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1日、米フロリダ州マイアミで支持者らに演説するクリントン氏(ロイター)
【日本の解き方】トランプ氏&ヒラリー氏の日本叩き 選挙戦では円高圧力強まる恐れ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160305/dms1603051000002-n1.htm
2016.03.05 夕刊フジ
米大統領選挙は長丁場だ。11月の本選に向けて、民主党と共和党の候補者選びが各州で行われている。例年2月下旬か3月上旬の火曜日に、多くの州で予備選挙や党員集会が実施されるので、その日をスーパーチューズデーと呼んでいる。過去の大統領選の歴史をみても、スーパーチューズデーの結果はかなり大きい意味を持つ。
今回は3月1日に、民主、共和両党はそれぞれ全米11州で一斉に予備選挙や党員集会を開いた。
その結果は、民主党でヒラリー・クリントン元国務長官が7勝(アラバマ、アーカンソー、ジョージア、テキサス、テネシー、バージニア、マサチューセッツの各州)、バーニー・サンダース氏が4勝(オクラホマ、コロラド、バーモント、ミネソタの各州)となった。
共和党では実業家のドナルド・トランプ氏が7勝(アラバマ、アーカンソー、ジョージア、テネシー、バージニア、バーモント、マサチューセッツの各州)、テッド・クルーズ氏が3勝(オクラホマ、テキサス、アラスカの各州)、マルコ・ルビオ氏が1勝(ミネソタ州)だった。
スーパーチューズデー以前に民主党はクリントン氏が3勝、サンダース氏が1勝、共和党はトランプ氏が3勝、クルーズ氏が1勝していた。これで、民主党はクリントン氏が10勝、サンダース氏5勝。共和党はトランプ氏10勝、クルーズ氏4勝、ルビオ氏1勝となった。
今回のスーパーチューズデーは、主に南部の州で予備選や党員集会が行われた。その地域は、伝統的に共和党の地盤であり、そこで勝利したトランプ氏が共和党の大統領候補になる確率はかなり高まったであろう。
民主党は、クリントン氏がサンダース氏の追い上げをかわして差を広げつつあるので、クリントン氏対トランプ氏の可能性が高まってきた。
世論調査などをみると、両者の直接対決では、クリントン氏に分があるといわれている。しかし、泡沫候補と言われながらも、民衆の支持を受けてきたトランプ氏の勢いは侮れない。どこか米国民はトランプ氏の暴言を聞きたいかのようにも思えてくる。
こうした展開は、どちらが大統領になるとしても、日本にとってちょっと厳しくなるだろう。クリントン氏やトランプ氏は、日本が貿易で不公正なことをやっており、けしからんという対日認識だ。実は事実誤認しているだけなのだが、典型的な米国人によくあるタイプなので、先が思いやられる。
今後、各州の予備選・党員集会や大統領選の本選までの間、この種の日本叩きの発言が相次いで出てくるだろう。
大統領選が終わると問題にならなくなるので、長期的にはこうした政治的発言の影響はあまりないが、短期的には為替の変動要因になる。発言が出るたびに円高圧力が働くこともありうるので、この辺りはよく注意しておいたほうがいい。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
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