★阿修羅♪ > 原発・フッ素47 > 592.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
福島の原子力大災害の避難者たちが汚染された家に帰るよう「圧力」を受けたと、グリーンピースは語る(DW English)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/592.html
投稿者 無段活用 日時 2017 年 2 月 27 日 19:34:43: 2iUYbJALJ4TtU lrOSaYqIl3A
 



(Fukushima nuclear disaster evacuees 'pressured' to return to contaminated homes, says Greenpeace: DW English)
http://www.dw.com/en/fukushima-nuclear-disaster-evacuees-pressured-to-return-to-contaminated-homes-says-greenpeace/a-37639353


フクシマ


福島の原子力大災害の避難者たちが汚染した家に帰るよう「圧力」を受けたと、グリーンピースは語る


グリーンピースの報告によれば、福島の原子力大災害の場所に近い村では放射線レベルがいまなお国際的な指針を上回っているにも係わらず、そこから避難している住民たちは家に帰るよう強要されている。





日本の廃墟の村・飯舘の住民たちは3月末にかつての自宅に帰れるようになる−2011年に福島の原子力大災害から逃れることを強いられて以来初めてのことだ。日本政府はこの日を避難命令の解除日と定めている。

しかし、環境団体・グリーンピースによると、多くの人々がそれを望んでいるかどうかは不明確だ。グリーンピースは語る。自分たちが飯舘で行ってきた試験の結果では除染の取り組みにも係わらず放射線レベルがいまなお危険なほど高いことが示されている−それでも、日本政府は避難民たちに経済支援を止めるとの脅しをかけて、帰宅するよう圧力をかけることを止めない(投稿者による和訳

かつての自宅に帰ることを拒否し、なおかつ、日本政府の経済支援に依存する人々はジレンマに直面している。ある地域がそこで再び安全に生活できると宣言されてから1年経つと、避難住民は政府による補償金の支払いを打ち切られることになる。


「チェルノブイリに匹敵する」放射線


この原子力大災害の結果、160,000人を上回る人々が現在避難中で自宅から離れることを強いられている。彼らのうち数万人もの人々が6年を経てもなお仮設住宅で生活している。

福島第1原発(投稿者による和訳の破壊された原子炉群の北西に位置する飯舘村では6,000人の市民が避難しなければならなかったが、そこはこの原子力大災害のために最も激しい汚染を受けた市町村の1つだ。



2011年、行政の職員が飯舘のデイケアセンターで放射線を測定している。


飯舘は約75%が山林で、原発事故の前はこれが住民たちの生活にとって不可欠な部分だった。

しかし、火曜日に公表されたグリーンピースの報告によれば、これらの森の中の放射線レバルは「チェルノブイリから30km以内の立入禁止区域の現在のレベルに匹敵する−この区域では事故から30年を過ぎても居住が正式に禁止されたままだ。」

言い方を変えれば、2017年の飯舘の中は放射線医学的に緊急事態のままであることは明らかだグリーンピースは語った−緊急事態とは次のような意味だ。「これらの放射線レベルが飯舘でなく原子力施設内で計測されたならば、人体の健康と安全・資産・環境への不都合な影響を軽減するために当局は迅速な行動を取らねばならない。」

除染の取り組みは主として人家を直接取り囲む区域・農地・公道に沿った幅20mの細長い一帯で重点的に実施されたと、この環境団体は語る。

しかし、これらの取り組みは結果的に百万トン単位の核廃棄物を産み出した−これらは現在、県内各地の数千ヵ所に置かれているが、それにも係わらず飯舘の放射線レベルが「安全なレベル」にまで減少することはなかったと、グリーンピースは語る。


原子力大災害の『正常化』?


この団体は、「2011年3月11日の原発事故のために広い範囲で放射能汚染が発生したのに、そのわずか数年後に人々の生活と地域の回復と再生は可能だという虚構の話を作り上げ」、原子力大災害の正常化を図ろうとしているとして日本政府を非難している。

「日本政府はそうすることにより、原子力に対する一般国民の抵抗を時間をかけて克服したいと願っている。」

グリーンピースはまた、帰宅の是非を決めようとしている人々にとって重要な問題と自分たちが言っていることに政府が答えを出さないままでいることを激しく批判した。それは、1年間だけでなく数十年、あるいは、一生に亘り彼らはどれだけの放射線被曝を受けることになるのか?、ということだ。



日本政府は住民に危害を与えるという代償と引き換えに原子力に対する一般国民の信頼を取り戻したいのだと、グリーンピースは語る


「日本政府は現在まで年間放射線被曝だけに意識を集中し、帰宅した市民が生涯に亘って直面する可能性のある潜在的放射線被曝線量の数値に意識を払わなかった」と、グリーンピースは語る。

