Business | 2016年 02月 16日 04:47 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス 円・ユーロ下落、前週の安全買い反転=欧州外為市場 Arrangement of various world currencies including Chinese Yuan, Japanese Yen, US Dollar, Euro, British Pound, Swiss Franc and Russian Rouble pictured in Warsaw, January 26, 2011. REUTERS/Kacper Pempel (POLAND - Tags: BUSINESS) - RTXXN0A Arrangement of various world currencies including Chinese Yuan, Japanese Yen, US Dollar, Euro, British Pound, Swiss Franc and Russian Rouble pictured in Warsaw, January 26, 2011. REUTERS/KACPER PEMPEL (POLAND - TAGS: BUSINESS) - RTXXN0A [ロンドン 15日 ロイター] - 15日の欧州外為市場では、ユーロと円が対ドルでそれぞれ1%下落した。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁や安倍晋三首相らが世界経済浮揚に向け一段の措置を導入できると示唆したことを受け、前週見られた安全資産への資金逃避の動きが反転した。
終盤の取引でユーロ/ドルEUR=1.1145ドルで推移。ドル/円JPY=は1%高の114.45円となっている。 安倍首相はこの日の衆院予算委員会で、為替相場の「急激な変動は望ましくない」と表明。また、今月下旬に上海で行われる20カ国・地域(G20)会合で「世界情勢についてしっかりした対応をとってもらいたい」と語った。 またドラギECB総裁は欧州議会で行った証言で、このところの金融市場の混乱、もしくはエネルギー価格の長期的な下落によりユーロ圏のインフレ率が低水準にとどまる状況が長引く恐れがある場合、ECBは3月の理事会で政策緩和に踏み切る用意があると述べた。 ラボ銀行(ロンドン)のストラテジスト、ピョートル・マティス氏はドラギ総裁のこの日の発言について「世界的な市場心理の一段の改善につながる比較的ハト派的な姿勢の表明だった」とし、「議会証言開始後にドルの対ユーロでの上昇が拡大し始めた」と述べた。 このほか中国人民銀行の周総裁は13日、中国の外貨準備が増減するのは極めて自然と指摘。オンショア取引で人民元相場CNY=は春節(旧正月)の祝日前と比べて1.2%上昇した。 ただ、この日発表の日本の2015年10─12月期実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス0.4%、年率換算でマイナス1.4%と、2四半期ぶりのマイナス成長となった。ウエスタン・ユニオン(ロンドン)のトビアス・デービス氏は、日本のほか中国をめぐる懸念はなお存在すると指摘している。 <為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 ユーロ/ドルEUR= 1.1142 1.1210 ドル/円JPY= 114.66 113.76 ユーロ/円EURJPY= 127.76 127.52 http://jp.reuters.com/article/europe-forex-idJPKCN0VO29J ドラギ総裁:市場の波乱が見通しを脅かせば、ECBは行動へ (1) 2016/02/16 03:09 JST (ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は15日、金融政策の効果が実体経済に浸透することを金融市場の波乱が脅かす兆候が見られた場合は、ECBは行動すると言明した。 総裁はブリュッセルの欧州議会で証言し、同総裁は「最近の金融波乱を踏まえ、当中銀の金融刺激が金融システム、特に銀行を通じて伝わる状況を分析する」と話した。加えて、エネルギー価格の下落再開についても検証し、「この2つの要素のいずれかが物価安定に下方向のリスクをもたらせば、われわれは行動することをためらわない」と述べた。 ECBは次回、3月10日に政策を決定する。成長鈍化とエネルギー値下がりでユーロ圏のインフレ率は同中銀が目安とする2%弱の水準にはるかに届かず、銀行を中心とした最近の株安が脆弱(ぜいじゃく)な信用の回復を脅かし、景気回復を阻害しかねない状況となっている。 世界経済について総裁は、「リバランスのプロセスが続くことが、中期的な成長持続を確保するために不可欠だ。これは短期的に何らかの向かい風を受けることを意味する。そうなれば関連リスクを注意深く監視することが必要になる」と述べた。 また、「銀行株の下落は銀行が低成長・低金利環境および、危機後に設けられた世界的規制の枠組みの強化に適応するため、一段のビジネスモデル調整が必要になるとの見方によって増幅された」と分析。