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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
人不足&高齢化で争奪戦も パイロットの笑いが止まらない
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/175887
2016年2月24日 日刊ゲンダイ
今年の官製春闘は、マイナス金利バズーカによる円高・株安のせいで、盛り上がりに欠ける。自動車大手労組のベア要求額はトヨタ、日産、ホンダとも月3000円。いずれも前年実績を下回る一方で、景気がいいのがパイロットだ。
日本航空が今年4月から、パイロットの給与を年100万〜200万円引き上げる――と報じられた。日航パイロットの昨年3月期の平均年収は1636万円と、普通のサラリーマンならタメ息が出そうな額だが、それでもライバルの全日空に比べたら300万円ほど安いという。
理由ははっきりしていて、パイロット不足だから。単純に売り手市場というわけだ。航空需要の高まりで、2030年には世界的に現在の2倍以上のパイロットが必要になるとされる。
「いわゆる『2030年問題』です。アジア・太平洋地域ではそれが4.5倍とみられている。とりわけ日本は、バブル期に大量採用したパイロットが一斉退職するだけに深刻です。すでに壮絶なパイロット争奪戦が繰り広げられており、日航では14年度に約30人のパイロットが転職などで退社した。中国の航空会社の中には、年収4000万円以上を提示するところもあるそうです」(国交省関係者)
業界だって手をこまねいているわけじゃない。国交省は昨年4月から、旅客機パイロットの年齢制限を64歳→67歳に引き上げている。ちなみに、96年には62歳だった。
「要するに“定年延長”で人材を確保しようというわけで、67歳でも追いつかず、70歳まで延ばそうという話も出ているようです。ベテランを活用すること自体、悪い話ではありませんが、本音を言えば、どの航空会社も若くて健康なパイロットを使いたい。どうなるかといえば、30〜50代のパイロットは高年収の大手航空会社に集中。一方で、格安のLCCはシルバーパイロットばかりになる。大手とLCCのパイロットでは2倍以上の年収格差があるので、仕方ないでしょう」(大手航空会社パイロット)
別の心配もある。
「企業コンプライアンスの時代に、パイロットとCAの不倫なんて、とてもとても……コスト削減もあって、滞在先のホテルも別々です。ただ、シルバーパイロットは古き良き時代を知っている。間違いを起こさなければいいのですが」(別のパイロット)
それだけ元気なら安心だけど。
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