http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/177.html
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「福島2号機 溶け落ちた核燃料の大部分 圧力容器の底に」 (東京新聞 2016/7/14)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201607/CK2016071402000137.html
東京電力福島第一原発2号機の原子炉圧力容器内を、物質を透過する性質を持つ素粒子「ミュー粒子」を使った調査で透視した結果、溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の大部分が圧力容器の底に残っているとみられることが関係者への取材で分かった。デブリや周辺の構造物 など原子炉底部に存在する物質の総量は推計で二百トン前後と判明した。
2号機のどこにあるか分からなかったデブリの具体的な位置を特定できたのは初めてで、廃炉で最大の難関であるデブリ取り出しに向け、工法を絞り込 める可能性が出てきた。東電と高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)などが調査と分析を続けており、近く結果を公表する。
調査結果によると、事故当時は運転中で、約百トンの燃料が入っていた炉心部には、核燃料などの高密度の物質がほとんど存在しないとみられる一方、圧力容器の底には大量のデブリが残っていることが確認された。
---------(引用ここまで)----------
えーっ!?とびっくりする内容の発表です。
昨年の透視検査では、核燃料の70-100%が溶融していると東電は発表しました。
「<悲報>福島第一原発2号機でも炉心融解を初確認!ミュー粒子で計5回観測!1号機に続いて、
ほぼ全てが炉心融解!」 (阿修羅・赤かぶ 2015/3/20)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/355.html
「<手遅れ>福島第一原発2号機の核燃料、70%〜100%がメルトダウン!大部分が溶融!
素粒子を使った内部調査で判明!」 (阿修羅・赤かぶ 2015/9/26)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/859.html
それまでの調査と全く異なることを訂正もなしに発表する東電は全く信用ができません。
それを追及しないマスコミもなさけない。
いつまでも行方不明ではまずい、しかし地下深く沈下した事実も発表できないということで、
圧力容器の底に残っていることにしたのでしょう。
そもそも猛烈な放射線を発している燃料が圧力容器に残っていればすぐにわかるはずです。
2012年の調査では2号機の格納容器内で毎時73シーベルトの放射線を検出していますが、
もし大半の燃料が圧力容器に残っていれば、そんな線量ではすまないはずです。
この程度の線量だったのは、溶融燃料がすでに格納容器内には存在しないことを示しています。
東電は、デタラメを発表するのをやめて、溶融燃料がどこまで沈降しているのか、
正直に発表すべきでしょう。
(関連情報)
「すでに2号機燃料は地下800メートルまで沈降か?想像を絶する地下水汚染」 (拙稿 2012/3/23)
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/249.html
「福島第一原発 毎時73シーベルトはロボットすら2時間で破壊する値 (週刊朝日)」
(阿修羅・赤かぶ 2012/4/5)
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/570.html
「東電よ、観念して溶融燃料のメルトアウト・沈下を認めなさい」 (拙稿 2013/7/15)
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/522.html
「放射性蒸気発生器と化した福島第一原発 」 (拙稿 2015/9/7)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/775.html
「1Fライブカメラ 相変わらず地下から大量の放射性水蒸気を放出している 」 (拙稿 2016/6/28)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/110.html
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