しかしながら、規制改革は「個々の金融機関ばかりでなく金融システム全体の耐久性を強める土台を築いた」と当局の取り組みを評価。ユーロ圏の銀行は今後数年で不良債権を秩序正しく減少させられる「好位置」につけているとも述べた。 英国の欧州連合(EU)加盟条件をめぐる交渉については、理想的な決着は「英国をEUにつなぎ留めることだ。そうなれば双方が利益を得ることができる」と述べた。ECBは交渉に加わってはいないと付け加えた。 原題:Draghi Says ECB Will Act If Market Turmoil Threatens Outlook(抜粋) Draghi Says ECB Will Act If Market Turmoil Threatens Outlook (1) 記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net;ブリュッセル Julia Verlaine jverlaine2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net Piotr Skolimowski, Catherine Bosley 更新日時: 2016/02/16 03:09 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2LGRX6S972K01.html NY原油(15日電子取引):続伸、一時30ドル超え−立ち会い取引休場 2016/02/16 05:06 JST (ブルームバーグ):15日のニューヨーク原油先物市場の電子取引で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸し、ほぼ1週間ぶりに1バレル当たり30ドルを超えた。この日はプレジデンツデーの祝日で立ち会い取引は休場。 アクスポ・トレーディング(スイス、ディーティコン)のアナリスト、 アンディー・ゾマー氏は「年末にかけて供給超過は大きく縮小するだろう。需給動向をみると、原油市場はなんとか貯蔵能力の限界に到達せずに済みそうだ」と電子メールで述べた。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は一時71セント上昇し、1バレル=30.15ドルに達した後、午後1時に1.1%高の同29.76ドルで電子取引を終了した。 原題:Oil Advances for a Second Day After Bullish Bets Increase(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Grant Smith gsmith52@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Herron jherron9@bloomberg.net Ben Sharples, Adam Williams 更新日時: 2016/02/16 05:06 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2LSWHSYF01V01.html
Business | 2016年 02月 16日 04:54 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス ECB、500ユーロ紙幣の廃止を検討=ドラギ総裁 [フランクフルト 15日 ロイター] - ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、500ユーロ紙幣の廃止を検討していることを明らかにした。数百億ユーロが現金として手元に置かれているほか、犯罪に使われるケースが多いためとしている。欧州議会での証言で述べた。 罰則は科せられないとし、人々は代わりに200ユーロ紙幣を手元に置いておくことができると述べた。 また、500ユーロ紙幣は違法な活動に悪用されているとの見方が強まっているとし、現金を減らすこととは関係ないとした。 ユーロ圏内の現金は昨年、計1兆ユーロ(1兆1000億ドル)超に増加、そのうち約30%を500ユーロ紙幣が占めた。銀行をめぐる懸念のほか、低金利への不満が背景にある。 http://jp.reuters.com/article/ecb-banknote-idJPKCN0VO29P ECB、3月理事会で「行動ためらわず」=ドラギ総裁 ECBのドラギ総裁(中央)とコンスタンシオ副総裁(左、1月21日) By TOM FAIRLESS AND TODD BUELL 2016 年 2 月 16 日 00:59 JST 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は15日、最近の金融市場の混乱や原油安がインフレを下押しする見通しとなった場合、3月に開かれる次回政策理事会で「行動をためらわない」と述べた。 ドラギ総裁は欧州議会向けの証言原稿で、ユーロ圏経済を支える「役目を果たす用意がECBにある」と明らかにした。 ECBが昨年12月の政策理事会で打ち出した追加緩和の規模は予想より小さかったため、市場の失望を誘った。だがドラギ総裁は早くも今年1月の定例記者会見で、3月10日の会合では金融政策の「再検討や再点検」を行うと述べ、市場を驚かせた。 ドラギ総裁は今回も同じメッセージを繰り返した。原油安が賃金や物価の抑制につながっているかに加え、このところの金融市場の不安定化が金融機関の融資に影響を及ぼしているかを特に検討すると述べた。
