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銀行は大混乱 劇薬マイナス金利を進めた日銀4人組
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160219-00005892-sbunshun-bus_all
週刊文春 2月19日(金)7時1分配信
日本銀行は16日からマイナス金利を導入した。金融機関が日銀に預ける当座預金の金利をマイナス0.1%に引き下げるが、当面は当座預金残高260兆円の3.8%に当たる10兆円程度が対象となる見込みだ。
ただ、マイナス金利の影響は日銀の想定を超えた。銀行の預金金利は、相次いで引き下げられ、みずほ銀行は預入期間が1カ月物から10年物まで定期預金の金利がすべて同じ0.025%になった。
さらに預金に管理手数料を導入する動きも進むとみられ、「タンス預金の方がまだましと金庫が売れているようだ」(メガバンク幹部)。
劇薬となったマイナス金利だが、発案したのは「黒田東彦総裁、中曽宏副総裁、雨宮正佳理事、内田眞一企画局長の日銀の中枢4人組」(日銀関係者)という。
検討を始めたのは半年前の昨年夏。「中国発の世界的な株価暴落を受けて追加緩和策のメニューを準備しておこうとなった」(同前)という。事務方が俎上に載せたメニューは5種類。マイナス金利もそのひとつだった。
黒田総裁は、1月20日からのスイス・ダボス会議出席のため離日する直前に、事務方に緩和策の最終的な絞り込みを指示した。そして、帰国後の1月28、29日の金融政策決定会合に満を持してマイナス金利を提案した。
「1月25日の幹部会議で事務方の内田企画局長が複数の緩和メニュー案を提示し、黒田総裁と雨宮理事がマイナス金利策を推した。慎重な中曽副総裁も黒田総裁の意見に従った」(同前)
特に強く推したのが雨宮理事だ。2%の物価上昇率の達成が至上命題の黒田総裁の心中を忖度(そんたく)したと見られている。
「雨宮君は東大経卒で企画畑が長い日銀の本流。酒が飲めず、“ゲコの会”なるものを作って行内外の人脈を広げてきた。将来の総裁候補には違いないが、押しが強くやや高飛車なところがある。天狗になっているという話も聞く」(日銀OB)
一方、総裁の女房役である中曽副総裁は、「地味で目立たなかった国際畑の中曽氏が副総裁まで昇格したのは黒田氏のおかげ。総裁に従うのが常」(同前)という。
4人組が導入した劇薬の結果は吉と出るか、凶と出るか。
<週刊文春2016年2月25日号『THIS WEEK 経済』より>
森岡 英樹(ジャーナリスト)
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