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<福島第1原発廃炉費用>東電1社で8兆円 廃炉費積み立て決定、逃げ道なく・・付けは消費者回しの恐れ
http://gansokaiketu.sakura.ne.jp/boucho-shitudukeru-haironadono-fukushimadaiitigenpatujiko-kanrenhiyouya-genpatu-suishin--hiyou-naiyou.htm#2017-02-07-fukushima-dai1genpatu-hairohiyou-touden1sshade-8chouen-hairohi-tumitate-kettei
2017/02/07 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS07H37_X00C17A2000000/?dg=1&nf=1
東電1社で8兆円 廃炉費積み立て決定、逃げ道なく
東京電力ホールディングスに福島第1原子力発電所の廃炉資金の積み立てを義務づける原子力損害賠償・廃炉等支援機構法の改正案が7日、閣議決定された。ほかの大手電力も一緒に負担する被災者への賠償費用と違い、廃炉は東電1社で8兆円もの巨費を払うことになる。抜本的な経営改革に臨む東電に逃げ道はなくなった。
東電は事故被災者の賠償に充てる「特別負担金」に加え、今後は毎年度の利益から廃炉資金の積み立ても必要になる。改正案では特別負担金について「事業の円滑な運営に支障のない範囲で」とだけ書いているのに対し、廃炉資金の積み立ては「利用者に著しい負担を及ぼさない範囲で」と踏み込んだ。関西電力や中部電力などほかの大手に頼れない廃炉は東電の責任がより重い。
約30年にわたり年平均3千億円ほどを捻出しないといけない。送配電や発電、小売りなどあらゆる事業の稼ぎを国の監督のもと、廃炉の積み立てに回す。経済産業省などが必要に応じて東電に立ち入り検査もする。
廃炉作業はこれからが本番。2020年代前半に溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す難工事を迎える。毎年度の必要資金は今より増える。そのときまでに支出に見合うだけの金額が積み上がっている保証はない。
経産省幹部は「積み立て不足が生じることは想定していない」と口をそろえる。コスト削減や他社との協業などで収益を増やし、何とかまかなうシナリオにかける。改正案にも積立金が足りなくなった場合の対処法は規定されていない。
つまり、積み立て不足に陥ることは廃炉費用の負担の枠組みの破綻を意味する。追加の国民負担が生じかねない。当然、経営責任も問われる。毎年度3千億円を出し続けるのは簡単ではないが、もうこの道しか残っていない。
(江渕智弘)
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