Business | 2016年 02月 16日 04:43 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス インタビュー:海外鋼材価格は大底を打った=太田・新日鉄住金副社長
[東京 16日 ロイター] - 新日鉄住金(5401.T)の太田克彦副社長はロイターとのインタビューで、海外の鋼材価格が昨年末で大底を打ったとの見方を示した。一方、同社の持ち分法適用会社で経済環境の悪化から今期赤字見込みとなっているブラジルの鉄鋼大手ウジミナス(USIM5.SA)への支援については「持ち分法の範囲で、操業技術支援で貢献していく」と述べるにとどめた。インタビューは10日に実施した。 代表的な鉄鋼製品である「ホットコイル」は、昨年11―12月に1トン当たり260―270ドルを付けた後、現在は300ドルに戻している。 太田副社長は、海外の鋼材価格について「これ以上悪くならない。価格は大底を打ったと思いたい」と述べるとともに、「もう1回270ドルに突っ込むことは、普通は考え難い」と指摘。「ぐっと上がることはなくジグザグするとは思うが、底は打った」との判断を示した。 来期の業績見通しについては、これから数字を積み上げると前置きしたうえで、コスト削減の継続、原料価格の低下で今期800億円程度と見込んでいる在庫評価損の縮小が見込まれることなどから、「増益にしていかなければならない」と述べた。また、世界の鋼材需要は、中国が2000万トン減、世界需要は3000万トン増で「若干の増加」をみているという。 同社は、今月に入って、2017年3月をメドに日新製鋼(5413.T)への出資比率を51―66%に引き上げ子会社化する方針を発表、さらに仏バローレック社に追加出資する計画も明らかにするなど、相次いで積極的な投資戦略を表明した。これらは、現中計で17年までの3カ年で計画した約3000億円の事業投資に含まれる。 太田副社長は「国内需要がこれ以上伸びないことや、原油価格が下がってシームレス鋼管の需要も下がり、バローレックの収益を圧迫しているという経営環境があり、これらの話が進んだ」と説明。原油価格が戻ればシームレス鋼管の需要も伸びてくることなどから「将来の布石を打った」と述べた。 日銀によるマイナス金利導入の影響について、太田副社長は「新日鉄住金は、日銀の金融政策やアベノミクスの前から国内設備投資を3割増、投融資3000億円を実施するという中期計画を出している」と指摘。「新たに金利が下がったからどうのこうのということにはならない。我々はすでにやっている」と述べ、投資計画や資金の使い方に特段変更はないとした。 (大林優香 清水律子) http://jp.reuters.com/article/interview-nippon-steel-sumitomo-metal-vi-idJPKCN0VO299 欧州債:高利回り国債が上昇−PIMCOが買い機会と指摘 2016/02/16 03:11 JST
(ブルームバーグ):15日の欧州債市場ではユーロ参加国の高利回り国債が上昇した、これら国債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が投資の好機と指摘する水準から縮小した。 ドイツ10年債利回りを9カ月ぶり低水準まで押し下げた最近の質への逃避への疑問が浮上し、ポルトガル債やイタリア債が買われた。ポルトガル10年物国債利回りは過去2営業日で50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)余り低下。先週の売りで約2年ぶり高水準まで上昇していた。世界的な株価上昇も、ドイツ債以外の買いを促した。 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は15日、金融政策の効果が実体経済に浸透することを金融市場の波乱が脅かす兆候が見られた場合は、ECBは行動すると発言。一段の行動の用意があることを示唆した。これを受けてドイツ国債は一時の下げを消しプラス圏で終了した。また、クーレ理事はドイツ紙ライニッシェ・ポストとのインタビューで「昨年12月時点と比べ、新たな下振れリスク」が見られると語った。 コメルツ銀行(フランクフルト)のシニア金利ストラテジスト、ミヒャエル・ライスター氏は、「少なくとも悪循環は一段落し、利回り上昇とスプレッド拡大の勢いは一服した」と述べた。ドイツ国債利回りの現水準はなお「リスクがなくなった転機だと宣言するには投資家が慎重であることを」反映していると付け加えた。 ロンドン時間午後4時54分現在、ポルトガル10年利回りは前週末比20bp低下の3.54%。11日に2014年3月以来の高水準となる4.53%を付けた後、12日には37bp低下していた。同国債(表面利率2.875%、2026年7月償還)価格はこの日、1.63上げ94.335。ドイツ10年債とのスプレッドは330bp。11日終値では392bpだった。 