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(回答先: <廃炉費用四千億:継続であれば五千億強>「到底受け入れられない」と福井県知事がもんじゅ廃炉方針を拒否 国側は再度説明へ 投稿者 Air−Real 日時 2016 年 12 月 19 日 20:02:24)
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016112602000226.html
2016年11月26日
もんじゅ対応「具体策を」 西川知事 国と協議会
政府が廃炉を含めた抜本的な見直しを進めている高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)を巡り、西川一誠知事と経済産業相、文部科学相の三者による「もんじゅ関連協議会」が二十五日、文科省で開かれた。西川知事は「(方針決定の期限とする)年末までに急ぐ必要性に説明が必要。地元としては生煮えの状態で政治的な判断で結論が出る気配を危惧(きぐ)している」と述べ、地元への対応策などを具体化した上で、結論を出すように求めた。
(中崎裕)
世耕弘成経産相は「これまでに蓄積した技術的な知見によって実証炉の開発に着手することは可能」と強調し、もんじゅの廃炉をにじませる一方、県がもんじゅと関連して進めるエネルギー研究開発拠点化計画を継続すると表明。「(今後も)中核としての役割、原子力人材育成拠点としての役割を期待する」と語った。
これに対し、西川知事は「廃炉を含めた抜本的な見直しというのは遺憾で、市民は不信感を抱いている。誘致したわけではない」と国の一方的な方針決定にくぎを刺し「全般的な考えは示されたが、具体的な方策を早急に示してもらうことが必要」と述べた。
関連協は二〇〇四年のナトリウム漏れ事故後に改良工事を始める際や一〇年の試験運転再開時など、過去に三回、もんじゅの重要局面に県の要請で開かれている。
経産相 県エネ研拠点化計画 「今後も後押し」
「福井県のエネルギー研究開発拠点化計画は有意義な取り組み」。二十五日のもんじゅ関連協議会で世耕弘成経産相は西川一誠知事に対し、県がもんじゅを中核に嶺南地方で進めてきた原子力技術の集積・他分野応用を今後も後押しする考えを伝えた。政府によるもんじゅの廃炉決定がちらつく中でも、県は地域振興の一つを確認できた。
西川知事は、もんじゅをどうしてほしいのかを明確に伝えなかった。ただ「もんじゅそのものに問題があるとは思えない」と廃炉への警戒感はにじませた。もんじゅに対する国民感情は厳しく、ある県議は「地元であっても『再稼働を望む』とは言いにくい」という。
世耕経産相はもんじゅが役割を終えたといわんばかりに「もんじゅについて相当程度の知見が獲得がなされている」と述べ、原型炉の先の実証炉に前のめりな姿勢を見せた。その中で語られた拠点化計画の継続。「福井県と一致団結して取り組みたい」と県への配慮を強調した。
西川知事は、もんじゅの十四年ぶりの運転再開を前にした二〇一〇年四月の関連協で、北陸新幹線の県内延伸決定などを地域振興として要望した。今回はもんじゅが廃炉になるかもしれない状況。福井県が望む「もんじゅの活用」イメージが固まらなければ、拠点化計画以外の新たな地域振興の議論も進められない。もんじゅの活用と地域振興。次の協議会までに、県内で二つの議論がなされる可能性がある。
(中崎裕、尾嶋隆宏)
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