大きな金額をアドバルーンして、なんとか国庫から、すなわち血税から
カネを流し込もうとする。　その際、フクイチの現状と展望には触れない。
また、テレビでも報道させないから、時には女子高生を現場に行かせたりする
輩もいる。　選挙民はたいていテレビしか情報源としないから、この大きな金額に
驚くも、なんとか頑張って目途をつけてくれたのねと勝手に安心する。

寄せては返す波のように、次の１０兆、２０兆加算されたアドバルーンが
数年後にまた挙がる。

もう一つ、更に重要な命題が、もんじゅ廃炉後の新規増殖炉研究。
一切、技術的裏付けがなくても、続ける、続けると、言い続けなければならない。

増殖炉と再処理工場をやめますといったその瞬間に、電力会社の所有なる
使用積み核燃料は、炉内にあるもの、原発のプールにあるもの、六ケ所に
運ばれたもの、再処理のため英仏へ委託されたもの、全て、資産の部から
負債の部へ付け替えることになる。

沖縄電力以外は、盗電は当然のこと、すべての電力会社は、債務超過の、
ゾンビ企業と化してしまう。　だから、むにゃむにゃプイプイ、増殖炉、
再処理ガラス固化の研究は、むにゃむにゃプイプイ、と時間稼ぎに、続けますよ。