PIMCOのドイツのポートフォリオ運用責任者、アンドルー・ボゾムワース氏はブルームバーグとのテレビインタビューで「周辺国に関する限り、中核国債に対する利回り上乗せ幅という点で比較的安全だと思う」とし、「最近数日や数週間のスプレッド拡大は、パニックに陥る理由というよりも投資機会だと考えている」と語った。 スペイン10年債利回りは3bp低下の1.71%。ドイツ国債とのスプレッドは147bpとなった。11日には170bpまで膨らんでいた。イタリア10年債利回りは4bp下げた。 ドイツ10年債は前週末比2bp下げて0.24%。一時は4bp上昇した。11日には昨年4月以来の最低となる0.13%まで低下していた。 原題:Europe’s Higher-Yielding Bonds Climb as Pimco Sees Opportunity(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:エディンバラ Lukanyo Mnyanda lmnyanda@bloomberg.net;ロンドン Lucy Meakin lmeakin1@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: David Goodman dgoodman28@bloomberg.net 更新日時: 2016/02/16 03:11 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2LLET6TTDS601.html 英利上げ支持撤回、インフレ圧力後退が背景=中銀委員 英中銀のマカファーティーMPC委員は利上げを急ぐ必要がなくなったとの見方を示した ALDEN/BLOOMBERG NEWS By JASON DOUGLAS 2016 年 2 月 16 日 00:50 JST 【ロンドン】英イングランド銀行(中央銀行)金融政策委員会(MPC)のマカファーティー委員は2月に利上げを支持しなかったことについて、インフレ圧力の後退が背景にあったと明らかにした。 同委員は1月までMPC内で唯一、利上げを主張していた。だが最近の賃金上昇率の鈍化により、利上げを急ぐ必要はなくなったとの見方を示した。 15日にイングランド銀行本店でウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューに応じたマカファーティー委員は「即座に利上げする必要性は、自分が昨秋に感じたほどではない」と語った。 外部委員の同委員は昨年8月から今年1月までの間、利上げに賛成票を投じていたが、2月にはこれを撤回。MPCは委員9人の全会一致で政策金利を0.5%に据え置くことを決めた。 http://art.wsj.net/api/photos/gams-files/BN-MP434_2llp1_M_20160215095001.jpg
ECB理事ら、昨年12月会合前にゴールドマンなどと面談−日誌を公表 2016/02/16 04:00 JST (ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の高官らは昨年12月の追加緩和措置発表の数週前に、ゴールドマン・サックス・グループやバークレイズなどの大手銀行およびヘッジファンドのムーア・ヨーロッパ・キャピタル・マネジメントの従業員らと面談していた。 ECBが15日に公表した理事らの日誌には、昨年11月の投資家との面談が記録されている。最後の記録は同月26日の面談で、12月3日の政策発表前2日間についての記録はない。 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は昨年11月に、ECB高官らが2014、15年の重要な政策発表の直前に銀行関係者と会談していたと報じた。今回初めて自主的に公表された記録は、ECBが重要な時期のこうした会合を減らしていることを示唆している。 昨年11月の記録によると、プラート理事は同月20日に「現在の経済問題」を協議するためゴールドマンの従業員と会ったほか、同じ議題で5日にはバークレイズと面談している。12日にはムーア・ヨーロッパ・キャピタル・マネジメントと中国の動向について協議した。クーレ理事もバークレイズと会ったほかカンドリアム・インベスターズ・グループおよびキング・ストリート・キャピタル・マネジメントと面談していた。 日誌の公表はECBの透明性向上への取り組みの一環とみられる。同中銀はここ数カ月に理事の行動と情報開示について規則を強化した。 原題:ECB Met Goldman, Barclays, Moore Capital Before December Meeting(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net;ロンドン Emma Charlton echarlton1@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net 更新日時: 2016/02/16 04:00 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O2LLOSSYF01T01.html
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