グリーンピースは2011年から飯舘の計測を続けてきたが、同団体は2016年11月に直近の調査を行った。

調査結果から、2017年3月から70年間の生涯に亘る飯舘での平均放射線量は39ミリシーベルト(mSv)〜183mSvの範囲となることが分かった−生涯に亘って被曝すると見込まれる自然放射線量や、2011年3月の原子力大災害の後の数日間から数週間・数ヵ月間に受けた被曝線量はこれに含まれていない。

これは国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた年間指針を70年の期間に亘り加算した数値を上回る−同委員会は推奨される放射線被曝上限を年間1mSvと定めている。

「高い度合いの不確実性や未知の危険性を考え合わせると、飯舘が非常に複雑な放射線医学的緊急事態にあるという意味は、福島県・飯舘が正常に戻ることなどないということだ」と、グリーンピースは語る。

この団体は帰宅政策の中止と避難民への十分な財政支援の供与を、そして、「市民が無理強いや経済的な強制を受けずに帰宅するか移転するかを決められるよう」日本政府に呼びかけてきた。

グリーンピースによれば、「6,000人を超える飯舘の市民にとって、いまは不安と悩みの時だ」

グリーンピース・ドイツの核物理学者・放射線専門家であり飯舘の計測を実施するチームの一員でもあるハインツ・シュミタル氏は、住民たちが非常に困難な事態に直面しているとDWに語った。

「余所で生活する[、そして、飯舘には戻らない]と決めた場合にはお金が貰えず、時として次の場所で受け入れられずに去らねばならない。なぜなら、人々が『あなたは帰れるのに帰るつもりがない』と言うからだ」と、彼は語った。「しかし、帰る人々の土地は汚染しているので、その田畑をどうすれば農業に使えるというのだ?」

彼は日本政府にこれら被災者の人々の意思決定の過程にもっと積極的に関わり、また、物事が「正常に戻る」との印象を与えることを止めるよう促した。

「それは人々をそのような事態に追い遣る人権の侵害だ。なぜなら、彼らは何も間違ったことを何もしていなかったし、発電所の事業者は自分が起こした損害に責任を負わねばならないだからだ」と、シュミタル氏は語った。

「人々の資産と生き方に深刻な損害が起きているのは明白だが、政府はそのことに関心がない。」



ウェブリンク
グリーンピース

国際放射線防護委員会



発表 2017年2月21日
記者 Melanie Hall
関連テーマ エネルギーヴェンデ(再生可能エネルギー源への転換), グリーンピース, 福島, 日本
キーワード 福島核放射線グリーンピース日本飯舘原子力



−参考−
放射線管理区域で暮らせますか?(グリーンピース日本)

遠い日常:福島・飯舘村の民家における放射線の状況と潜在的生涯被ばく線量 (グリーンピース日本)



---------------------------------------------------------------------


(投稿者より)

あの日からがもうすぐ6年になります。時限爆弾は既に静かに炸裂しており国内各地にその症状が現れています。数年後にはこれが日本の人口統計に反映されるはずですが、原子力村はこれまで数々のデータを改竄してきたように今度は人口統計さえも改竄するかも知れません。各人が知力を尽くして生き残るしかないようです。

「日本の政府は住民に危害を与えるという代償と引き換えに原子力に対する一般国民の信頼を回復したいのだと、グリーンピースは語る」"Greenpeace says Japan's government wants to restore public confidence in nuclear power at the cost of harming residents"、現地で計測を続ける彼らの目に映る日本政府の意識がどれだけ倒錯しているかを端的に示す言葉です。

「飯舘村では6,000人の市民が避難しなければならなかったが」"The village of Iitate (...) from which 6,000 citizens had to be evacuated" 、市民とは市民権(=国民としての権利)を持つ人々のことです。「飯舘は市でない」という批判はご遠慮下さい。彼らが国民として当然持っているはずの権利を政府は侵害している、というのが記事の主旨です。

記事はグリーンピースによる上述のレポート冊子の解説がその主な内容です。プレスリリースと併せてお読みになって頂ければと思います。




 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年2月27日 19:42:25 : cDkIuheCNA : @CQpK8FKjOI[3]
福島の一次産業を守れと言い触らしていた小出先生も一緒に住んで農業やりましょうね

[32初期非表示理由]:担当:小出ガーと言うが原発推進側の批判はしない。ペンネーム無しのいわゆる工作員
2. 2017年2月28日 05:58:24 : LQ3u2L4DcI : AC3qbSgWnzQ[19]

 
 
  アホウヨ森友学園 晋三小学校は 福島の放射能汚染地区の国有地を格安で払い下げ

  開校 したらどうだ 少しはアホウヨ撲滅に 繋がるだろう 

  工作員も一緒に 教育勅語 を唱えながら 永住したら
 
 


