高速増殖炉と言えば、冷却材に使われているのが、危険なことで知られる金属ナトリウム。これの鉄道輸送が以前行なわれていたので、貨車を紹介します。 国鉄タキ17600形貨車 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E3%82%BF%E3%82%AD17600%E5%BD%A2%E8%B2%A8%E8%BB%8A ★1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、燃(禁水)44(燃焼性の物質、水と反応する物質、可燃性固体、禁水指定のもの)が標記された。 ●写真が掲載されていますが、これは名古屋臨海鉄道の名古屋南港駅でしょう。今はコンテナ取扱駅になっているそうですが、当方が鉄道貨物輸送に従事していた頃は、化成品取扱駅でした。 タキ17600形貨車については、次のような記述もあります。 SY1698の日記 2011-05-10 http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20110510 (一部、転載します。) ■[てつ]「浜岡原発」と「もんじゅ」と「鐵」の三題噺。 23:00 「浜岡原発」と「もんじゅ」と「鐵」の三題噺。を含むブックマーク CommentsAdd Star http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/05/post_dfac.html http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link230-08d.html 浜岡原発ができた理由については、ネットゲリラさんが書いているが、結局のところ人口希薄地帯(射場の成れの果て)だから。中部電力の営業範囲で原発を作るとしたら、そこ以外にないのは事実だけど。しかし、よくあのサイトを見つけてきたな。 http://8.pro.tok2.com/~shimpei/0001/122_pfc-special2/pfs083_taki17603.htm 「もんじゅ」といえば、冷却材の「金属ナトリウム」。これを輸送するためのタンク車があったのはご存知だろうか。この型式は「日本ポリウレタン工業」所有のものが知られていたが、MDI/TDI輸送に転用されていた。*1登場してわずか数年でお役御免となるケースは珍しい。*2 「もんじゅ」の前に作られた「常陽」建設時期と、タキ17600の落成時期を見ると妙な符合が存在する。なおかつ、1979年に一部車輌を他社に売却したこと、あと2006年に日本曹達自身が金属ナトリウムの製造を中止した事実など、これらの高速増殖炉との歴史的推移を追うと面白いとは思いますが、だれかや ら な い か*3 *1:車体に小さく臨時専用種別が書かれているのでわかりづらい *2:タキ26100の「アミノカプロラクタム水溶液」→「ラテックス」とか。飼料添加物と聞いた。 *3:収拾が付かなくなるので、自分はやめときますw (転載終了) ●業務上の秘密だったがマニアがバラシタので、書いておきます。輸送ルートは信越本線の二本木〜北陸本線の米原。そこから一旦、名古屋の笠寺に送って、名古屋臨海鉄道を通って再び笠寺に戻り、そのまま西に向かって山陽本線の新南陽まで。 金属ナトリウムがいかに危険か。この動画をご覧ください。 池に金属ナトリウムを投げ込んだら爆発 https://www.youtube.com/watch?v=NKrtfnpJQdE 金属ナトリウムを池に落とす https://www.youtube.com/watch?v=SpoAOzDmndk
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