http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/360.html
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「週のはじめに考える 脱炭素化紀元元年」 (東京新聞・社説 2017/1/10)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017011002000118.html
お知らせします。宇宙船「地球号」は、火力、原子力から風力、太陽光のエンジンへと取り換えが済み次第出発します。どうかお乗り遅れのないように。
この新年を「脱炭素化紀元元年」と呼んでもいいと思います。後世の歴史書に、そう記されるかもしれません。
昨年十一月に発効したパリ協定は、地球温暖化を水際で食い止めるために結ばれた新しいルールの大枠です。
その直後、気候変動枠組み条約第二十二回締約国会議(COP22)とパリ協定の第一回締約国会議がモロッコのマラケシュで開かれて、来年中にその中身を煮詰め、三年後の二〇二〇年には、本格始動させると決めたのです。
◆危機感を共有できた
パリ協定の最大の特長は、全員参加の精神です。
先進国だけに温室効果ガスの削減義務を負わせた京都議定書とは違い、先進国も、中国やインドを含む途上国グループも、現行ルールの京都議定書からいち早く抜け出した米国も、アラブの産油国さえも、温暖化を“人類共通の敵”だとにわかに認識し、それぞれが「共通だが差異ある責任」を負うことに合意した。
温暖化の原因は温室効果ガス、主に二酸化炭素(CO2)です。
そのもとになる石炭や石油などの化石燃料を、もう使わないようにしよう、減らしていこう、低炭素ではなく、脱炭素社会をめざしていこう−という取り決めです。
パリ協定は、気候変動に伴う未知の危機から世界を救うため、世界全体の平均気温の上昇を産業革命前に比べて少なくとも二度より低く抑えなければならないとしています。
そのためには今世紀後半までに、温室効果ガスの排出を実質ゼロにしなくてはなりません。
二十世紀、宇宙船「地球号」の燃料は、主に石油や石炭でした。地球を動かすエンジンを付け替えなければなりません。文明史上の大転換がこの新年から始まったと表現しても、決して大げさではないでしょう。
世界が一つになった理由は第一に“危機感”です。
地球規模の異常気象は年々激しさを増しており、貧困や公衆衛生、人権問題などにも多大なる影響を及ぼすものになっています。もはや安全保障の領域です。このままでは経済成長はおろか、人類生存の持続可能性すら脅かされてしまうというのが共通認識です。
◆巨大市場を誰が取る
しかし、それだけではありません。地球を動かす、とにかく巨大なエンジンです。付け替えには巨額の費用がかかります。再生可能エネルギーへの移行など、脱炭素化には年に五兆ドルものインフラ投資が必要だとされています。
費用がかかるということは、巨大な市場が創出されるということです。脱炭素化市場は、自動車産業の二倍以上の規模に成長する見込みとも言われています。パリ協定には消極的なトランプ米次期大統領にも魅力的に映るでしょう。政治の意思と巨額の資金が渦巻く中、その熾烈(しれつ)な争奪戦がすでに始まっているということです。
一方、化石燃料による発電施設には座礁資産化のリスクも潜在します。使い物にならなくなるということです。
切り替えの遅れた企業は、温暖化の被害者による膨大な訴訟リスクを抱えることにもなるのです。
環境投資は今や、社会貢献ではありません。企業の生き残りをかけた主戦場と化したのです。
COP22サイドイベントには、大手機関投資家の最高投資責任者が大勢顔を見せました。
気候変動にまつわるさまざまなリスクを踏まえ、世界をめぐるマネーの流れもこれからますます大きく変わるということです。
さて、日本はどうか。
パリ協定の国会承認(批准)さえ発効に間に合わず、リスクを共有できない国として、国際社会の失笑を買いました。
温室効果ガスの削減を、再稼働のままならない原発に頼りすぎているからです。
◆フクシマに教えられ
脱炭素化のエンジンは世界的には再生可能エネルギー、原発ではありません。原発は石炭火力以上に“燃費”が悪いと、多くの国が気付いたからなのです。
福島第一原発事故が、原子力の潜在リスクの膨大さ、平和利用の難しさ、ひいては投資リスクの大きさを世界に知らしめたからなのです。
ところが当の日本が、なぜか方向転換できません。旧態依然、痛みを分かち合えません。
新年。宇宙船「地球号」のカウントダウンが聞こえてきます。私たちを置き去りにしたままで。
--------(引用ここまで)-----------
いくら再生エネルギー云々と言ったところで、地球温暖化だ、脱炭素だと言えば、
もう正体はバレバレである。
今どき、地球温暖化・脱炭素を唱えているのは原子力ムラと御用学者だけだ。
日本各地は大雪、いや北半球全体が猛烈な寒波に襲われて多くの人が亡くなっている。
しかも寒波は毎年ひどくなっているのだ。
まともな学者の多くは20年以内に地球は小氷河期に突入すると言っている。
ガタガタ寒さにふるえながら、隠ぺい、改ざんしたデータを元に地球温暖化だと言っても
失笑を買うだけだ。
温暖化している明確な事実もないし、たとえ温暖化しているとしても二酸化炭素の増加が
主原因だという確たる証拠もない。
再生エネルギーを導入するのは省エネ・省資源、環境保護のためであって、
わざわざ二酸化炭素だけをヤリ玉にあげて地球温暖化・脱炭素を唱える必要性は全くない。
つべこべ言わず、再生エネルギーを導入すればいいだけだ。
「再生エネルギーは不安定だからベースロード発電が必要です。火力は二酸化炭素を
放出するので原子力で」、という具合に話を持っていく策略であるのはミエミエではないか。
だまされてはならない。
東京新聞による寒波や大雪の報道は皆無に近い。
欧州やロシア、北米も記録的な寒波に襲われているのに一切報じない。
鳥取で大雪のため300台もの車が立ち往生して大騒ぎになっているのに報じない。
地球温暖化に反する不都合な事実は全く報道しないのだ。
そして「世界の平均気温が最高を更新」という都合のよいデタラメ情報だけを垂れ流す。
極めて悪質な偏向報道、印象操作をしている。
皮肉なことに、大雪や寒波については、むしろ安倍政権広報紙の読売や産経のほうが
きちんと報道している。
東京新聞が反・脱原発だと思っていたら考えを改めたほうがよい。
東京新聞は偽装反原発新聞であり、隠れ原子力推進メディアである。
(関連情報)
「二酸化炭素温暖化説の崩壊」 (広瀬隆・著 集英社新書 2010)
「ウラン燃料になるのは採掘量のわずか8万分の1 膨大な放射性残土 深刻な汚染
CO2も大量排出 クリーンエネルギーは大嘘」
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/880.html
「温暖化対策会議 「脱炭素」が加速する (東京新聞)」 (拙稿 2016/12/15)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/133.html
「地球温暖化のデタラメ記事を垂れ流す東京新聞 悪質な印象操作 本当に反・脱原発派の味方なのか」
(拙稿 2016/9/7)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/430.html
「IPCCのメンバーは原発ムラの連中ばかり」 (拙稿 2014/3/26)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/173.html
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