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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月3週)―福島でイチゴ狩りが始まる。検査結果はありません―
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2017/01/19(木) 19:43:05 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。423週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。今週は基準超えです。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数673件中32件の基準超え(全体の5%)
A平均は、1キログラム当たり31.5ベクレル、最大4,000ベクレル(福島県産イノシシ)。
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2016年4月2週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今週の基準超えは福島産のみでした。今週の発表データからは以下の特徴が読み取れます。
@宮城、静岡産サメからセシウム、福島は21件全数ND
A福島でイチゴ狩りが始まる。検査結果はありません。
B福島県喜多方市産シイタケから事故後最高のセシウム。
およそ「安心」できる状況にはありません。
1.宮城、静岡産サメからセシウム、福島は21件全数ND
静岡産サメからセシウムが見つかったと発表がありました((7)中のNo2427)。福島が気になります。以下にサメの検査結果を示します。
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは捕獲日
図―2 サメの検査結果
図に示す通り過去に宮城産からも、見つかっており宮城、静岡のサメはセシウム入りです。一方で福島産は21件全数で検出限界未満(ND)です。
先週の記事でスズキについて書きましたが、データが追加になったので以下に示します。
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは捕獲日
※4 淡水は除く
図―3 スズキの検査結果
今週も宮城産スズキからセシウムが見つかったと発表がありました((7)中のNo3078)。図に示す様に宮城、茨城、千葉産スズキからセシウムが見つかっています。福島産は39件全数で検出限界未満(ND)です。
サメにしてもスズキにしても福島以外でセシウムが見つかるのに、汚染源のある福島で見つからいのは奇妙な話です。福島産農水産物の産地での検査は福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)が実施しています。中立性に疑問があります。
福島産は他所より低い検査で「安全」され販売されます。
2.福島でイチゴ狩りが始まる。検査結果はありません
1月に入り、福島県福島市や相馬市ではイチゴ狩りが始まっています(9)。福島県いわき市では昨年からイチゴ狩りがスタートしています(10)。検査されているか気になります。以下に今シーズン(2016年10月以降)のイチゴの検査状況を示します。
※1(1)(11)より作成
※2 イチゴマーク一個が検査1件
※3 (12)のデータを(13)に示す手法で1月1日に換算
※4 避難区域は(14)による
図―4 今シーズンの福島産イチゴの検査状況
図に示す通り、イチゴ狩りが始まっている福島市、相馬市、いわき市の検査結果がありません。
以下に福島県のイチゴの生産量を示します。
※(15)より作成
図―5 福島のイチゴの生産量
図に示す様に福島県伊達市がダントツのトップです。ここも検査結果がありません。図に示す様にこれらの市では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルを超えた(16)場所が広がっています。一方で毎時0.23マイクロシーベル以下の所ではそこそこ検査が行われています。汚染の酷い産地の検査を避けているのに、福島県は福島産イチゴは検査されていて「安全」だと主張しています(17)。
福島産は汚染が酷い主産地を避けた検査で「安全」され販売されます。
3.福島県喜多方市産シイタケから事故後最高のセシウム
福島県喜多方市産シイタケから、1キログラム当たり30ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(18)。以下に推移を示します。
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは収穫日
図―6 福島県喜多方市産シイタケの検査結果
図に示す通り徐々に上昇し、過去最高を記録しました。
福島産にはセシウム濃度の上昇が続く物があります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
・セシウム汚染が酷い主産地を避けた検査で安全とされる福島産
・セシウム濃度が上昇する物がある福島産
福島の皆様は自己防衛に走っているようです。
福島でもイチゴ栽培が盛んだそうです(19)。福島ではイチゴ狩りも始まりました。福島はイチゴの季節です。福島のイチゴは美味しいようです(9)(10)。福島県は「安全」だと主張しています。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
※(20)を引用
図―7 福島産イチゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県福島市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1016報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月2週)―新年早々セシウム入り食品―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(2)中の「1 自治体の検査結果⇒ 検査結果(PDF:796KB) 」
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)福島 いちご狩り特集 | 一般社団法人 福島市観光コンベンション協会公式ページ こらんしょふくしま
(10)暖かい温室でいちご狩りを楽しもう!2015-16 | いわき市 観光情報サイト
(11)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を1月18日に「イチゴ」、「イチゴ(施設)」で検索
(12)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(13)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(14)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(15)作物統計調査>市町村別データ> 平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9−3 野菜(果菜類) ⇒ 福島県 ⇒Excel」
(16)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(17)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(18)(2)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒ 検査結果(PDF:88KB) 中のNo191
(19)福島県オリジナル品種「ふくはる香」をお見逃し無く! | ふくしま 新発売。
(20)イトーヨーカドー 福島店
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