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放射能まみれの中で作業員が次々に謎の死!!
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2016/09/03 11:18 半歩前へU
東京でやれ、オリンピックだ、インフラ整備だと、はしゃいでいる一方で、東電原発のフクイチ(福島第一)の収束作業は現在も続いている。そして、放射能まみれの中で作業員が次々に謎の死を遂げている。
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そんな中、今年6月13日に亡くなったとされる原発作業員・山岸浩さん(享年50)の妻・光子さんが、怒りの声を上げた。
「主人は、3畳もない犬小屋のような作業員宿舎の個室で誰にも看取られず死んでいった。しかも、具合が悪くなり約1週間前から、その個室で臥せっていたそうです。なぜ、仲間も会社も病院に連れて行ってくれなかったのか。もし気に留めてくれていたら、もっと長生きしていたのではないか。それが悔しくて、今回お話することを決心した」と光子さん。
山岸さんは13日の朝、亡くなっているのを仕事仲間が部屋を訪ねた際に発見された。死亡推定時刻は13日午前0時とされるが、それはベニヤ板1枚ほどの薄い仕切り越しに、死亡推定時刻の30分ほど前まで人の気配がしていたという隣り部屋の作業員の証言から推測されたものだ。
「私が最後に会ったのは5月末に帰京した際。体調が悪い中、無理して浅草までデートしてくれたのが、最後の思い出となりました」
山岸さんは死の約2年2か月前から、東京で福島第一原発の作業員集めに従事。それは、復旧作業の元請けである大手ゼネコンから直請けしている土木系派遣会社を通じてのことだった。
「もともと主人は、この会社の社長のつてで人材斡旋の仕事をしていたんですが、人手不足から社長に口説かれ、自分自身も原発作業員になりました。死の約1年8か月前のことです」。
山岸さんは、電話やメールで現場の様子を語った。「当初は、建屋外の汚染水タンクをフォークリフトで運ぶ作業をしていた。その後、原子炉建屋の中で、かなり放射線量の高い場所の仕事にも携わっていた」。
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放射能まみれの中で作業員が次々に謎の死!! 2
http://79516147.at.webry.info/201609/article_19.html
2016/09/03 11:16 半歩前へU
危険と隣り合わせの仕事だ。「放射線量の関係で20分作業して1時間休むべきところ、実際は作業2時間、休み1時間のサイクルでやらされた。“現場が青白く見えるんだ”と電話してきたこともあった」。
「主人は“肝臓が痛い”などと体調不良を訴えていた。5月末に帰京した際、約20キロもやせ、歩行もままならない状態だった。福島に戻るのを止めたが、“自分は現場責任者だから休んでいられない”と戻った」。
「主人は帰京時、毎日、作業終了時に計る放射能測定結果の紙を束ねて持ち帰っていたが、数値のほとんどがゼロだった。遺体を引き取りに行った息子たちの話では、地元警察で解剖して放射能測定をした数値もゼロと説明を受けた。
いくらなんでも、そんなわけないと、葬儀の場で派遣会社の社長に問い質そうとしたが、不信感を抱いた息子と睨み合いになり、社長は線香の1本も上げず、“休日に亡くなったから労災は下りない!”と言い残して帰ってしまった」。
光子さんから見せてもらった「死体埋火葬許可証」の死因欄には「一類感染症等」と記されたところが消され、「その他」となっていた。
ちなみに、一類感染症とはエボラ出血熱、天然痘、ペストなど感染力や死亡率が極めて高い感染症を指す。光子さんによると、この他にも今回の山岸さんの死亡時の対応に関しては不可解な事実があるという。
「息子たちが警察から宿舎に戻ってくると、すでに主人の部屋は勝手に片づけられ、返してもらえたのは時計と携帯電話ぐらい。主人は几帳面な性格で、給与明細を束にして持っていたはずなんですが、その明細も放射線管理手帳も、戻ってきていません」。
亡くなった作業員の遺族としてみれば、こういった点に不信感を抱き、感情的になるのは当然のことだろう。実際、“隠蔽”とも思われるような事実は常に横行していたと、生前の山岸さんが証言していたという。
「たとえば熱中症で仲間が倒れた際、仲間が倒れた者を大きな布で覆って隠し、作業が中断しないようにしていた。また、救急車やドクターヘリで急病人が搬送されることもあったが、その際、自分が福島第一原発で働いていることは絶対に伏せるように指導されていた。
主人も入社時、福島第一原発で働くことを部外者に口外しないように誓約書を書かされたと、漏らしていた」。 (週刊大衆2016年09月05日号より抜粋)
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