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http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=59445
茨城県産食品を確認、「抜け穴対策」へ
2016-12-12
納豆の盲点
日本から輸入された納豆に入れられた醤油が、台湾が輸入を禁じている茨城県で生産された食品だったことがわかった。2社が輸入した2種類の納豆で確認されている。(写真:CNA)
輸入を禁じている日本の食品が台湾に入っていたことがわかり、衛生福利部が「抜け穴対策」を講じるもよう。日本での東日本大震災に伴う原発事故で、台湾は福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県で生産された食品の輸入を禁じている。しかし、衛生福利部食品薬物管理署はこのほど、牛丼チェーン店や百貨店、量販店などで売られている納豆についている醤油が茨城県で生産されたものだったことを発見した。
納豆自体の生産地は神奈川県と表示されていたが、中に入れられた醤油の袋には茨城県で作られたものであることが記されていた。この醤油から放射能は検出されていないものの、規定違反であることから2万個あまりが商品棚から下ろされた。
衛生福利部の何啓功・次長は12日、国際的な慣例で、製品の外側の包装を対象に確認作業をしており、製品内に入れられたもの、例えば即席ラーメンのスープや具、醤油の袋などは確認していなかったと説明、この「抜け穴」に対する検査を強化できるよう改善を要求し、輸出側にも責任を負わせると述べた。
この商品を台湾で供給した企業は昨年、生産地を偽ったことで台湾元600万元の罰金を科されている。これまでこうした醤油の袋には生産地が記されていなかったが、今回は茨城県と明記されていた。これについてはこの企業も日本の輸出会社に確認をしているということ。
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http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=59498
日本から初輸入の食品に検査義務付け
2016-12-13
ロットごと開封しての検査実施
食品薬物管理署の姜郁美・署長は13日、北部、基隆市にある税関を訪れ、水際検査として日本からの輸入食品の抜き取り検査を実施した。姜・署長は、「初めて台湾に輸入される食品は必ずロットごとに箱を開け、包装を開封しての検査が必要だ。また、標準中国語の表示と日本語の表示及び産地証明が合致しているかも確認しなければならない」と述べた。(写真:CNA)
日本から初めて輸入される食品には必ず検査が実施されることになった。
台湾は日本で起きた東日本大震災に伴う原発事故により、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県の五つの県で生産された食品の輸入を禁じている。しかし、衛生福利部食品薬物管理署はこのほど、牛丼チェーン店などで売られていた神奈川県産の納豆に付いている「たれ」が、茨城県で生産されたものだったことを確認、このため12日より、日本からの輸入食品に対する大規模な調査を展開、水際検査も強化している。
食品薬物管理署の姜郁美・署長は台北市内のデパートでの検査に続き、13日には北部の港湾都市、基隆市にある税関を訪れ、水際検査として日本からの輸入食品の抜き取り検査を実施した。検査では、昆布の調味料の添加物検査、即席ラーメンのスープの照合、そして抹茶の粉には農薬と放射線の検査を行った。
姜・署長は、納豆や即席ラーメンなど、複数の調味料が入った食品については今後、開封して検査する他、13日からは、初めて輸入される日本の食品は必ず検査を行うことを明らかにした。
姜・署長は、「初めて台湾に輸入される食品は必ずロットごとに箱を開け、包装を開封しての検査が必要だ。また、標準中国語の表示と日本語の表示及び産地証明が合致しているかも確認しなければならない」と述べた。姜・署長はそして、日本の食品を輸入する業者に対し、5つの県の食品は輸入禁止であること、そして発見した場合は売り場から撤去して廃棄処分とするよう要求することを、重ねて強調した。
姜・署長はまた、食品薬物管理署と全国22の自治体の調査人員が全国の小売店で調査中で、三日以内に全ての日本の食品への調査を終え、その結果を公表すると説明した。
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