http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/801.html
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「福島第一1号機 原子炉上部の500トン超のふたがズレ落ちていた 隙間ができ
放射線遮る性能が大幅低下」 (東京新聞・こちら原発取材班 2017/4/19)
http://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/513
東京電力福島第一原発1号機の原子炉上部を覆っていた重さ500トン超のコンクリート製のふた(ウェルシールドなどと呼ばれる)がずれ落ちていたことが、東電の調査で分かった。事故発生当初に起きた原子炉建屋の水素爆発が原因とみられる。
円を3分割した形のふたは、厚さが0.6メートルあるコンクリート製で、一つのパーツだけで55〜63トンある。3枚を組み合わせて直径12メートル前後の円形とし、3段重ねにする。総重量は511トン。放射線を外部に漏らさないための巨大な遮へい板だ。
しかし昨年11月〜今年3月、調査装置を大型クレーンでつるし、建屋上部のがれきの隙間から撮影したところ、一番下のふたはずれ落ち、真ん中と上のふたは浮き上がっていた。
ふたに大きな隙間ができ放射線を遮る性能が大幅低下した。ふたの隙間から毎時400〜460ミリシーベルトの放射線が外部に出ていることが判明した。放射性物質そのものは、格納容器が抑制しており、環境への影響は限定的だという。
ただ、東電はふたのすぐ脇にあるプールから、使用済み核燃料を2020年度中に取り出し始める予定。取り出しに使うクレーンの整備などで、現場に作業員が近づく必要もあり、できるだけ線量を下げておく必要がある。ずれ落ちたふたをどうするのかはまだ決まっていない。 (小川慎一)
カメラ調査をまとめた東電資料
今回の記事は、3月30日の中長期ロードマップで示された「福島第一原発1号機オペレーティングフロア調査結果」(中間)という資料を基に取材を進めました。
同じく水素爆発のあった3号機のコンクリートのふたも爆風でたわんだことから、1号機のふたも無事ではないだろうとは見ておりましたが、9つのパーツのいずれもが元の状態でなかったのは驚きでした。
東電の資料をご覧になりたい方は、PDFファイルの4枚目以降をご覧ください。
こちら
(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/2017/images1/d170330_07-j.pdf)
----------(引用ここまで)------------------------------
上2つのウェルプラグ(フタ)は上にもち上がっています。
最上階であったとされる水素爆発ではフタに下向きに力が加わり、こんなふうに
浮き上がることはありません。
格納容器が爆発し、フタが下から突き上げられた可能性が大きいです。
3号機と同様、1号機でも内圧に耐え切れず格納容器が爆発し、その爆圧で
フタが上に動いたと思われます。
1号機爆発後、南相馬市立総合病院に逃げてきた住民の汚染は何と10万cpmを超え、
測定器が振り切れたと言われていますが、単なる水素爆発ならそれほど汚染される
わけがありません。
格納容器から放射性物質が吹き出した証拠です。
1ヶ月ほど前に、3号機原子炉ウェルプラグ(シールドプラグ)の写真は改ざんされている
可能性大と指摘しましたが、それを裏づける事実だとも言えます[1]。
なぜなら、1号機の爆発でこれだけフタが移動しているのですから、はるかに強力な
爆発が起きた3号機でフタが無事であるわけがありません。
天井クレーンのトロリーが落下して真ん中が少し凹んだ程度で済むわけがないのです。
おそらく写真を改ざんしたか、クレーンでずれたフタを元の位置に戻すかしたのでしょう。
(関連情報)
[1] 「福島第一3号機原子炉シールドプラグの写真は改ざんされている」 (拙稿 2017/3/8)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/625.html
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