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雑感。マイナス金利後の動き
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52788336.html
2016年02月23日 在野のアナリスト
民主と維新が、3月に合流することとなりそうです。党名を変える形で民主が吸収するということですが、もっとも分かり易い新党名は『民主結維党』でしょう。『結維』という漢字はありませんが、『結い』と『維新』を合わせて『ゆい』と読ませ、略名は民主のままとすれば、双方も受け入れやすい名前です。『けつい』と読ませても面白そうですが、問題は英語名でしょう。維新の党の英語名は『Japan Innovation Party』、直訳すると日本革新党です。これをそのまま用いると『Democratic Innovation Paety』、民主革新党…より左っぽい感じになります。維新を英語で表記するものがないので『Innovation』になったのでしょうが、態度は保守、党名は革新、という状態よりは、まだ実状に近づくのでこちらの方がすっきりする、となるのかもしれません。
日銀がマイナス金利を導入してから1週間、様々な動きがあります。ここにきて三井住友銀がATMの手数料無料、ATM設置数No.1をアピールするなど、預金者獲得ともみられる動きを見せています。預金金利を下げ、運用が難しくて預金を増やしたくない、とされる中でやや異例ともみられますが、逆からみれば預金流出がおき始めている、とみた方がよいのでしょう。小売店のポイント制積立て預金の利回りが高く、そちらに申し込みが殺到している、また住宅向けの小さな金庫が売れている、との話もありますが、定期預金でさえ利息がつかない中、銀行に預けておいても仕方ないとの認識が広まっている。今週に入ってから株式市場の売買高も2兆円カツカツ、と個人投資家も逃げだしている。預金もダメ、投資もダメ、そんな状況に日本は陥っているのでしょう。
信用金庫が預金金利引き上げ、といった話もありますが、信用金庫は日銀とは別に積み立てがあり、金利は非公表であるものの、まだ高い金利設定のままだとされます。しかし金額に上限があったり、信金にも工夫がみられ、手放しで喜べるほど使い勝手はよくなさそうです。問題は、信金の積立て先さえ運用難であることは同じです。ただ、ここに来て企業も超長期債の発行に前向き、とされます。企業の発行する債券は、その信用により利回りも変わるため、こうしたものが国債の代替として機能するのかもしれません。ただし、こうした超長期債を発行するような企業は、経済環境が悪くなると経営への不審が広がり易いため、注意が必要な代物ともなるのでしょう。
国内はまだ混乱がつづきますが、海外はもっと混乱中です。英国によるEU離脱が現実味を帯び、ユーロ安円高がすすみ、つられてドル円も円高にふれました。3月末の上昇を見こんで、そろそろ仕込みを入れる層がでてきたものの、米国株の上昇要因は、日本株の下落要因になっており、重しとなる。加えて、国内の資金の流れが未だに落ち着いておらず、預金が減れば貸し出しが増えるどころか、減るかもしれない。それは不動産ローンの貸し出しも同じ、金融機関の預金の流出状況、それが実は今後の金融政策の行方すら決定しかねない、とも言えるのでしょう。
今はまだ分かり易いけれど、雲のものともつかない材料で市場は上げ下げしています。しかし間違いなく、今後襲うのは円高です。世界的に景気が改善傾向を示さない限り、円高は止まらない。しかも世界各国が、この景気減速、後退をうけて何をしでかすかも分からない状況では、ますます国が潰れることがない、その安定感が円買いを促すことにもなります。三井住友銀が、ベアを見送るとも伝わる。インフレ誘導い失敗した日本、残されたのは日銀の経営の不安定さ、ということでしかない。その材料をいつ織りこんで円安になるのか? まだまだ先のことでしょうが、そのときは安全資産の円という認識も消えているのであって、預金金利の流出が、海外への資産もちだしという最悪な形で円安にすすむことになることも、警戒すべきなのでしょうね。
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