http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/207.html
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「【アメリカ】ラスベガス市政府、市消費電力の100%再生可能エネルギー調達を達成 」
(Sustainable Japan 2016/12/24)
https://sustainablejapan.jp/2016/12/24/las-vegas-renewables/24817
米国ネバダ州ラスベガス市は12月12日、市政府の消費電力を100%再生可能エネルギーで調達することを達成したと発表した。大規模太陽光発電所「ボールダー・ソーラー1」の運転が同日に開始し、その結果ラスベガス市政府が所有・運営する公共施設、道路、信号、消防署、コミュニティセンター、公園での消費電力が100%再生可能エネルギーとなった。これによりラスベガス市政府は、電力100%を再生可能エネルギーで調達する全米最大の都市となった。
ラスベガス市はここ数年、再生可能エネルギー比率を向上させるため、市所有の施設36ヶ所に太陽光パネルを設置、合計で4,000万米ドル(約47億円)を投資してきた。ラスベガス市は過去数十年の間に、カジノを核とする統合リゾートエリアとして大規模開発が進み、人口も大きく増加している。それにもかかわらず、ラスベガス地域の電力事業者「NV Energy」とパートナーシップ締結を組み再生可能エネルギー推進に舵をきった同市の現在の温室効果ガス排出量は、1950年時の水準まで減少している。
ラスベガス市以外にも、米国では市政府の消費電力を100%再生可能エネルギーにすることを計画する市が増加している。例えば、シリコンバレーの一部を担うカリフォルニア州サンノゼ市は2022年までに、カリフォルニア州サンフランシスコは2030年までに、ミネソタ州ロチェスター市は2031年までに、カリフォルニア州サンディエゴ市は2035年までに、市の消費電量を100%再生可能エネルギーにする計画を定めている。米国以外では、カナダのバンクーバー、オーストラリアのシドニー、デンマークのコペンハーゲンなどが同様の計画を定めている。
再生可能エネルギー100%目標を掲げる全米市の中で最大なのが人口137万人を抱えるサンフランシスコ州サンディエゴ市。温室効果ガス排出量でも2035年までに今日比で50%削減する目標も設定し、急ピッチで施設屋根への太陽光パネル設置を進めている。その他、市内自動車の90%を電気自動車に切り替えることや、下水排水処理から発生するメタンガスの100%再利用、自動車から公共交通機関や自転車利用促進のためのインフラ投資、固形廃棄物90%のリサイクル化や堆肥化を実施していく。
【参照ページ】Mayor Announces City Power Comes From 100% Renewable Sources
【参照ページ】CITIES ARE READY FOR 100% CLEAN ENERGY 10 CASE STUDIES
--------(引用ここまで)---------
消費電力の100%を再生可能エネルギーでまかなう市や町が世界中でどんどん増えています。
ラスベガスのような雨の降らない砂漠だから太陽光発電に依存できるという反論には、
英国のような天気の悪い国でも太陽光が火力の発電量を上回っていると指摘しておきます。
とくに日本は雨が多く山も多いので、小水力にも注力すれば、原子力はもちろん、火力発電への
依存も大幅に減らせるでしょう。
原子力という始末に終えない代物に執着している国は、世界の流れから完全に取り残されて行くでしょう。
(関連情報)
「BNEF: 最も安価なエネルギー源は太陽光発電・単価は石炭火力の半額 (businessnewsline) 」
(拙稿 2016/12/18)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/148.html
「イギリス、太陽光による発電量が半年間に渡って石炭火力の発電量を上回る (businessnewsline)」
(拙稿 2016/10/7)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/581.html
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