http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/799.html
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総務省の2016年人口推計が発表になった。
「総人口16万2千人減 40道府県で減少、16年推計」 (東京新聞 2017/4/14)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017041401001488.html
「 総務省が14日公表した2016年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は1億2693万3千人で、前年から16万2千人減少した。マイナスは6年連続。うち、日本人は過去最大となる29万9千人の減少を記録した一方、外国人の増加が総人口の縮小をやや補った。人口減少は40道府県にわたり、増加は7都県。増加率トップは東京だった。
日本人は1億2502万人。出生児は初めて100万人を割り込んだ。安倍政権は地方創生を看板政策に掲げているが、少子高齢化と東京一極集中に歯止めがかからない実態が示された。
少子高齢化により、働き手の中心となる15〜64歳の「生産年齢人口」は7656万2千人で、全体に占める割合は60・3%だった。 (共同)」
このニュースを読んで、少子高齢化が進んでいるのかとだまされてはいけない。
政府が発表している死亡数と葬儀件数を見てみよう。
総死亡数と葬儀件数のデータおよびグラフ化したものを次に示す[1][2]。
2016年のデータは推定値である。
表1 総死亡数と葬儀件数 (2000-2016年) (引用元 [1][2])
図1 総死亡数と葬儀件数の推移 (2000-2016年) (引用元 同上)
葬儀件数が死亡数の3分の1以下しかないのは、通夜、告別式、初七日のすべてを行なった
正式な葬儀だけを数えているからである。
最近流行の家族葬、直葬、DIY葬はこの数字に含まれない。
グラフからわかるように、まるで福島原発事故は無かったかのように、死亡数はなだらかに
上昇している。
2010年とくらべ、2015年、2016年はわずか8%しか増加していない。
これは絶対にあり得ない数字である。
火葬場は友引返上でフル稼働、10日待ちはざら、遺体安置ホテルが大繁盛、
ツイッターは訃報の話だらけ、芸能ニュースも訃報ばかり、という状況で
死亡者が3/11前にくらべてわずか8%の増加ですと言っても、いったい誰が信じるのか[3][4][5]。
死亡数を少なく改ざんしているのは明らかだ。
公式には福島原発事故での死者はゼロということになっているので、死亡数が目だって増えては
困るのだ。
葬儀件数は、これも改ざんされているだろうが、それでも2010年とくらべ2015、2016年は
22%の増加である。
長引く不況で、ここ数年、葬儀は簡略化される傾向が強くなっている。
死亡数が8%しか増えていないのに、正式な葬儀が2割以上も増加するのは不自然である。
逆に言えば、実際は死亡数がもっと多いことを示唆していると言える。
現在、年間の死亡数は129万人前後とされているが、おそらく火葬場の稼働状況から考えて、
すでに200万人を軽く越えているだろう。
さらにはっきり言うと、来年、再来年の人口統計もすでに決まっているのだ。
これからどれだけの人が被ばくで亡くなろうと、あらかじめ予定された通りの数字しか
発表されない。死亡数はゆっくりとしか上昇しないのだ。
急激に死亡数が上昇すれば放射能汚染被害を認めることになり、賠償責任が問われる。
あちこちで政府・東電に対する訴訟が多発する。それはどうしても避けたい。
だから政府がどれだけ人口が減少しているのか真実を国民に知らせることは絶対にない。
しかし改ざんされたまやかしの人口と実際の差はどんどん開いていく。
いつまでもごまかしはきかない。
それをどうするのか。悪知恵の働く官僚たちにとっても頭の痛い問題だろう。
(関連情報)
[1] 「平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況」 (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei15/index.html
第2表-1 人口動態総覧の年次推移
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei15/dl/04_h2-1.pdf
平成28年(2016)人口動態統計の年間推計 統計表
第1表 人口動態総覧の年次推移
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei16/dl/2016toukeihyou.pdf
[2] 「特定サービス産業動態統計調査 長期データ」 (経済産業省)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result/result_1.html
葬儀業
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result/result_1/xls/hv14701j.xls
[3] 「火葬場が混み合い「友引運用」や「ご遺体ホテル」も登場 (NEWS ポストセブン)」 (拙稿 2017/4/14)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/775.html
[4] 「いよいよ多死社会が到来 火葬場は友引の日返上でフル稼働 それでも10日待ちは当たり前」
(拙稿 2016/11/30)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/857.html
[5] 「火葬場大混雑は高齢化や火葬場不足のせいではない 放射能被ばくによる大量死が原因だ」
(拙稿 2016/2/10)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/820.html
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