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真剣に考えた方がいい100歳まで生きるリスク 「定年退職をして悠々自適」なんて絵に描いた餅だ(JBpress)
http://www.asyura2.com/16/hasan106/msg/534.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 14 日 01:42:06: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


真剣に考えた方がいい100歳まで生きるリスク 「定年退職をして悠々自適」なんて絵に描いた餅だ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46301
2016.3.14 安田 修 JBpress


 私が起業をした理由の1つは、そのままサラリーマンを続けるのはある意味で「危険」だと考えたからです。


 大企業でサラリーマンを続け、定年退職をして悠々自適という、安泰に見える「当たり前の」人生計画がなぜ危険なのでしょうか。考えてみましょう。


■平均寿命、30年後には100歳に?


 2015年1月にNHKが放映した「NEXT WORLD 私たちの未来 第2回『寿命はどこまで延びるのか』」では、世界中の多くの研究者が今後30年程度で平均寿命が100歳になるかもしれないと予測していました。


 本当にそこまでいくかどうかは不確定要素もありますが、医学の進歩により平均寿命は年々伸びており、今後も伸びるトレンドにあることは間違いありません。あなたが100歳まであるいはもっと長く生きてしまう確率は、高まっているのです。


「いや、自分は80歳で死ぬから良いんだ」とかそういう話ではありません。これは「長く生きるリスク」です。


 長生きは基本的には人生にとっては良いことですが、経済的には大きなリスクです。あなたは100歳まで生きるために十分な資産を、定年退職までに準備することができますか。


■年金の受け取りは期待できない


 今の若い人が受け取ることのできる年金額についてはさまざまな議論がありますが、財源を考えれば明らかに、それだけで生活できる程の十分な金額を受け取ることはもはや不可能です。



 平均寿命が伸びれば受給対象者が増え、一方で収入の方は増えませんから、みるみるうちにこの仕組みは崩壊します。


 これだけ高齢化が進む中で、働き手が老人を支える「賦課(ふか)方式」を維持しようとすることに無理があります。


 かといって、いまさら自身の分を自分で負担する「積み立て方式」に移行するにも莫大な財源が必要になりますから、どうやっても制度は維持できません。


 政府は「年金を一切払わない」とまではおそらく言わないでしょうが、いずれ支給される金額は大幅に減額されることが火を見るよりも明らかです。


■国家財政は破綻する


 あえて断言しますが、増え続ける社会保障費、医療費により国家財政は確実に破綻します。


 2015年度末で、国の借金は1000兆円を超えており、単年度の収支は大幅なマイナスです。もはや、デフォルト(債務不履行)するか、ハイパーインフレで目減りさせるか、大増税をするかで個人の金融資産1400兆円を召し上げるしかないという状況です。


 その方法はどうあれ、先送りにしたツケを負担するのは国民自身です。ハイパーインフレや大増税があれば、あなたが蓄えてきた貯金や資産が、紙くずになるかもしれません。


 銀行預金は一見リスクが無いようで、インフレにはとても弱いアセットクラスです。いざとなったら預金封鎖、という非常手段もありますから、そういう意味では決して安全ではありません。


■会社が倒産するリスク


 さらに言えば、人生のリスクとしては勤務先の会社が倒産するかもしれないというものがあります。


 会社に何かあったとき、ただ漫然とサラリーマンを続けていたとしたら、自分でお金を稼ぐスキルは身に付きませんから、路頭に迷うことになります。


 若い頃なら再就職すれば良いだけの話ですが、ある程度年齢が行ってから会社に倒産されると、手の打ちようが無くなります。


 うちは絶対に潰れない? かつてのJALが、東京電力が、シャープが、こんな状態になると予想できたでしょうか。どんなに盤石に見える会社でも、10年後、20年後はどうなるかは読めません。


「絶対」はありませんから、万一の変化に対応できない状態に自らが置かれているのは、1つのリスクです。私の言っていることが、大袈裟ではないことはきっとご理解いただけるでしょう。


■濡れ落ち葉と熟年離婚


 そして、あなたがこれらのリスクを全てくぐり抜け、めでたく定年退職を迎えたとしましょう。


 手元には幾ばくかの資産もあると。おめでとうございます。しかしそのとき、あなたには何が残っているでしょうか。


 サラリーマンとして家族を顧みずに滅私奉公をして、奥さんと心は通わず、仕事も無くなり、趣味も無く、「濡れ落ち葉」としての余生ではないでしょうか(やや極端に言っていますが、そういう兆しはありませんか? 私はありました)。


