースもあるようです。
その場合は、とりあえず自分でいくつかの会社に応募してみて、書類選考や面接を受けていきましょう。結果が芳しくないようであれば、考え直して今の会社に腰を据えて何かに取り組み、職務経歴書に興味深いストーリーを書くためにがんばるというのも、至極真っ当な選択肢です。
以前は転職について「35歳限界説」というのがありましたが、最近は「40歳を超えても大丈夫」といった情報を目にすることが増えてきました。ただ、気を付けたいのは、「歳を取っていても大丈夫」という意味ではなく、「色々な経験や問題意識を持って仕事に取り組んできたことで、成果・結果をわかりやすく語れる40歳以上であれば大丈夫」ということです。「ひとつの会社で辛抱してただ在籍してきました」というのでは、30歳くらいが限界なのかと思います。ですので、いろいろな取り組みは早いに越したことはありません。
今回は、仕事の広げ方や、市場からの自己評価を知る方法について述べてきました。次回は、実際に転職活動を進めているなかで求人情報を紹介されたり、面接試験を通過している人に向けて、具体的な取り組み方を紹介したいと思います。
(文=中沢光昭/経営コンサルタント)
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