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【 フクシマ・ゴーストタウン探訪記2016 : 写真集 】
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7/24 00:00 星の金貨プロジェクト
大切なものもそうでないものもすべてその場に放り出し、慌てて逃げ出さなければならなかったフクシマの住民たち
福島第一原発の事故直後に発生したパニックの様子がそのまま凍りついた町
ガーディアン 7月15日
カメラマンのケウー・ウィー・ルーンはシェレーナ・Ng、コウジ・ホリの2人の友人とともに2011年3月に発生した福島第一原子力発電所事故の後、捨てられたままになっている富岡、大熊、浪江、双葉の4つの町に入り、その様子を撮影しました。(写真上)
廃墟となった店内で、ガスマスク以外の防護装置はつけずにその場にあった雑誌に目を通す27歳のカメラマン、ケウー・ウィー・ルーン。(写真下・以下同じ)
ルーン氏と2人の友人が訪れた場所はまったく無人のショッピングモール。
その場所の商店の中は2011年の災害発生時そのままであり、避難を命令された150,000人の人々が、いかに慌ただしくその場所を去らなければならなかったかを物語っていました。
2011年3月から完全に手つかずのままの状態の被災地。
東日本大震災の巨大地震と巨大津波の発生、そして引き起こされた福島第一原発の事故は福島県内のいくつもの町や集落を、実質的に永遠に人間が住めない場所にしてしまいました。
慌ただしい避難を強いられた人々は、大切なものもそうでないものもすべてその場に放り出して、住んでいた場所から逃げ出さなければならなくなりました。
棚に並んでいた商品は5年前と同じ場所にそのまま並んでいます。
大熊町では道路が封鎖されているにもかかわらず、信号機規則正しく動作していました。
2011年3月11日、15メートルを超える高さの津波が福島第一原発の敷地内になだれ込みました。このため発電所内の重要な安全装置が機能しなくなり、放射性物質が環境中に放出されてしまいました。
こうしてチェルノブイリ事故以来最悪となる原子力発電所事故が発生したのです。
原子力発電所における重大事故の発生が宣言され、市周辺の市町村で暮らす数十万人の住民が避難しなければならない事態に陥りました。
特に福島第一原発の周囲20キロ圏内は『緊急避難区域』に指定され、人などの立ち入りが厳しく制限されることになったのです。
ルーン氏が撮影した写真には福島第一原発の事故直後に発生したパニックを彷彿とさせる不気味な様子が記録されています。
事故が発生した当日で停止し以後めくられることが無かったカレンダー、衣類乾燥機から取り出される途中に放置された衣類、そして永遠に売れ残ることになった商品…
高濃度の放射線が空間を支配する場所での撮影は、限られた時間内に終らせなければなりませんでした。
中古自動車販売業者の駐車場にも10台近い数の車が『売れ残って』いました。
浪江町には現金やダイヤモンドの指輪などの金銭的価値の高いものも放置されたままになっていました。
道路上に設置された電子掲示板には、その場所の放射線量が4.8mSvから6.5mSvであることが表示されていました。
ルーン氏は次のように語りました。
「私が見たものは、これまで見た中で最も気味の悪い光景のひとつでした。私はいろんな場所に行きましたが、フクシマのような光景を見たのは初めてです。
交通信号はきちんと動作しているのに、周囲にはたった1台の車も走っていません。
私は自分が映画『アイ・アム・レジェンド』の中にいるような錯覚に陥りました。
黙示録後の世界に足を踏み入れたような感覚でした。」
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