 経済的には何とか食べていけるだけの資産があったとしても、残りの人生は残酷なまでに長いのです。それでも幸せだと、本当に思えるでしょうか。


 健康であれば、お金があってもすること(社会との接点)がないと、辛いですよね。老後に誇りを持って続けられる仕事が無いというのは、精神衛生上も大きなリスクだと思うのですが、いかがでしょうか。


■リスクヘッジとしての起業


 人生計画を立てる上では、これらのリスクを全て、考慮に入れる必要があります。今まで述べてきた平均寿命、年金、国家財政、会社の倒産、濡れ落ち葉のリスクまで考えると、定年退職をして悠々自適という計画はもしかしたら、絵に描いた餅なのかもしれません。


 もちろんこれらのリスクを全て消すことは不可能ですし、ヘッジする方法も1つではなく、株や不動産などのインフレに強い資産を保有したり、海外に分散をしたり、副業をする、趣味を充実させる、ワークライフバランスを取るなどしてリスクを分散する方法があります。


 今の仕事を頑張るというのも、それだけでは少し不安ですが、それはそれで立派な手段の1つです。


 私は、これらのリスクをヘッジする手段として、会社を辞めて起業をするのが最上の手段だと思い至りました。老後になっても稼ぐことのできる手段と能力を身に付けて、一生現役でいられるようにしようと。


 その基盤を整えた上で、仕事と家庭、趣味のバランスは今から整えていこうと。全てのことを定年退職後に先送りせず、今から始めようと考えました。


 正直、サラリーマンとしての「安定」と比べて、どちらが正しいのかは今でも確信はありません。ただ、私にとってはこちらが正解だという直感はあります。


 私にとって大切な価値観である「自分の頭で考えて自由に仕事ができる」というメリットを合わせて考えれば、起業をしたのは正解だったと、1年が経とうとしている今、改めて思います。


 もちろん、何が正解かは人によって異なり、あなたがどのような価値観を持っているかで決まります。あなたの場合は、どうでしょうか。


 それでは、また。人生計画で夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修でした。


 

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コメント
 
1. 2016年3月14日 06:03:49 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[1843]
>2015年度末で、国の借金は1000兆円を超えており、単年度の収支は大幅なマイナスです。もはや、デフォルト(債務不履行)するか、ハイパーインフレで目減りさせるか、大増税をするかで個人の金融資産1400兆円を召し上げるしかないという状況です。


こういうアホがまだいたんだ(呆れ)
金融緩和で日本政府の借金は300兆円も減って既に財政は健全になったよ


2. 2016年3月14日 09:56:50 : Fmeg2lAc8E : zguraS7DhaU[208]
定年後は悠々自適で趣味に生きるなんて、そんなにありがたい事かね?
俺は体が動く間は仕事をして、ギャラも少しは貰って、出来れば税金も払って、あまり世間様のお世話にならずに生きたいやね。
身体が効かなくなりゃあ、その時は頼まあ。

3. 2016年3月14日 11:59:54 : 62QaAmZ1Pg : F9H@HWLLFJE[87]

お払い箱になった「社畜」

  つまり「解放奴隷」のことだ 

  チンケな建て売りや靴箱のようなマンションを

    35年ローンや親子二世代ローンで買わされているのに 

     どれほど騙されても一国一城のあるじとか 

      (江戸期女郎の年季奉公ですら二世代は勿論35年もなかった)
     
       自分の立場を甘く考えたい根っからの奴隷・社畜たち

          なにが悠々自適だ

    断言する リーマンやリーマンコに 未来はない 。。。。

      自分の住んでいる場所が地獄であることに目覚めよ

      


4. 2016年3月14日 17:09:10 : vDNAc3NemY : cG1nx7o9NbM[13]
癌や脳卒中などが克服されるようになれば平均寿命100歳も可能かもしれないが、それは不可能だろうし人間はそんなに長く生きるように作られていない
現在の平均寿命についても、今生まれた0歳児の予想余命である
実際は平均寿命や健康寿命はもっと短いし、今後それが伸びていく保証はないし、戦争や原発、大災害など短くなるリスクのほうが大きいのではないか
現在の男性の健康寿命は72歳であり、長生きと言われる日本人も70歳を過ぎれば死に直面することになる
そんな短い人生なのだから、たまには贅沢もしたいし、自由も楽しみたいが、奴隷生活が染み込んだ生活をした者はそういう真似はしたくてもできない


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