3. 2017年2月28日 07:38:41 : cDkIuheCNA : @CQpK8FKjOI[-9]
小出真理教の信者も福島に住めよ

[32初期非表示理由]:担当:小出ガーと言うが原発推進側の批判はしない。ペンネーム無しのいわゆる工作員
4. マッハの市[1317] g32DYoNugsyOcw 2017年2月28日 11:59:54 : GVU6Oq2aCU : 7LMTV5T9tNk[22]
>>2

賛成
福島汚染の国有地、、アホウヨ森友学園の、安倍晋三記念小学校に払下げはいいね。、
安倍昭恵名誉校長も復活できるし、

     晋三と工作員が、そろって教育勅語、絵になるね。
   


5. 2017年2月28日 13:18:36 : rrhrFN6JLd : C6EI10g_Gy4[2253]
未だに非常事態宣言は解除されていないのに。

6. 2017年2月28日 18:42:48 : FTauyykRoE : szD@Byr4VxA[1]
人道に対する罪で国連に提訴する必要がある。

7. 2017年3月01日 11:46:15 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-5862]
2017年3月1日(水)
住宅・健康・いじめ対策要求
原発事故被害 政府に超党派議連

 超党派の「子ども・被災者支援議員連盟」は28日、国会内で総会を開きました。東京電力福島第1原発事故の被災者に対する住宅支援、甲状腺検査の実施や医療費減免、いじめ問題への対応を求める決議を行い、政府に申し入れました。

 日本共産党から真島省三、畠山和也両衆院議員と、田村智子、紙智子、岩渕友、山添拓の各参院議員が出席しました。民進党、自由党からも多数の議員が出席しました。

 決議は、避難指示区域外の避難者に対する住宅の無償提供が3月末に打ち切られ、多くの被災者が避難前の地域への帰還を余儀なくされるため、各自治体が緊急対応を迫られていると指摘。避難者に帰還を強制しないことや意向把握、「子ども・被災者支援法」に基づく住宅確保の追加施策を求めました。

 また、甲状腺がんについて、福島県の「県民健康調査」検討委員会が「放射線の影響の可能性は小さいとはいえ現段階ではまだ完全には否定できず」と述べていると指摘。甲状腺検査の福島県外での実施や、医療費の減免措置を要求しました。

 被災・避難児童に対するいじめの問題では、実態把握とともに、「被災者が置かれている状況についての正しい理解を促進し、被災者への人権侵害を防ぐための施策」が必要だとしています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-01/2017030102_01_1.html


8. 2017年3月01日 12:48:31 : 8Ol3CrNLJg : VHCILs7rFUQ[9]
反原発のカリスマのような公務員など一部の特権階級以外は避難することはできない

[32初期非表示理由]:担当:小出ガーと言うが原発推進側の批判はしない。ペンネーム無しのいわゆる工作員
9. 2017年3月03日 19:59:08 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-5821]
Domestic | 2017年 03月 3日 19:14 JST
児童生徒数、原発事故前の2割

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20170303&t=2&i=1174773309&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2017030301002046.-.-.CI0003
児童生徒数、原発事故前の2割

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が解除された福島県4市町村の小中学校計13校で、児童・生徒数が事故前にいた2106人の約2割に当たる459人に減ったことが3日、各市町村教育委員会への取材で分かった。原発事故で避難した13校の大半が元の校舎で授業を再開する2017年度もさらに減り、400人を割る見通し。元の学校環境を取り戻すことの難しさが浮き彫りになった。

 保護者が避難先に自宅を建てたり、元の自治体の生活環境や治安面の不安から戻る決断ができなかったりしていることが要因とみられる。各市町村は「若い世代が帰還しなければ復興が遅れる」と懸念している。

⁅共同通信⁆

http://jp.reuters.com/article/idJP2017030301002052


10. 2017年3月31日 01:15:24 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-5446]
Domestic | 2017年 03月 31日 00:24 JST
福島3町村、原発避難解除

 政府は31日、東京電力福島第1原発事故で福島県飯舘村、川俣町、浪江町の3町村に出していた避難指示の一部を解除した。4月1日には富岡町でも解除される。4町村の対象住民は2月末〜3月1日時点で計約1万2千世帯、約3万2千人に上る。

 東日本大震災と原発事故から6年が経過し、復興の加速が期待されるが、放射線への不安は根強く、買い物や医療を支える生活インフラは十分に整っていない。住民帰還が進むには課題が多そうだ。

 解除されたのは、政府が設定した三つの区域のうち、放射線量の高い「帰還困難区域」以外の「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2017033001001699



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素47掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
原発・フッ素47掲示板  
次へ